MariaDB の SQL Statements & Structure で NAME_CONST を使いこなす
MariaDB の SQL Statements & Structure における NAME_CONST プログラミング解説
NAME_CONST の基本的な構文:
NAME_CONST := IDENTIFIER;
IDENTIFIER:
- 英数字、アンダースコア (
_
)、ドル記号 ($
) で始まる文字列 - 最大64文字まで
NAME_CONST の例:
-- テーブル名
CREATE TABLE customers (
customer_id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
first_name VARCHAR(255) NOT NULL,
last_name VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (customer_id)
);
-- 列名
SELECT customer_id, first_name, last_name FROM customers;
-- インデックス名
CREATE INDEX idx_customer_name ON customers (first_name, last_name);
NAME_CONST の利点:
- 識別子に意味のある名前を付けることで、データベース構造を理解しやすくなる
- 異なるデータベース環境間でコードを移植しやすくなる
- 誤字脱字によるエラーを防ぎやすくなる
NAME_CONST を使用する際の注意点:
- 予約語は使用できない
- 大文字と小文字は区別される
- 特殊文字は使用できない
補足:
- NAME_CONST は、MariaDB だけでなく、MySQL や PostgreSQL などの他の多くのデータベースでも使用できます。
- 上記は NAME_CONST の基本的な解説であり、より詳細な情報は上記の参考資料を参照してください。
NAME_CONST を使ったサンプルコード
-- 顧客情報テーブル
CREATE TABLE customers (
customer_id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
first_name VARCHAR(255) NOT NULL,
last_name VARCHAR(255) NOT NULL,
email VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (customer_id)
);
-- 注文情報テーブル
CREATE TABLE orders (
order_id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
customer_id INT NOT NULL,
order_date DATETIME NOT NULL,
total_price DECIMAL(10,2) NOT NULL,
PRIMARY KEY (order_id),
FOREIGN KEY (customer_id) REFERENCES customers (customer_id)
);
列名のサンプル
-- 顧客情報テーブル
CREATE TABLE customers (
customer_id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
first_name VARCHAR(255) NOT NULL,
last_name VARCHAR(255) NOT NULL,
email VARCHAR(255) NOT NULL,
date_of_birth DATE NOT NULL,
gender ENUM('male', 'female') NOT NULL,
phone_number VARCHAR(20) NOT NULL,
address VARCHAR(255) NOT NULL,
city VARCHAR(255) NOT NULL,
state VARCHAR(2) NOT NULL,
zip_code VARCHAR(10) NOT NULL,
PRIMARY KEY (customer_id)
);
-- 注文情報テーブル
CREATE TABLE orders (
order_id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
customer_id INT NOT NULL,
order_date DATETIME NOT NULL,
total_price DECIMAL(10,2) NOT NULL,
shipping_address VARCHAR(255) NOT NULL,
shipping_city VARCHAR(255) NOT NULL,
shipping_state VARCHAR(2) NOT NULL,
shipping_zip_code VARCHAR(10) NOT NULL,
PRIMARY KEY (order_id),
FOREIGN KEY (customer_id) REFERENCES customers (customer_id)
);
インデックス名のサンプル
-- 顧客情報テーブル
CREATE TABLE customers (
customer_id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
first_name VARCHAR(255) NOT NULL,
last_name VARCHAR(255) NOT NULL,
email VARCHAR(255) NOT NULL,
date_of_birth DATE NOT NULL,
gender ENUM('male', 'female') NOT NULL,
phone_number VARCHAR(20) NOT NULL,
address VARCHAR(255) NOT NULL,
city VARCHAR(255) NOT NULL,
state VARCHAR(2) NOT NULL,
zip_code VARCHAR(10) NOT NULL,
PRIMARY KEY (customer_id),
UNIQUE INDEX idx_email (email),
INDEX idx_last_name (last_name)
);
-- 注文情報テーブル
CREATE TABLE orders (
order_id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
customer_id INT NOT NULL,
order_date DATETIME NOT NULL,
total_price DECIMAL(10,2) NOT NULL,
shipping_address VARCHAR(255) NOT NULL,
shipping_city VARCHAR(255) NOT NULL,
shipping_state VARCHAR(2) NOT NULL,
shipping_zip_code VARCHAR(10) NOT NULL,
PRIMARY KEY (order_id),
FOREIGN KEY (customer_id) REFERENCES customers (customer_id),
INDEX idx_customer_id (customer_id),
INDEX idx_order_date (order_date)
);
その他のサンプル
-- ビューの作成
CREATE VIEW vw_customers AS
SELECT customer_id, first_name, last_name, email FROM customers;
-- ストアドプロシージャの作成
DELIMITER
NAME_CONST 以外の識別子の命名方法
慣習的な命名規則
多くのデータベースコミュニティでは、識別子を命名するための慣習的な規則が存在します。例えば、以下のような規則があります。
- テーブル名は複数形で、スネークケースを使用する (例:
customers
) - 列名は単数形で、スネークケースを使用する (例:
first_name
) - インデックス名は
idx_
で始まり、テーブル名と列名を組み合わせてスネークケースを使用する (例:idx_customer_last_name
)
これらの規則は、データベース構造を理解しやすく、保守性を高めるのに役立ちます。
コメントによる説明
識別子の名前だけでは意味が分かりにくい場合、コメントを使用して説明を追加することができます。
-- 顧客情報テーブル
CREATE TABLE customers (
-- 顧客ID
customer_id INT NOT NULL AUTO_INCREMENT,
-- 名
first_name VARCHAR(255) NOT NULL,
-- 姓
last_name VARCHAR(255) NOT NULL,
-- メールアドレス
email VARCHAR(255) NOT NULL,
PRIMARY KEY (customer_id)
);
コメントは、コードの理解度を向上させるのに役立ちます。
意味のある接頭辞・接尾辞の使用
識別子の名前の前に意味のある接頭辞や接尾辞を追加することで、識別子の役割を明確にすることができます。
-- テーブル
tbl_customers
-- 列
col_first_name
-- インデックス
idx_customer_last_name
接頭辞や接尾辞は、コードの意味を理解しやすく、保守性を高めるのに役立ちます。
複合的な名前の使用
意味のある複合的な名前を使用することで、識別子の役割を明確にすることができます。
-- 顧客の注文情報テーブル
tbl_customer_orders
-- 顧客の姓と名のインデックス
idx_customer_last_name_first_name
複合的な名前は、コードの意味を理解しやすく、保守性を高めるのに役立ちます。
NAME_CONST 以外の方法を選択する際の注意点
- 使用する命名規則は、チーム全体で統一する
- 識別子の名前は、短く、分かりやすく、覚えやすいものにする
NAME_CONST は、MariaDB の SQL Statements & Structure における識別子を定義するための標準的な方法ですが、他にもいくつかの方法があります。それぞれの方法のメリットとデメリットを理解し、状況に合わせて適切な方法を選択することが重要です。
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