SQL ステートメントと構造を使って MariaDB の "mysql.db" テーブルを操作する方法
MariaDB の "SQL Statements & Structure" に関連する "mysql.db Table" のプログラミング解説
テーブルを作成するには、CREATE TABLE
ステートメントを使用します。
CREATE TABLE table_name (
column_name1 data_type1,
column_name2 data_type2,
...
);
table_name
: テーブルの名前column_name
: カラムの名前data_type
: カラムのデータ型
例:
CREATE TABLE users (
id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
email VARCHAR(255) UNIQUE NOT NULL,
created_at DATETIME NOT NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP
);
この例では、users
という名前のテーブルを作成します。このテーブルには、以下のカラムがあります。
id
: 主キーである整型数name
: 文字列email
: 一意な文字列created_at
: 作成日時
データの挿入には、INSERT INTO
ステートメントを使用します。
INSERT INTO table_name (column_name1, column_name2, ...)
VALUES (value1, value2, ...);
value
: カラムに挿入する値
例:
INSERT INTO users (name, email)
VALUES ('John Doe', '[email protected]');
この例では、users
テーブルにデータ行を挿入します。この行には、以下の値が格納されます。
name
: John Doeemail
: [email protected]
データの選択には、SELECT
ステートメントを使用します。
SELECT column_name1, column_name2, ...
FROM table_name;
例:
SELECT name, email
FROM users;
この例では、users
テーブルから name
と email
カラムの値を選択します。
データの更新には、UPDATE
ステートメントを使用します。
UPDATE table_name
SET column_name1 = value1, column_name2 = value2, ...
WHERE condition;
condition
: 更新対象となる行を条件
例:
UPDATE users
SET email = '[email protected]'
WHERE id = 1;
この例では、users
テーブルの id
が 1 の行の email
カラムを [email protected]
に更新します。
データの削除には、DELETE
ステートメントを使用します。
DELETE FROM table_name
WHERE condition;
例:
DELETE FROM users
WHERE id = 1;
この例では、users
テーブルの id
が 1 の行を削除します。
結合
複数のテーブルのデータを結合するには、JOIN
クエリを使用します。
INNER JOIN
: 一致する行のみを返します。LEFT JOIN
: 左側のテーブルのすべての行を返し、一致する右側のテーブルの行があればそれを返します。FULL JOIN
: 両方のテーブルのすべての行を返し、一致する行があればそれを返します。
例:
SELECT u.name, u.email, o.order_id, o.product_name
FROM users AS u
INNER JOIN orders AS o
ON u.id = o.user_id;
この例では、users
テーブルと orders
テーブルを結合し、以下のカラムを返します。
u.name
:users
テーブルの `name
MariaDB の "mysql.db Table" に関連する様々なサンプルコード
テーブルの作成
以下のコードは、様々なデータ型を持つカラムを持つ "customers" テーブルを作成します。
CREATE TABLE customers (
id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
email VARCHAR(255) UNIQUE NOT NULL,
phone_number VARCHAR(255),
address TEXT,
city VARCHAR(255),
state VARCHAR(255),
zip_code VARCHAR(255),
country VARCHAR(255),
created_at DATETIME NOT NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP,
updated_at DATETIME NOT NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP ON UPDATE CURRENT_TIMESTAMP
);
データの挿入
以下のコードは、"customers" テーブルに新しい顧客データを挿入します。
INSERT INTO customers (name, email, phone_number, address, city, state, zip_code, country)
VALUES ('John Doe', '[email protected]', '+1234567890', '123 Main St', 'Anytown', 'CA', '94105', 'USA');
データの選択
以下のコードは、"customers" テーブルからすべての顧客データを選択します。
SELECT * FROM customers;
以下のコードは、"customers" テーブルから特定の顧客のデータを選択します。
SELECT * FROM customers WHERE id = 1;
以下のコードは、"customers" テーブルから名前とメールアドレスを含む顧客データを選択します。
SELECT name, email FROM customers;
データの更新
