date-fnsのCommon Helpers:formatISO9075の使い方

2024-04-02

date-fns の Common Helpers における formatISO9075 の詳細解説

  • 引数:

    • date: 日付オブジェクト
    • options (オプション):
      • locale:ロケール設定 (デフォルト: 'en-US')
      • weekStartsOn: 週の開始曜日 (デフォルト: 0 (日曜日))
  • 戻り値: フォーマットされた日付文字列 (例: 2024-03-23T20:01:00.000Z)

  • 使用例:

import { formatISO9075 } from 'date-fns';

const date = new Date();
const formattedDate = formatISO9075(date);
console.log(formattedDate); // '2024-03-23T20:01:00.000Z'

formatISO9075 の出力フォーマット

formatISO9075 は、以下のフォーマットで日付を表現します。

  • YYYY-MM-DD: 年、月、日
  • T: 時間区切り文字
  • HH:mm:ss: 時、分、秒
  • .sss: ミリ秒 (オプション)
  • Z: UTC タイムゾーンオフセット

:

2024-03-23T20:01:00.000Z  // 2024年3月23日 20時01分00秒000ミリ秒 (UTC)
2024-03-23T12:01:00.000-08:00  // 2024年3月23日 12時01分00秒000ミリ秒 (PST)

formatISO9075 は、以下のオプションを受け付けます。

  • locale: ロケール設定

    • ロケールによって、週の開始曜日や日付の表記などが変わります。
    • デフォルトは 'en-US' です。
  • weekStartsOn: 週の開始曜日

    • 0: 日曜日
    • 1: 月曜日
    • 6: 土曜日

:

// 日本語ロケールで、週の開始曜日を月曜日に設定
const formattedDate = formatISO9075(date, {
  locale: 'ja-JP',
  weekStartsOn: 1,
});

console.log(formattedDate); // '2024年3月23日(月) 20:01:00.000Z'
  • 国際的な標準フォーマット: 世界中で共通して認識できる日付表現
  • タイムゾーン情報を含む: 日付だけでなく、タイムゾーン情報も含まれるため、異なるタイムゾーン間での日付比較などが容易
  • ISO 8601 準拠: 国際標準規格に準拠しているので、様々なシステムとの互換性が高い
  • ミリ秒以下の精度: ミリ秒以下の精度は出力されない
  • 複雑なフォーマット: 他のフォーマットに比べて複雑で、一見分かりにくい
  • format: よりシンプルで汎用性の高いフォーマット関数
  • formatDistance: 日付間の距離を自然言語で表現する関数

まとめ

formatISO9075 は、タイムゾーン情報を含む日付をフォーマットする際に便利な関数です。国際的な標準フォーマットであるため、世界中で共通して認識できる日付表現を得ることができます。



さまざまな formatISO9075 サンプルコード

基本的な使用例

import { formatISO9075 } from 'date-fns';

const date = new Date();
const formattedDate = formatISO9075(date);

console.log(formattedDate); // '2024-03-23T20:01:00.000Z'

ロケール設定

// 日本語ロケールでフォーマット
const formattedDateJa = formatISO9075(date, {
  locale: 'ja-JP',
});

console.log(formattedDateJa); // '2024年3月23日(月) 20:01:00.000Z'

週の開始曜日

// 週の開始曜日を月曜日に設定
const formattedDateWeekStartsOnMonday = formatISO9075(date, {
  weekStartsOn: 1,
});

console.log(formattedDateWeekStartsOnMonday); // '2024-W12-3T20:01:00.000Z'

タイムゾーン情報の取得

// タイムゾーンオフセットを取得
const formattedDateWithTimezoneOffset = formatISO9075(date, {
  format: 'YYYY-MM-DDTHH:mm:ss.SSSXXX',
});

console.log(formattedDateWithTimezoneOffset); // '2024-03-23T20:01:00.000+09:00'

日付比較

const date1 = new Date(2024, 2, 23);
const date2 = new Date(2024, 3, 23);

const formattedDate1 = formatISO9075(date1);
const formattedDate2 = formatISO9075(date2);

console.log(formattedDate1 < formattedDate2); // true

その他のフォーマット

:

// YYYY年MM月DD日 HH時mm分ss秒
const formattedDateCustom = formatISO9075(date, {
  format: 'YYYY年MM月DD日 HH時mm分ss秒',
});

console.log(formattedDateCustom); // '2024年3月23日 20時01分00秒'

formatISO9075 は、タイムゾーン情報を含む日付をフォーマットする際に便利な関数です。さまざまなオプションを使用して、ニーズに合ったフォーマットを得ることができます。



formatISO9075 の代替方法

toLocaleDateStringtoLocaleTimeString は、ブラウザのロケール設定に基づいて日付と時刻をフォーマットする関数です。

:

const date = new Date();

const formattedDate = date.toLocaleDateString();
const formattedTime = date.toLocaleTimeString();

console.log(formattedDate); // '2024/3/23'
console.log(formattedTime); // '午後8:01:00'

これらの関数は、タイムゾーン情報を含まないため、formatISO9075 ほど汎用性はありません。

Moment.js は、日付と時刻を扱う JavaScript ライブラリです。formatISO9075 と同様、タイムゾーン情報を含む日付をフォーマットすることができます。

:

import moment from 'moment';

const date = new Date();

const formattedDate = moment(date).format();

console.log(formattedDate); // '2024-03-23T20:01:00.000Z'

Moment.js は、date-fns よりも多くの機能を備えていますが、ライブラリのサイズが大きくなります。

Luxon は、Moment.js の代替として開発された JavaScript ライブラリです。Moment.js よりも軽量で、formatISO9075 と同様の機能を備えています。

:

import { DateTime } from 'luxon';

const date = new Date();

const formattedDate = DateTime.fromJSDate(date).toISO();

console.log(formattedDate); // '2024-03-23T20:01:00.000Z'

formatISO9075 以外にも、さまざまな方法でタイムゾーン情報を含む日付をフォーマットすることができます。ニーズに合った方法を選択してください。




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