【初心者向け】PHP nl2br関数:改行文字をHTMLタグに変換してWebページに表示

2024-04-02

PHPのnl2br関数:改行文字をHTMLの改行タグに変換する方法

nl2br関数は、PHPの文字列処理関数の一つです。この関数は、文字列中の改行文字 (\n) をHTMLの改行タグ (<br>) に変換します。これは、テキストエリアに入力された内容をそのままWebページに表示する場合などに役立ちます。

使い方

nl2br関数の使い方は非常に簡単です。以下の例のように、変換したい文字列をnl2br関数に渡すだけです。

$str = "これは改行を含む文字列です。\n\nこれは次の行です。";

$html = nl2br($str);

echo $html;

このコードは、以下のHTMLを出力します。

これは改行を含む文字列です。<br>
<br>
これは次の行です。

オプション

nl2br関数には、オプションとしてis_xhtmlパラメータを渡すことができます。このパラメータは、XHTML互換の改行タグを出力するかどうかを指定します。

  • is_xhtml = TRUE (デフォルト): XHTML互換の改行タグ <br /> を出力します。
  • is_xhtml = FALSE: 非XHTML互換の改行タグ <br> を出力します。

以下の例は、is_xhtmlパラメータをFALSEに設定して、非XHTML互換の改行タグを出力するコードです。

$str = "これは改行を含む文字列です。\n\nこれは次の行です。";

$html = nl2br($str, FALSE);

echo $html;

このコードは、以下のHTMLを出力します。

これは改行を含む文字列です。<br>
<br>
これは次の行です。

注意点

nl2br関数は、改行文字 (\n) をHTMLの改行タグ (<br>) に変換するだけです。他の種類の改行文字 (例: \r) は変換されません。

また、nl2br関数は、文字列内のすべての改行文字を変換します。そのため、意図的に改行を保持したい場合は、nl2br関数を使用する前に文字列を処理する必要があります。

応用例

nl2br関数は、以下のような場面で役立ちます。

  • テキストエリアに入力された内容をそのままWebページに表示する
  • メール本文に改行を挿入する
  • コメント欄の内容を整形する


PHP nl2br サンプルコード

基本的な使い方

$str = "これは改行を含む文字列です。

これは次の行です。";

$html = nl2br($str);

echo $html;
これは改行を含む文字列です。<br>
<br>
これは次の行です。

XHTML互換の改行タグを出力

$str = "これは改行を含む文字列です。

これは次の行です。";

$html = nl2br($str, TRUE);

echo $html;

出力:

これは改行を含む文字列です。<br />
<br />
これは次の行です。

特定の文字列のみを改行タグに変換

$str = "これは改行を含む文字列です。
> これは引用です。

これは次の行です。";

$html = preg_replace("/\r?\n/", "<br />", $str);

echo $html;

出力:

これは改行を含む文字列です。<br />
> これは引用です。

これは次の行です。

テキストエリアの内容をそのままWebページに表示

$str = $_POST['text'];

$html = nl2br($str);

echo $html;

HTML

<form method="post">
<textarea name="text"></textarea>
<input type="submit" value="送信">
</form>

メール本文に改行を挿入

$message = "本文

改行を挿入

次の行";

$headers = "From: [email protected]\r\n";
$headers .= "To: [email protected]\r\n";
$headers .= "MIME-Version: 1.0\r\n";
$headers .= "Content-Type: text/plain; charset=UTF-8\r\n";

mail('[email protected]', '件名', $message, $headers);

上記コードは、送信前に$messageの内容をnl2br関数で処理する必要があります。

nl2br関数は、改行文字をHTMLの改行タグに変換する便利な関数です。さまざまな場面で活用できますので、ぜひ覚えておいてください。



PHPで改行を扱うその他の方法

str_replace関数を使って、改行文字 (\n) をHTMLの改行タグ (<br>) に置き換えることができます。

$str = "これは改行を含む文字列です。

これは次の行です。";

$html = str_replace("\n", "<br>", $str);

echo $html;

出力:

これは改行を含む文字列です。<br>
<br>
これは次の行です。

preg_replace関数を使って、改行文字 (\r?\n) をHTMLの改行タグ (<br />) に置き換えることができます。

$str = "これは改行を含む文字列です。
> これは引用です。

これは次の行です。";

$html = preg_replace("/\r?\n/", "<br />", $str);

echo $html;

出力:

これは改行を含む文字列です。<br />
> これは引用です。

これは次の行です。

heredocを使って、HTMLコードをそのまま記述することができます。

$html = <<<HTML
これは改行を含む文字列です。<br>
<br>
これは次の行です。
HTML;

echo $html;

出力:

これは改行を含む文字列です。<br>
<br>
これは次の行です。

nl2br関数の代替関数として、以下のようなものがあります。

  • nl_to_br関数: 改行文字 (\n) をHTMLの改行タグ (<br>) に変換します。
  • auto_typography関数: 改行文字 (\n) をHTMLの改行タグ (<br>) に変換し、さらに typographic features を適用します。

これらの関数は、nl2br関数とほぼ同じように使用できます。

nl2br関数以外にも、PHPで改行を扱う方法はいくつかあります。それぞれの方法の特徴を理解して、状況に応じて使い分けてください。




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