ルビの配置を自在に操る! CSS Miscellaneous の ruby-position プロパティ
CSS Miscellaneous: ruby-position プロパティ解説
使い方
ruby {
ruby-position: [値];
}
[値] には、以下のいずれかを指定できます。
- over:ルビをベース文字の上部に配置します。
- before:ルビをベース文字の左側に配置します。
- after:ルビをベース文字の右側に配置します。
各値の詳細
-
over と under:
ruby-align
プロパティと組み合わせて、ルビの左右の位置を調整できます。- ルビの縦方向の位置は、
line-height
プロパティによって影響を受けます。
-
before と after:
- ルビの左右の余白は、
margin
プロパティで調整できます。 - ルビの縦方向の位置は、
ruby-align
プロパティとline-height
プロパティによって調整できます。
- ルビの左右の余白は、
実例
<ruby>
漢字<rt>ルビ</rt>
</ruby>
ruby {
ruby-position: over;
ruby-align: center;
}
上記コードでは、ルビが漢字の上部に中央揃えで表示されます。
注意点
- IE 11 以前では、ruby-position プロパティはサポートされていません。
- ルビの表示位置は、ブラウザやフォントの設定によって多少異なる場合があります。
さまざまな ruby-position サンプルコード
<p>
漢字<ruby>ルビ</ruby>
かな<ruby>ルビ</ruby>
</p>
ruby {
font-size: 80%;
}
.over {
ruby-position: over;
}
.under {
ruby-position: under;
}
ルビを左右に配置する
<p>
<ruby>ルビ</ruby>漢字
<ruby>ルビ</ruby>かな
</p>
ruby {
font-size: 80%;
}
.before {
ruby-position: before;
}
.after {
ruby-position: after;
}
ルビの位置と整列を組み合わせる
<p>
漢字<ruby>ルビ</ruby>
かな<ruby>ルビ</ruby>
</p>
ruby {
font-size: 80%;
}
.over-center {
ruby-position: over;
ruby-align: center;
}
.under-right {
ruby-position: under;
ruby-align: right;
}
ルビの余白を調整する
<p>
<ruby>ルビ</ruby>漢字
<ruby>ルビ</ruby>かな
</p>
ruby {
font-size: 80%;
}
.before-margin {
ruby-position: before;
margin-right: 1em;
}
.after-margin {
ruby-position: after;
margin-left: 1em;
}
疑似要素と組み合わせて装飾する
<p>
漢字<ruby>ルビ</ruby>
かな<ruby>ルビ</ruby>
</p>
ruby {
font-size: 80%;
}
.after::before {
content: "(";
}
.after::after {
content: ")";
}
.after {
ruby-position: after;
position: relative;
}
アニメーションでルビを表示する
<p>
漢字<ruby>ルビ</ruby>
かな<ruby>ルビ</ruby>
</p>
ruby {
font-size: 80%;
opacity: 0;
transition: opacity 0.5s ease-in-out;
}
p:hover ruby {
opacity: 1;
}
これらのサンプルコードを参考に、さまざまなレイアウトを試してみてください。
ruby-position 以外のルビの配置方法
ruby-align
プロパティは、ルビの左右の位置を調整します。
<p>
漢字<ruby>ルビ</ruby>
かな<ruby>ルビ</ruby>
</p>
ruby {
font-size: 80%;
}
.left {
ruby-align: left;
}
.center {
ruby-align: center;
}
.right {
ruby-align: right;
}
text-align
プロパティは、ルビを含むテキスト全体の左右の位置を調整します。
<p>
漢字<ruby>ルビ</ruby>
かな<ruby>ルビ</ruby>
</p>
ruby {
font-size: 80%;
}
.left {
text-align: left;
}
.center {
text-align: center;
}
.right {
text-align: right;
}
マージンとパディング
ルビ要素にマージンやパディングを設定することで、ルビの位置を調整できます。
<p>
漢字<ruby>ルビ</ruby>
かな<ruby>ルビ</ruby>
</p>
ruby {
font-size: 80%;
}
.margin {
margin-left: 1em;
}
.padding {
padding-right: 1em;
}
疑似要素
::before
や ::after
などの疑似要素を使って、ルビの周りに装飾を施し、位置を調整できます。
<p>
漢字<ruby>ルビ</ruby>
かな<ruby>ルビ</ruby>
</p>
ruby {
font-size: 80%;
}
.after::before {
content: "(";
}
.after::after {
content: ")";
}
.after {
position: relative;
}
position プロパティ
ルビ要素に position: absolute;
を設定することで、自由に配置できます。
<p>
漢字<ruby>ルビ</ruby>
かな<ruby>ルビ</ruby>
</p>
ruby {
font-size: 80%;
position: absolute;
}
.top-left {
top: 0;
left: 0;
}
.bottom-right {
bottom: 0;
right: 0;
}
これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。目的に合った方法を選択してください。
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