SQLite MATCH プログラミングとは?

2024-04-02

SQLite MATCH プログラミング解説

目次

  1. MATCH プログラミングとは?
  2. MATCH プログラミングの制限事項
  3. まとめ

MATCH プログラミングとは?

SQLite MATCH プログラミングは、SQL SELECT 文で使用される機能です。WHERE 句に MATCH プログラミングを記述することで、検索条件に合致するレコードを抽出できます。

MATCH プログラミングの種類

SQLite MATCH プログラミングには、以下の2種類があります。

  • LIKE 演算子: ワイルドカード文字を使用して、部分一致や前方一致などの検索を行うことができます。
  • REGEXP 演算子: 正規表現を使用して、より複雑なパターンマッチングを行うことができます。

MATCH プログラミングの使用例

1 LIKE 演算子

以下の例では、LIKE 演算子を使用して、名前が "A%" で始まるレコードを抽出しています。

SELECT * FROM users WHERE name LIKE 'A%';

以下の例では、ESCAPE 句を使用して、ワイルドカード文字 '%' の特殊な意味を無効化しています。

SELECT * FROM users WHERE name LIKE '%a%b%' ESCAPE '\';

2 REGEXP 演算子

以下の例では、REGEXP 演算子を使用して、数字のみを含むレコードを抽出しています。

SELECT * FROM users WHERE name REGEXP '^[0-9]+$';

MATCH プログラミングの制限事項

  • MATCH プログラミングは、CASE SENSITIVEです。大文字と小文字は区別されます。
  • MATCH プログラミングは、インデックスを使用できません。そのため、大量のデータに対して使用すると、処理速度が遅くなる可能性があります。

まとめ

SQLite MATCH プログラミングは、データベース内の文字列を検索する際に、より高度な条件を設定できる便利な機能です。LIKE 演算子と REGEXP 演算子を理解することで、様々なパターンマッチングを行うことができます。



SQLite MATCH プログラミング サンプルコード

LIKE 演算子

SELECT * FROM users WHERE name LIKE 'A%';

説明: 名前が "A" で始まるレコードを抽出します。

部分一致

SELECT * FROM users WHERE name LIKE '%a%b%';

説明: 名前の中に "a" と "b" が含まれるレコードを抽出します。

ワイルドカード文字の無効化

SELECT * FROM users WHERE name LIKE '%a%b%' ESCAPE '\';

説明: ワイルドカード文字 '%' は特殊な意味を持つため、通常はそのまま使用できません。ESCAPE 句を使用して、ワイルドカード文字として解釈させることができます。

大文字と小文字の区別

SELECT * FROM users WHERE name LIKE 'Alice%';

説明: 名前が "Alice" で始まるレコードを抽出します。SQLite は CASE SENSITIVE なので、大文字と小文字は区別されます。

REGEXP 演算子

数字のみを含む

SELECT * FROM users WHERE name REGEXP '^[0-9]+$';

説明: 名前が数字のみで構成されているレコードを抽出します。

メールアドレス

SELECT * FROM users WHERE email REGEXP '^[a-zA-Z0-9_.+-]+@[a-zA-Z0-9-]+\.[a-zA-Z0-9-.]+$';

説明: メールアドレスが正しい形式であるレコードを抽出します。

電話番号

SELECT * FROM users WHERE phone_number REGEXP '^[0-9]{10}$';

説明: 電話番号が10桁の数字のみで構成されているレコードを抽出します。

URL

SELECT * FROM users WHERE website REGEXP '^http(s)?://[a-zA-Z0-9-.]+(:[0-9]+)?/?.*$';

説明: URL が正しい形式であるレコードを抽出します。

複数の条件を組み合わせる

SELECT * FROM users WHERE name LIKE '%a%' AND age > 18;

説明: 名前の中に "a" が含まれるかつ年齢が18歳以上のレコードを抽出します。

インデックスの使用

CREATE INDEX name_index ON users (name);


SQLite MATCH プログラミングの代替方法

LIKE 演算子は、部分一致や前方一致などの単純なパターンマッチングに使用できます。

SELECT * FROM users WHERE name LIKE '%a%b%';

REGEXP 演算子は、正規表現を使用して、より複雑なパターンマッチングを行うことができます。

SELECT * FROM users WHERE name REGEXP '^[0-9]+$';

INSTR 関数は、文字列の中に別の文字列が含まれているかどうかを調べます。

SELECT * FROM users WHERE INSTR(name, 'a') > 0;

SUBSTR 関数は、文字列の一部を抽出します。

SELECT * FROM users WHERE SUBSTR(name, 1, 1) = 'A';

CASE 式は、条件に応じて異なる値を返すことができます。

SELECT * FROM users
CASE
  WHEN name LIKE '%a%b%' THEN 'Match'
  ELSE 'No match'
END;

外部ライブラリ

SQLite には標準で搭載されていない、より高度なパターンマッチング機能を提供する外部ライブラリもあります。

どの方法を選択するかは、検索条件の複雑さやパフォーマンス要件によって異なります。

以下は、各方法の利点と欠点です。

方法利点欠点使用例
LIKE 演算子シンプル複雑なパターンマッチングには不向き部分一致、前方一致
REGEXP 演算子複雑なパターンマッチングに対応処理速度が遅い場合がある正規表現による検索
INSTR 関数処理速度が速い部分一致のみ文字列の存在確認
SUBSTR 関数処理速度が速い部分一致のみ文字列の一部抽出
CASE 式柔軟性が高い複雑な場合



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