substr関数でできること:文字列を切り出す・置換する・分割する
PHPのsubstr関数:文字列操作の基本
substr
関数は、PHPで文字列の一部を切り出すための最も基本的な関数です。初心者でも比較的理解しやすい関数ですが、いくつかの注意点も存在します。
使い方
substr
関数は、以下の形式で呼び出します。
substr(string, start, length)
string
: 操作対象の文字列start
: 切り出す開始位置length
: 切り出す文字数
例
$str = "Hello, World!";
// 先頭から5文字を切り出す
$substr1 = substr($str, 0, 5); // "Hello"
// 6文字目から10文字を切り出す
$substr2 = substr($str, 6, 10); // "World!"
// 末尾から5文字を切り出す
$substr3 = substr($str, -5); // "World!"
注意点
start
は、文字列の先頭からの位置を表します。負の値を指定すると、末尾からの位置を表します。length
は、切り出す文字数を表します。省略すると、start
から文字列の末尾まで切り出されます。length
が負の値の場合、start
からlength
文字分を除いた部分が残されます。
関連関数
mb_substr
: マルチバイト文字列に対応した関数str_slice
: 負のインデックスに対応した関数
応用例
- 文字列の頭・末尾の不要な空白を除去する
- 文字列の一部を置換する
- 文字列を分割する
substr
関数は、PHPで文字列操作を行う上で非常に重要な関数です。使い方を理解すれば、様々な文字列処理を行うことができます。
substr関数:サンプルコード
$str = "Hello, World!";
// 先頭から5文字を切り出す
$substr = substr($str, 0, 5);
echo $substr; // 出力: "Hello"
文字列の末尾から指定文字数分を切り出す
$str = "Hello, World!";
// 末尾から5文字を切り出す
$substr = substr($str, -5);
echo $substr; // 出力: "World!"
指定位置から指定文字数分を切り出す
$str = "Hello, World!";
// 6文字目から10文字を切り出す
$substr = substr($str, 6, 10);
echo $substr; // 出力: "World!"
負のインデックスを使用する
$str = "Hello, World!";
// 10文字目から末尾までを切り出す
$substr = substr($str, -10);
echo $substr; // 出力: "World!"
文字列を分割する
$str = "This is a string.";
// 空白文字で分割
$parts = substr_split($str, " ");
print_r($parts); // 出力: Array ( [0] => "This" [1] => "is" [2] => "a" [3] => "string." )
文字列の頭・末尾の空白を除去する
$str = " This is a string. ";
// trim() を使用
$trimmed = trim($str);
echo $trimmed; // 出力: "This is a string."
// substr() を使用
$trimmed = substr($str, 1, -1);
echo $trimmed; // 出力: "This is a string."
文字列の一部を置換する
$str = "Hello, World!";
// "World!" を "Universe!" に置換
$replaced = substr_replace($str, "Universe!", 7);
echo $replaced; // 出力: "Hello, Universe!"
マルチバイト文字列に対応する
$str = "こんにちは、世界!";
// mb_substr() を使用
$substr = mb_substr($str, 0, 5);
echo $substr; // 出力: "こんにちは"
正規表現を使用する
$str = "This is a string.";
// 最初の空白文字までの部分を取得
$substr = preg_match("/^([^ ]*)/", $str, $matches);
echo $matches[1]; // 出力: "This"
これらのサンプルコードは、substr
関数の基本的な使い方を理解するのに役立ちます。
文字列を切り出す他の方法
mb_substr
関数は、マルチバイト文字列に対応した関数です。substr
関数と同様に、開始位置と切り出す文字数を指定して文字列を切り出すことができます。
$str = "こんにちは、世界!";
// mb_substr() を使用
$substr = mb_substr($str, 0, 5);
echo $substr; // 出力: "こんにちは"
str_slice
関数は、負のインデックスに対応した関数です。substr
関数と同様に、開始位置と切り出す文字数を指定して文字列を切り出すことができます。
$str = "Hello, World!";
// str_slice() を使用
$substr = str_slice($str, -5);
echo $substr; // 出力: "World!"
explode
関数は、文字列を指定された区切り文字で分割する関数です。分割された文字列は、配列として返されます。
$str = "This is a string.";
// 空白文字で分割
$parts = explode(" ", $str);
print_r($parts); // 出力: Array ( [0] => "This" [1] => "is" [2] => "a" [3] => "string." )
preg_match
関数は、正規表現を使用して文字列を切り出すことができます。
$str = "This is a string.";
// 最初の空白文字までの部分を取得
$substr = preg_match("/^([^ ]*)/", $str, $matches);
echo $matches[1]; // 出力: "This"
その他の関数
strtok
: 文字列をトークンに分割するchop
: 文字列の末尾から指定された文字を除去するltrim
: 文字列の左側
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