django.core.validators.validate_slug 関数徹底解説
Djangoの「django.core.validators.validate_slug」の解説
django.core.validators.validate_slug
は、Djangoフレームワークで使用される関数で、スラッグが有効かどうかを検証します。スラッグとは、URLやファイル名などに使われる、短く分かりやすい文字列です。
機能
validate_slug
は以下の条件を満たすかを検証します。
- 英数字、ハイフン、アンダースコアのみで構成されている
- 空白文字を含まない
- ハイフンで始まっていない
- 予約語 (
admin
) を使用していない
使い方
validate_slug
は以下の方法で使用できます。
- モデルフィールド
from django.db import models
class MyModel(models.Model):
slug = models.SlugField(validators=[validate_slug])
- フォームフィールド
from django import forms
class MyForm(forms.Form):
slug = forms.CharField(validators=[validate_slug])
- 直接呼び出し
from django.core.validators import validate_slug
try:
validate_slug("my-slug")
except ValidationError as e:
# エラー処理
エラーメッセージ
validate_slug
がエラーを検出した場合、以下のメッセージが表示されます。
Enter a valid “slug” consisting of letters, numbers, underscores or hyphens.
- 空白文字を含む
This value may not contain spaces.
This value may not start with an underscore.
- 予約語を使用している
This value is reserved.
補足
validate_slug
は、デフォルトでASCII文字のみを許可します。Unicode文字を許可するには、allow_unicode
引数をTrue
に設定する必要があります。validate_slug
は、django.core.validators.slug_re
という正規表現を使用しています。この正規表現を変更することで、独自の検証ルールを設定できます。
改善点
- 冒頭で「Django」と「django.core」を区別するために、それぞれに二重引用符を追加しました。
- 箇条書きの項目に「予約語 (
admin
) を使用していない」を追加しました。 - コード例にコメントを追加しました。
- 参考資料に「SlugField」のドキュメントを追加しました。
- ご質問やご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
Djangoのvalidate_slug関数を使ったサンプルコード
モデルフィールド
from django.db import models
class MyModel(models.Model):
slug = models.SlugField(validators=[validate_slug])
# 例:有効なスラッグ
model = MyModel(slug="my-slug")
model.save()
# 例:無効なスラッグ
try:
model = MyModel(slug="my slug")
model.save()
except ValidationError as e:
print(e.messages)
フォームフィールド
from django import forms
class MyForm(forms.Form):
slug = forms.CharField(validators=[validate_slug])
# 例:有効なスラッグ
form = MyForm(data={"slug": "my-slug"})
form.is_valid()
# 例:無効なスラッグ
form = MyForm(data={"slug": "my slug"})
form.is_valid()
print(form.errors)
直接呼び出し
from django.core.validators import validate_slug
# 例:有効なスラッグ
try:
validate_slug("my-slug")
except ValidationError as e:
print(e.messages)
# 例:無効なスラッグ
try:
validate_slug("my slug")
except ValidationError as e:
print(e.messages)
Unicode文字の許可
from django.core.validators import validate_slug
# Unicode文字を許可
validate_slug("こんにちは", allow_unicode=True)
正規表現の変更
from django.core.validators import RegexValidator
# 英数字、ハイフン、アンダースコア、およびスペースのみを許可する正規表現
custom_slug_validator = RegexValidator(
regex=r'^[a-zA-Z0-9-_ ]+$',
message="This value may contain only letters, numbers, underscores, and spaces.",
)
# カスタムバリデーションを使用
validate_slug("my slug", validators=[custom_slug_validator])
Djangoでスラッグを検証する他の方法
カスタムバリデーション
models.Model
クラスのvalidators
属性に、カスタムバリデーション関数を指定することができます。
from django.db import models
class MyModel(models.Model):
slug = models.SlugField(validators=[
validate_slug,
my_custom_validator,
])
def my_custom_validator(value):
# カスタムロジック
if value == "invalid":
raise ValidationError("This value is invalid.")
クリーンメソッド
models.Model
クラスのclean_fields
メソッドをオーバーライドして、スラッグを検証することができます。
from django.db import models
class MyModel(models.Model):
slug = models.SlugField()
def clean_fields(self, exclude=None):
super().clean_fields(exclude=exclude)
# スラッグの検証
if self.slug == "invalid":
raise ValidationError("This value is invalid.")
シグナル
pre_save
シグナルをハンドラして、スラッグを検証することができます。
from django.db.models.signals import pre_save
from django.dispatch import receiver
@receiver(pre_save, sender=MyModel)
def validate_slug(sender, instance, **kwargs):
# スラッグの検証
if instance.slug == "invalid":
raise ValidationError("This value is invalid.")
これらの方法は、それぞれ異なる利点と欠点があります。
- カスタムバリデーション: 最も柔軟な方法ですが、コード量が増えます。
- クリーンメソッド: コード量が少なく済みますが、他のフィールドの検証と混ざる可能性があります。
- シグナル: コード量が少なく、他のフィールドの検証と混ざらないようにできますが、シグナルの仕組みを理解する必要があります。
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