ルビの配置を自在に操る! CSS Miscellaneous の ruby-position プロパティ

2024-04-02

CSS Miscellaneous: ruby-position プロパティ解説

使い方

ruby {
  ruby-position: [値];
}

[値] には、以下のいずれかを指定できます。

  • over:ルビをベース文字の上部に配置します。
  • before:ルビをベース文字の左側に配置します。
  • after:ルビをベース文字の右側に配置します。

各値の詳細

  • overunder

    • ruby-align プロパティと組み合わせて、ルビの左右の位置を調整できます。
    • ルビの縦方向の位置は、line-height プロパティによって影響を受けます。
  • beforeafter

    • ルビの左右の余白は、margin プロパティで調整できます。
    • ルビの縦方向の位置は、ruby-align プロパティと line-height プロパティによって調整できます。

実例

<ruby>
  漢字<rt>ルビ</rt>
</ruby>
ruby {
  ruby-position: over;
  ruby-align: center;
}

上記コードでは、ルビが漢字の上部に中央揃えで表示されます。

注意点

  • IE 11 以前では、ruby-position プロパティはサポートされていません。
  • ルビの表示位置は、ブラウザやフォントの設定によって多少異なる場合があります。


さまざまな ruby-position サンプルコード

<p>
  漢字<ruby>ルビ</ruby>
  かな<ruby>ルビ</ruby>
</p>
ruby {
  font-size: 80%;
}

.over {
  ruby-position: over;
}

.under {
  ruby-position: under;
}

ルビを左右に配置する

<p>
  <ruby>ルビ</ruby>漢字
  <ruby>ルビ</ruby>かな
</p>
ruby {
  font-size: 80%;
}

.before {
  ruby-position: before;
}

.after {
  ruby-position: after;
}

ルビの位置と整列を組み合わせる

<p>
  漢字<ruby>ルビ</ruby>
  かな<ruby>ルビ</ruby>
</p>
ruby {
  font-size: 80%;
}

.over-center {
  ruby-position: over;
  ruby-align: center;
}

.under-right {
  ruby-position: under;
  ruby-align: right;
}

ルビの余白を調整する

<p>
  <ruby>ルビ</ruby>漢字
  <ruby>ルビ</ruby>かな
</p>
ruby {
  font-size: 80%;
}

.before-margin {
  ruby-position: before;
  margin-right: 1em;
}

.after-margin {
  ruby-position: after;
  margin-left: 1em;
}

疑似要素と組み合わせて装飾する

<p>
  漢字<ruby>ルビ</ruby>
  かな<ruby>ルビ</ruby>
</p>
ruby {
  font-size: 80%;
}

.after::before {
  content: "(";
}

.after::after {
  content: ")";
}

.after {
  ruby-position: after;
  position: relative;
}

アニメーションでルビを表示する

<p>
  漢字<ruby>ルビ</ruby>
  かな<ruby>ルビ</ruby>
</p>
ruby {
  font-size: 80%;
  opacity: 0;
  transition: opacity 0.5s ease-in-out;
}

p:hover ruby {
  opacity: 1;
}

これらのサンプルコードを参考に、さまざまなレイアウトを試してみてください。



ruby-position 以外のルビの配置方法

ruby-align プロパティは、ルビの左右の位置を調整します。

<p>
  漢字<ruby>ルビ</ruby>
  かな<ruby>ルビ</ruby>
</p>
ruby {
  font-size: 80%;
}

.left {
  ruby-align: left;
}

.center {
  ruby-align: center;
}

.right {
  ruby-align: right;
}

text-align プロパティは、ルビを含むテキスト全体の左右の位置を調整します。

<p>
  漢字<ruby>ルビ</ruby>
  かな<ruby>ルビ</ruby>
</p>
ruby {
  font-size: 80%;
}

.left {
  text-align: left;
}

.center {
  text-align: center;
}

.right {
  text-align: right;
}

マージンとパディング

ルビ要素にマージンやパディングを設定することで、ルビの位置を調整できます。

<p>
  漢字<ruby>ルビ</ruby>
  かな<ruby>ルビ</ruby>
</p>
ruby {
  font-size: 80%;
}

.margin {
  margin-left: 1em;
}

.padding {
  padding-right: 1em;
}

疑似要素

::before::after などの疑似要素を使って、ルビの周りに装飾を施し、位置を調整できます。

<p>
  漢字<ruby>ルビ</ruby>
  かな<ruby>ルビ</ruby>
</p>
ruby {
  font-size: 80%;
}

.after::before {
  content: "(";
}

.after::after {
  content: ")";
}

.after {
  position: relative;
}

position プロパティ

ルビ要素に position: absolute; を設定することで、自由に配置できます。

<p>
  漢字<ruby>ルビ</ruby>
  かな<ruby>ルビ</ruby>
</p>
ruby {
  font-size: 80%;
  position: absolute;
}

