PHP mb_ereg でマルチバイト文字列処理をマスターしよう!

2024-04-06

PHP エンコーディング mb_ereg プログラミング解説

mb_ereg の特徴

  • マルチバイト文字列に対応
  • Perl 互換の正規表現を使用可能
  • 大文字・小文字の区別、部分一致、置換など、豊富な機能

mb_ereg の使い方

<?php

// エンコーディングを指定
mb_regex_encoding('UTF-8');

// パターンと文字列を定義
$pattern = '/^[a-zA-Z0-9]+$/';
$string = 'こんにちは、世界!';

// mb_ereg で一致をチェック
if (mb_ereg($pattern, $string)) {
  echo 'パターンに一致しました';
} else {
  echo 'パターンに一致しませんでした';
}

?>

mb_ereg のオプション

  • i: 大文字・小文字を区別しない
  • m: マルチラインモード
  • s: ドット(.)が改行を含む
  • x: 空白文字を無視

mb_ereg の注意点

  • 使用する前に mb_regex_encoding() でエンコーディングを指定する必要があります。
  • 正規表現は Perl 互換の形式を使用します。

mb_ereg 関連関数

  • mb_eregi: 大文字・小文字を区別しない
  • mb_ereg_match: パターンが最初に一致する位置を取得
  • mb_ereg_replace: パターンを置換
  • mb_ereg_search: パターンをすべて検索

エンコーディングと mb_ereg

mb_ereg はマルチバイト文字列を扱うため、使用するエンコーディングを意識する必要があります。エンコーディングが異なると、処理結果が異なったり、エラーが発生したりする可能性があります。

mb_ereg を使う際のエンコーディング設定

  • 使用するエンコーディングを mb_regex_encoding() で指定
  • ソースコードファイルのエンコーディングを指定
  • データベースのエンコーディングを指定

mb_ereg は、マルチバイト文字を含む文字列処理に便利な関数です。エンコーディング設定に注意しながら、多言語環境での開発に活用しましょう。



mb_ereg サンプルコード

<?php

// エンコーディングを指定
mb_regex_encoding('UTF-8');

// パターンと文字列を定義
$pattern = '/^[a-zA-Z0-9]+$/';
$string = 'こんにちは、世界!';

// mb_ereg で一致をチェック
if (mb_ereg($pattern, $string)) {
  echo 'パターンに一致しました';
} else {
  echo 'パターンに一致しませんでした';
}

?>

大文字・小文字を区別しない検索

<?php

// エンコーディングを指定
mb_regex_encoding('UTF-8');

// パターンと文字列を定義
$pattern = '/^[a-zA-Z0-9]+$/i';
$string = 'こんにちは、世界!';

// mb_eregi で一致をチェック
if (mb_eregi($pattern, $string)) {
  echo 'パターンに一致しました';
} else {
  echo 'パターンに一致しませんでした';
}

?>

部分一致

<?php

// エンコーディングを指定
mb_regex_encoding('UTF-8');

// パターンと文字列を定義
$pattern = '/世界/';
$string = 'こんにちは、世界!';

// mb_ereg で部分一致をチェック
if (mb_ereg($pattern, $string)) {
  echo 'パターンに一致しました';
} else {
  echo 'パターンに一致しませんでした';
}

?>

置換

<?php

// エンコーディングを指定
mb_regex_encoding('UTF-8');

// パターンと文字列を定義
$pattern = '/世界/';
$replacement = 'ワールド';
$string = 'こんにちは、世界!';

// mb_ereg_replace で置換
$new_string = mb_ereg_replace($pattern, $replacement, $string);

echo $new_string; // 出力: こんにちは、ワールド!

?>

パターンが最初に一致する位置を取得

<?php

// エンコーディングを指定
mb_regex_encoding('UTF-8');

// パターンと文字列を定義
$pattern = '/世界/';
$string = 'こんにちは、世界!';

// mb_ereg_match で最初の一致位置を取得
$pos = mb_ereg_match($pattern, $string);

if ($pos !== false) {
  echo 'パターンが最初に一致する位置: ' . $pos;
} else {
  echo 'パターンは見つかりませんでした';
}

?>

パターンをすべて検索

<?php

// エンコーディングを指定
mb_regex_encoding('UTF-8');

// パターンと文字列を定義
$pattern = '/世界/';
$string = 'こんにちは、世界!世界は広いですね';

// mb_ereg_search でパターンをすべて検索
$matches = mb_ereg_search($pattern, $string);

foreach ($matches as $match) {
  echo 'パターンが見つかった位置: ' . $match . "\n";
}

?>

マルチラインモード

<?php

// エンコーディングを指定
mb_regex_encoding('UTF-8');

// パターンと文字列を定義
$pattern = '/^こんにちは.*世界!$/m';
$string = "こんにちは、\n世界!";

// mb_ereg で一致をチェック
if (mb_ereg($pattern, $string)) {
  echo 'パターンに一致しました';
} else {
  echo 'パターンに一致しませんでした';
}

?>


mb_ereg 以外のマルチバイト文字列処理方法

mb_strpos / mb_strrpos は、マルチバイト文字列内の部分文字列の位置を取得する関数です。

<?php

// エンコーディングを指定
mb_regex_encoding('UTF-8');

// 部分文字列と文字列を定義
$needle = '世界';
$haystack = 'こんにちは、世界!';

// mb_strpos で部分文字列の位置を取得
$pos = mb_strpos($haystack, $needle);

if ($pos !== false) {
  echo '部分文字列が見つかった位置: ' . $pos;
} else {
  echo '部分文字列は見つかりませんでした';
}

?>

mb_substr は、マルチバイト文字列の一部を切り出す関数です。

<?php

// エンコーディングを指定
mb_regex_encoding('UTF-8');

// 文字列を定義
$string = 'こんにちは、世界!';

// mb_substr で一部分を切り出す
$substring = mb_substr($string, 0, 5);

echo $substring; // 出力: こんにちは、

?>

preg_match / preg_replace は、Perl 互換の正規表現を使用して、文字列処理を行う関数です。mb_ereg と同様に、マルチバイト文字列にも対応しています。

<?php

// エンコーディングを指定
mb_regex_encoding('UTF-8');

// パターンと文字列を定義
$pattern = '/世界/';
$replacement = 'ワールド';
$string = 'こんにちは、世界!';

// preg_replace で置換
$new_string = preg_replace($pattern, $replacement, $string);

echo $new_string; // 出力: こんにちは、ワールド!

?>

iconv は、文字エンコーディング変換を行う関数です。マルチバイト文字列処理を行う前に、エンコーディングを統一する必要がある場合に役立ちます。


// 文字列をUTF-8に変換
$string = iconv('SJIS', 'UTF-8', 'こんにちは、世界!');

// mb_ereg で処理
...

?>



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