django.core.validators.validate_slug 関数徹底解説

2024-04-06

Djangoの「django.core.validators.validate_slug」の解説

django.core.validators.validate_slugは、Djangoフレームワークで使用される関数で、スラッグが有効かどうかを検証します。スラッグとは、URLやファイル名などに使われる、短く分かりやすい文字列です。

機能

validate_slugは以下の条件を満たすかを検証します。

  • 英数字、ハイフン、アンダースコアのみで構成されている
  • 空白文字を含まない
  • ハイフンで始まっていない
  • 予約語 (admin) を使用していない

使い方

validate_slugは以下の方法で使用できます。

  • モデルフィールド
from django.db import models

class MyModel(models.Model):
    slug = models.SlugField(validators=[validate_slug])
  • フォームフィールド
from django import forms

class MyForm(forms.Form):
    slug = forms.CharField(validators=[validate_slug])
  • 直接呼び出し
from django.core.validators import validate_slug

try:
    validate_slug("my-slug")
except ValidationError as e:
    # エラー処理

エラーメッセージ

validate_slugがエラーを検出した場合、以下のメッセージが表示されます。

Enter a valid “slug” consisting of letters, numbers, underscores or hyphens.
  • 空白文字を含む
This value may not contain spaces.
This value may not start with an underscore.
  • 予約語を使用している
This value is reserved.

補足

  • validate_slugは、デフォルトでASCII文字のみを許可します。Unicode文字を許可するには、allow_unicode引数をTrueに設定する必要があります。
  • validate_slugは、django.core.validators.slug_reという正規表現を使用しています。この正規表現を変更することで、独自の検証ルールを設定できます。

改善点

  • 冒頭で「Django」と「django.core」を区別するために、それぞれに二重引用符を追加しました。
  • 箇条書きの項目に「予約語 (admin) を使用していない」を追加しました。
  • コード例にコメントを追加しました。
  • 参考資料に「SlugField」のドキュメントを追加しました。
  • ご質問やご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。


Djangoのvalidate_slug関数を使ったサンプルコード

モデルフィールド

from django.db import models

class MyModel(models.Model):
    slug = models.SlugField(validators=[validate_slug])

# 例:有効なスラッグ
model = MyModel(slug="my-slug")
model.save()

# 例:無効なスラッグ
try:
    model = MyModel(slug="my slug")
    model.save()
except ValidationError as e:
    print(e.messages)

フォームフィールド

from django import forms

class MyForm(forms.Form):
    slug = forms.CharField(validators=[validate_slug])

# 例:有効なスラッグ
form = MyForm(data={"slug": "my-slug"})
form.is_valid()

# 例:無効なスラッグ
form = MyForm(data={"slug": "my slug"})
form.is_valid()
print(form.errors)

直接呼び出し

from django.core.validators import validate_slug

# 例:有効なスラッグ
try:
    validate_slug("my-slug")
except ValidationError as e:
    print(e.messages)

# 例:無効なスラッグ
try:
    validate_slug("my slug")
except ValidationError as e:
    print(e.messages)

Unicode文字の許可

from django.core.validators import validate_slug

# Unicode文字を許可
validate_slug("こんにちは", allow_unicode=True)

正規表現の変更

from django.core.validators import RegexValidator

# 英数字、ハイフン、アンダースコア、およびスペースのみを許可する正規表現
custom_slug_validator = RegexValidator(
    regex=r'^[a-zA-Z0-9-_ ]+$',
    message="This value may contain only letters, numbers, underscores, and spaces.",
)

# カスタムバリデーションを使用
validate_slug("my slug", validators=[custom_slug_validator])


Djangoでスラッグを検証する他の方法

カスタムバリデーション

models.Modelクラスのvalidators属性に、カスタムバリデーション関数を指定することができます。

from django.db import models

class MyModel(models.Model):
    slug = models.SlugField(validators=[
        validate_slug,
        my_custom_validator,
    ])

def my_custom_validator(value):
    # カスタムロジック
    if value == "invalid":
        raise ValidationError("This value is invalid.")

クリーンメソッド

models.Modelクラスのclean_fieldsメソッドをオーバーライドして、スラッグを検証することができます。

from django.db import models

class MyModel(models.Model):
    slug = models.SlugField()

    def clean_fields(self, exclude=None):
        super().clean_fields(exclude=exclude)

        # スラッグの検証
        if self.slug == "invalid":
            raise ValidationError("This value is invalid.")

シグナル

pre_saveシグナルをハンドラして、スラッグを検証することができます。

from django.db.models.signals import pre_save
from django.dispatch import receiver

@receiver(pre_save, sender=MyModel)
def validate_slug(sender, instance, **kwargs):
    # スラッグの検証
    if instance.slug == "invalid":
        raise ValidationError("This value is invalid.")

これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。

  • カスタムバリデーション: 最も柔軟な方法ですが、コード量が増えます。
  • クリーンメソッド: コード量が少なく済みますが、他のフィールドの検証と混ざる可能性があります。
  • シグナル: コード量が少なく、他のフィールドの検証と混ざらないようにできますが、シグナルの仕組みを理解する必要があります。



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