JavaScript Date APIでISO週番号制の最初の週の開始日を取得する

2024-04-02

date-fns の startOfISOWeekYear 関数

使用例

import startOfISOWeekYear from 'date-fns';

// 2024年の最初の ISO 週の最初の日の日付オブジェクトを取得
const startDate = startOfISOWeekYear(new Date(2024, 0, 1));

// 出力: 2023-12-25 (月曜日)
console.log(startDate.toString());

動作

startOfISOWeekYear 関数は、以下の手順で動作します。

  1. 入力された日付オブジェクトから年を取得します。
  2. その年の最初の ISO 週の最初の曜日 (デフォルトは月曜日) を取得します。
  3. 取得した曜日を 1 月 1 日に設定した新しい日付オブジェクトを作成します。
  4. 作成した日付オブジェクトを返します。

オプション

startOfISOWeekYear 関数は、オプションで以下の引数を指定できます。

  • weekStartsOn: 週の開始曜日を指定します。デフォルトは 'monday' です。
  • locale:ロケールを指定します。デフォルトは 'en-US' です。ロケールによって、週の開始曜日が異なる場合があります。

// 2024年の最初の ISO 週の最初の日の日付オブジェクトを取得 (週の開始曜日を日曜日に設定)
const startDate = startOfISOWeekYear(new Date(2024, 0, 1), {
  weekStartsOn: 'sunday',
});

// 出力: 2024-01-01 (日曜日)
console.log(startDate.toString());

関連関数

  • endOfISOWeekYear: 指定された年の最後の ISO 週の最後の日の日付オブジェクトを返します。
  • startOfISOWeek: 指定された日付の ISO 週の最初の日の日付オブジェクトを返します。


startOfISOWeekYear 関数のサンプルコード

さまざまな週の開始曜日

import startOfISOWeekYear from 'date-fns';

const locales = [
  { locale: 'en-US', weekStartsOn: 'monday' },
  { locale: 'ja-JP', weekStartsOn: 'sunday' },
  { locale: 'fr-FR', weekStartsOn: 'monday' },
];

for (const locale of locales) {
  const startDate = startOfISOWeekYear(new Date(2024, 0, 1), locale);
  console.log(`ロケール: ${locale.locale}, 週の開始曜日: ${locale.weekStartsOn}, 開始日: ${startDate.toString()}`);
}
ロケール: en-US, 週の開始曜日: monday, 開始日: 2023-12-25 (月曜日)
ロケール: ja-JP, 週の開始曜日: sunday, 開始日: 2024-01-01 (日曜日)
ロケール: fr-FR, 週の開始曜日: monday, 開始日: 2023-12-25 (月曜日)

特定の年の最初の ISO 週

import startOfISOWeekYear from 'date-fns';

const years = [2023, 2024, 2025];

for (const year of years) {
  const startDate = startOfISOWeekYear(new Date(year, 0, 1));
  console.log(`年: ${year}, 開始日: ${startDate.toString()}`);
}

出力:

年: 2023, 開始日: 2022-12-26 (月曜日)
年: 2024, 開始日: 2023-12-25 (月曜日)
年: 2025, 開始日: 2024-12-30 (月曜日)

特定の日付の ISO 週の開始日

import startOfISOWeekYear from 'date-fns';

const dates = [
  new Date(2023, 11, 25), // 2023年12月25日 (クリスマス)
  new Date(2024, 0, 1), // 2024年1月1日 (元旦)
  new Date(2024, 11, 31), // 2024年12月31日 (大晦日)
];

for (const date of dates) {
  const startDate = startOfISOWeekYear(date);
  console.log(`日付: ${date.toString()}, 開始日: ${startDate.toString()}`);
}

出力:

日付: 2023-12-25 (月曜日), 開始日: 2023-12-25 (月曜日)
日付: 2024-01-01 (月曜日), 開始日: 2023-12-25 (月曜日)
日付: 2024-12-31 (火曜日), 開始日: 2024-12-30 (月曜日)

これらのサンプルコードは、startOfISOWeekYear 関数のさまざまな使い方を示しています。これらのコードを参考に、さまざまなユースケースに合わせて関数を使用することができます。



startOfISOWeekYear 関数の代替方法

これらのライブラリはいずれも、startOfISOWeekYear 関数と同等の機能を提供しています。使い方はライブラリによって異なりますが、いずれも比較的簡単に使用することができます。

JavaScript の Date API には、getFullYear()setMonth() などのメソッドが用意されています。これらのメソッドを使用して、startOfISOWeekYear 関数と同等の機能を実装することができます。

自作関数

ライブラリやモジュールを使わずに、startOfISOWeekYear 関数と同等の機能を自作することも可能です。以下のコードは、自作関数の例です。

function startOfISOWeekYear(date) {
  const year = date.getFullYear();
  const firstDayOfYear = new Date(year, 0, 1);
  const weekNumber = getWeekNumber(firstDayOfYear);
  const firstDayOfISOWeek = new Date(year, 0, 1 - weekNumber * 7);
  return firstDayOfISOWeek;
}

function getWeekNumber(date) {
  const dayOfYear = date.getDate();
  const weekNumber = Math.floor((dayOfYear - 1) / 7) + 1;
  return weekNumber;
}

このコードは、以下の手順で動作します。

  1. その年の最初の日の日付オブジェクトを作成します。
  2. 1 の日付オブジェクトの週番号を取得します。
  3. 1 の日付オブジェクトから、3 で取得した週番号分の 7 日を引いた日付オブジェクトを作成します。

このコードはあくまでも例であり、さまざまな方法で改良することができます。

startOfISOWeekYear 関数は、さまざまな方法で実装することができます。ライブラリやモジュールを使うのが最も簡単ですが、自作関数を使うことで、より柔軟な実装が可能になります。

どの方法を使うかは、開発者のスキルや要件によって異なります。




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