Django Paginator.get_elided_page_range() のサンプルコード
DjangoのPaginator.get_elided_page_range()解説
django.core.paginator.Paginator.get_elided_page_range()
は、DjangoのPaginatorクラスで提供されるメソッドで、ページネーション処理において省略記号 "..." を用いてページ番号を表示する機能を提供します。これは、ページ数が多くなった場合に、すべてのページ番号を表示するのではなく、必要なページ番号のみを表示することで、ページネーションバーをよりコンパクトに表示することができます。
動作
get_elided_page_range()
は、以下のパラメータを受け取ります。
number
: 現在のページ番号on_each_side
: 現在のページ番号の前後に表示するページ数on_ends
: 最初と最後のページの両端から表示するページ数
これらのパラメータに基づいて、get_elided_page_range()
は、以下の規則でページ番号のリストを返します。
- 現在のページ番号が最初のページまたは最後のページの場合は、すべてのページ番号を表示します。
- 現在のページ番号が最初のページまたは最後のページから
on_ends
個以内の場合は、最初のページまたは最後のページからon_ends + 1
個のページ番号を表示します。 - それ以外の場合は、以下の規則でページ番号を表示します。
- 最初のページ番号
...
- 現在のページ番号の前後
on_each_side
個のページ番号
例
以下の例では、Paginator
クラスを使用して、100個のオブジェクトを10個ずつ表示するページネーション処理を行っています。
from django.core.paginator import Paginator
objects = list(range(100))
paginator = Paginator(objects, 10)
# 現在のページ番号が1の場合
page_range = paginator.get_elided_page_range(number=1)
print(page_range) # [1, 2, 3, 4, 5, ..., 98, 99, 100]
# 現在のページ番号が50の場合
page_range = paginator.get_elided_page_range(number=50)
print(page_range) # [1, ..., 47, 48, 49, 50, 51, 52, ..., 98, 99, 100]
# 現在のページ番号が100の場合
page_range = paginator.get_elided_page_range(number=100)
print(page_range) # [1, 2, 3, ..., 96, 97, 98, 99, 100]
テンプレートでの使用
get_elided_page_range()
で返されるリストは、テンプレートでループ処理して、ページ番号を表示することができます。
{% for page_number in paginator.get_elided_page_range(number=request.GET.get('page')) %}
<a href="?page={{ page_number }}">{{ page_number }}</a>
{% endfor %}
Paginator.get_elided_page_range()
は、ページネーション処理において省略記号 "..." を用いてページ番号を表示する機能を提供します。これは、ページ数が多くなった場合に、すべてのページ番号を表示するのではなく、必要なページ番号のみを表示することで、ページネーションバーをよりコンパクトに表示することができます。
Paginator.get_elided_page_range() のサンプルコード
基本的な使用例
from django.core.paginator import Paginator
objects = list(range(100))
paginator = Paginator(objects, 10)
# 現在のページ番号
page_number = 1
# ページ番号のリストを取得
page_range = paginator.get_elided_page_range(number=page_number)
# ページ番号を表示
for page in page_range:
print(page)
前後のページ数を調整
from django.core.paginator import Paginator
objects = list(range(100))
paginator = Paginator(objects, 10)
# 現在のページ番号
page_number = 50
# 前後のページ数を調整
page_range = paginator.get_elided_page_range(number=page_number, on_each_side=2)
# ページ番号を表示
for page in page_range:
print(page)
最初と最後のページの両端から表示
from django.core.paginator import Paginator
objects = list(range(100))
paginator = Paginator(objects, 10)
# 現在のページ番号
page_number = 50
# 最初と最後のページの両端から表示
page_range = paginator.get_elided_page_range(number=page_number, on_ends=3)
# ページ番号を表示
for page in page_range:
print(page)
テンプレートでの使用
{% for page_number in paginator.get_elided_page_range(number=request.GET.get('page')) %}
<a href="?page={{ page_number }}">{{ page_number }}</a>
{% endfor %}
get_elided_page_range()
は、省略記号 "..." を用いてページ番号を表示する機能を提供します。- ページ数が多くなった場合に、すべてのページ番号を表示するのではなく、必要なページ番号のみを表示することで、ページネーションバーをよりコンパクトに表示することができます。
get_elided_page_range()
のパラメータを調整することで、表示されるページ番号の範囲をカスタマイズすることができます。
Paginator.get_elided_page_range() 以外の方法
自作の関数を使用する
def get_elided_page_range(paginator, number, on_each_side=2, on_ends=3):
"""
省略記号 "..." を用いてページ番号を表示する関数
Args:
paginator: Paginator オブジェクト
number: 現在のページ番号
on_each_side: 現在のページ番号の前後に表示するページ数
on_ends: 最初と最後のページの両端から表示するページ数
Returns:
ページ番号のリスト
"""
page_range = []
# 最初のページ
if number <= on_ends + on_each_side:
page_range.extend(paginator.page_range[:on_ends + 1])
# 中間のページ
elif number > on_ends + on_each_side and number < paginator.num_pages - on_ends - on_each_side:
page_range.extend([1])
page_range.extend(["..."]
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