.top-left {
  top: 0;
  left: 0;
}

.bottom-right {
  bottom: 0;
  right: 0;
}

これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。目的に合った方法を選択してください。




CSSでセピア色の世界へようこそ!画像や要素をレトロに変身させる魔法の方法

CSSの「Filter Effects」機能の一つである「sepia()」は、画像や要素をモノクロ化し、茶褐色(セピア色)のトーンを適用する関数です。古い写真のようなレトロな雰囲気を演出したい場合などに効果的に使用できます。構文n は、セピア色の強さを表す数値です。0.0の場合は元の画像の色合いが維持され、1.0になると完全にセピア色になります。



Flexbox や CSS Grid で実現!Miscellaneous 書き込みモードの代替方法

writing-modeプロパティには、horizontal-tb、vertical-rl、vertical-lrなど、いくつかの標準的な書き込みモードがあります。さらに、Miscellaneousと呼ばれる特殊な書き込みモードも存在します。


「scroll-margin-bottom」でスクロールバー下部の余白を調整し、読みやすいページを作ろう

**「scroll-margin-bottom」**は、主に以下の目的に使用されます。スクロールバーとコンテンツの間の余白を調整し、読みやすさを向上させるスクロールバーがコンテンツに重なって表示されるのを防ぐスクロールバーのデザインを調整し、サイトの全体的なデザインと調和させる


まとめ:text-overflow プロパティを使いこなして、見やすく機能的なWebサイトを作ろう!

text-overflow プロパティは、要素内に収まりきらなかったテキストをどのように表示するかを制御します。これは、長いタイトルや文章を扱う際に、見やすくするために役立ちます。値:ellipsis: 省略記号(…)を表示します。これがデフォルト値です。


CSSグラデーションでsin関数を活用して円形グラデーションや波形グラデーションを作成する方法

sin関数は以下の構文で記述します。<angle> は角度を指定します。角度は度数法またはラジアン法で指定できます。例:sin関数はアニメーションのタイミング関数として使用できます。例えば、以下のようなコードは、要素を上下に波打たせるアニメーションを作成します。



CSSカラースキームを使いこなして、アクセシビリティと使いやすさを向上させる

CSSのcolor-schemeプロパティは、ユーザーのシステム設定に基づいて、ページ全体のカラーパレットを調整することができます。これは、ユーザーインターフェースのアクセシビリティと使いやすさを向上させるために役立ちます。カラースキームの種類


CSS Grid Layoutにおける grid-column プロパティ:詳細ガイド

grid-columnプロパティは、CSS Grid Layoutにおいて、グリッド内の要素の列位置を指定するために使用されます。このプロパティは、単一の要素の配置だけでなく、複雑なレイアウトを構築するための強力なツールとなります。基本的な使い方


「margin」と「padding」プロパティを使用して、装飾要素と要素本体の間に隙間を作ることで、「offset-distance」

**「offset-distance」**は、以下のプロパティで使用できます。box-shadowborder-imageoutlineそれぞれのプロパティにおける**「offset-distance」**の役割と、具体的な使用方法を以下に説明します。


Flexbox や CSS Grid で実現!Miscellaneous 書き込みモードの代替方法

writing-modeプロパティには、horizontal-tb、vertical-rl、vertical-lrなど、いくつかの標準的な書き込みモードがあります。さらに、Miscellaneousと呼ばれる特殊な書き込みモードも存在します。


CSS Transforms で 3D アニメーションを作成する方法

rotateX() 関数は、要素を X 軸を中心に回転させるための CSS Transforms 関数です。3D 空間における回転を表現するもので、Web ページに奥行き感や動きを与える効果を作成できます。使い方:角度: 回転させる角度を度単位で指定します。正の値は時計回り、負の値は反時計回りの回転となります。