MariaDBでデータベースを丸裸にする!?SHOW CREATE DATABASEコマンドの全貌
MariaDB の SHOW CREATE DATABASE コマンドの解説
SHOW CREATE DATABASE
コマンドは、指定されたデータベースの CREATE DATABASE ステートメントを表示します。これは、データベースの構造と設定を確認したり、データベースを別のサーバーに復元したりする際に役立ちます。
構文:
SHOW CREATE DATABASE database_name;
パラメータ:
database_name
: 情報を取得したいデータベースの名前を指定します。
出力:
コマンドを実行すると、以下の情報が表示されます。
- データベース名
- データベースの文字コード
- データベースの照合順序
- データベースのオプション (デフォルト以外のもの)
- データベースのテーブル
例:
SHOW CREATE DATABASE test;
出力例:
Database: test
CREATE DATABASE `test` /*!40100 DEFAULT CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_general_ci */
詳細:
/*!40100 DEFAULT CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_general_ci */
:/*!40100
: データベースのバージョンを表します。DEFAULT CHARACTER SET utf8mb4
: データベースのデフォルトの文字コードをutf8mb4
に設定します。COLLATE utf8mb4_general_ci
: データベースのデフォルトの照合順序をutf8mb4_general_ci
に設定します。
CREATE DATABASE
: データベースを作成するステートメントです。test
: データベースの名前です。
補足:
SHOW CREATE DATABASE
コマンドは、MariaDB 5.5 以降で使用できます。- このコマンドは、スーパーユーザー権限を持つユーザーのみ実行できます。
SHOW CREATE DATABASE コマンドのサンプルコード
データベースの構造と設定を確認する
SHOW CREATE DATABASE test;
Database: test
CREATE DATABASE `test` /*!40100 DEFAULT CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_general_ci */
この例では、test
データベースの構造と設定を確認しています。出力結果から、データベースの文字コードは utf8mb4
、照合順序は utf8mb4_general_ci
であることがわかります。
データベースを別のサーバーに復元する
SHOW CREATE DATABASE test > create_database_test.sql;
# 別のサーバーで
mysql -u root -p < create_database_test.sql;
この例では、test
データベースを別のサーバーに復元しています。まず、SHOW CREATE DATABASE
コマンドを使用して、データベースの CREATE DATABASE
ステートメントをファイルに書き出します。次に、別のサーバーで mysql
コマンドを使用して、ファイルをインポートします。
特定のオプションのみを表示する
SHOW CREATE DATABASE test \G
出力例:
*************************** 1. row ***************************
Database: test
Character Set: utf8mb4
Collation: utf8mb4_general_ci
*************************** 2. row ***************************
Option: innodb_file_per_table
Value: ON
この例では、\G
オプションを使用して、特定のオプションのみを表示しています。出力結果から、データベースの innodb_file_per_table
オプションが有効になっていることがわかります。
テーブルの情報も含めて表示する
SHOW CREATE DATABASE test WITH TABLES;
出力例:
Database: test
CREATE DATABASE `test` /*!40100 DEFAULT CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_general_ci */
# テーブルの情報
この例では、WITH TABLES
オプションを使用して、テーブルの情報も含めて表示しています。
SHOW CREATE DATABASE
コマンドは、データベースの構造と設定を確認したり、データベースを別のサーバーに復元したりする際に役立ちます。上記のサンプルコードを参考に、さまざまな用途で使用してみてください。
SHOW CREATE DATABASE コマンドの代替方法
INFORMATION_SCHEMA
データベースには、MariaDB サーバーに関するさまざまな情報が格納されています。SCHEMATA
テーブルには、データベース名、文字コード、照合順序などの情報が含まれています。
SELECT * FROM INFORMATION_SCHEMA.SCHEMATA WHERE SCHEMA_NAME = 'test';
出力例:
SCHEMA_NAME | DEFAULT_CHARACTER_SET_NAME | DEFAULT_COLLATION_NAME
------------+--------------------------+-------------------------
test | utf8mb4 | utf8mb4_general_ci
mysqladmin
コマンドは、MariaDB サーバーを管理するためのコマンドラインツールです。-D
オプションを使用して、データベースの情報を出力することができます。
mysqladmin -u root -p -D test status
出力例:
Database: test
...
Character set: utf8mb4
Collation: utf8mb4_general_ci
...
MySQL Workbench は、MariaDB サーバーを管理するためのGUIツールです。データベースツリーでデータベースを選択して右クリックし、"DDL を表示" を選択すると、データベースの CREATE DATABASE
ステートメントを表示することができます。
直接データベースファイルを確認する
データベースファイルは、通常 /var/lib/mysql/
ディレクトリに格納されています。データベースファイルはテキストファイルなので、エディタで開いて内容を確認することができます。
注意事項:
- 上記の方法を使用する際は、スーパーユーザー権限を持つユーザーで実行する必要があります。
- データベースファイルの内容を編集する場合は、注意が必要です。誤った編集を行うと、データベースが破損する可能性があります。
SHOW CREATE DATABASE
コマンド以外にも、データベースの情報を確認する方法はいくつかあります。状況に合わせて、最適な方法を選択してください。
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