以下のコードは、"customers" テーブルの顧客のメールアドレスを更新します。
UPDATE customers
SET email = '[email protected]'
WHERE id = 1;
データの削除
以下のコードは、"customers" テーブルから顧客を削除します。
DELETE FROM customers
WHERE id = 1;
結合
以下のコードは、"customers" テーブルと "orders" テーブルを結合し、顧客の名前、メールアドレス、注文 ID、および注文された商品名を選択します。
SELECT c.name, c.email, o.order_id, o.product_name
FROM customers AS c
INNER JOIN orders AS o
ON c.id = o.customer_id;
集計関数
以下のコードは、"customers" テーブルの顧客数をカウントします。
SELECT COUNT(*) FROM customers;
以下のコードは、"customers" テーブルの各国の顧客数をカウントします。
SELECT country, COUNT(*) AS customer_count
FROM customers
GROUP BY country;
以下のコードは、"customers" テーブルの顧客の平均注文額を計算します。
SELECT AVG(order_amount) AS average_order_amount
FROM orders;
サブクエリ
以下のコードは、"customers" テーブルの中で最も高額な注文を完了した顧客の名前とメールアドレスを選択します。
SELECT c.name, c.email
FROM customers AS c
INNER JOIN orders AS o
ON c.id = o.customer_id
WHERE o.order_amount = (
SELECT MAX(order_amount)
FROM orders
);
ビュー
以下のコードは、"customers" テーブルのビュー "customer_view" を作成します。
CREATE VIEW customer_view AS
SELECT id, name, email, phone_number, city, state, country
FROM customers;
以下のコードは、"customer_view" ビューを使用して顧客データを選択します。
SELECT * FROM customer_view;
トリガー
以下のコードは、"customers" テーブルに新しい顧客が挿入されるときに自動的に "welcome_email" プロシージャを呼び出すトリガーを作成します。
CREATE TRIGGER customer_insert_trigger
BEFORE INSERT ON customers
FOR EACH ROW
BEGIN
CALL welcome_email(NEW.email);
END;
プロシージャ
以下のコードは、顧客に電子メールを送信する "welcome_email" プロシージャを作成します。
MariaDB の "mysql.db" テーブルを操作するその他の方法
GUI ツール
MariaDB には、Workbench や HeidiSQL など、テーブルを操作、表示、編集できる GUI ツールがいくつか用意されています。これらのツールは、特に複雑なクエリを作成したり、大量のデータを操作したりする場合に役立ちます。
プログラミング言語
Python、Java、C# などのプログラミング言語を使用して、MariaDB テーブルを操作することができます。これにより、データベースとの複雑なインタラクションを自動化したり、Web アプリケーションからデータベースにアクセスしたりすることができます。
ODBC ドライバを使用して、Excel や LibreOffice などのアプリケーションから MariaDB テーブルにアクセスすることができます。これにより、データベースデータをスプレッドシートやその他のドキュメント形式で簡単に表示および操作することができます。
Web サービス
MariaDB には、JSON や XML 形式でデータを返すことができる Web サービスがいくつか用意されています。これにより、Web アプリケーションや他のソフトウェアからデータベースに簡単にアクセスすることができます。
コマンドラインツール
MySQL コマンドラインツールを使用して、コマンドラインから MariaDB テーブルを操作することができます。これは、スクリプトやバッチファイルでデータベース操作を自動化する場合に役立ちます。
最適な方法の選択
MariaDB テーブルを操作するのに最適な方法は、ニーズによって異なります。シンプルな操作の場合は、SQL が最良の方法です。より複雑な操作や自動化が必要な場合は、GUI ツール、プログラミング言語、Web サービス、またはコマンドラインツールの使用を検討する必要があります。
MariaDB の SET データ型:使いこなしてデータ管理を効率化
MariaDB の SET データ型は、複数の値をカンマ区切りで格納できる特殊なデータ型です。選択肢の集合を表す場合などに役立ちます。特徴最大64個の値を格納可能値は 文字列 または 数値格納順序は 保持されない重複した値は 許可されないNULL 値を格納可能
MariaDB の Data Types における SET CHARACTER SET の徹底解説
文字コード: 文字をコンピュータ上で表現するための規則。UTF-8、latin1 など様々な種類が存在します。照合順序: 文字列の比較方法を定義。文字コード内でどの文字がどのように並ぶかを決定します。SET CHARACTER SET は、以下の役割を担います。
データベースで文字列を扱う!MariaDBの文字列データ型を徹底解説
MariaDB には、文字列データを格納するために使用できるいくつかのデータ型があります。それぞれのデータ型には、長所と短所があり、使用するデータ型は、格納するデータと、そのデータにどのようにアクセスするかによって異なります。MariaDB における主な文字列データ型は以下の通りです:
MariaDB の REPLACE...RETURNING で更新後の最新データを取得する方法
この機能の利点:更新後の最新データを取得できる: 従来の REPLACE ステートメントでは、更新された行数を返すのみでしたが、RETURNING 句を使うと、更新後の最新データを取得できます。これは、後続の処理で最新データを使用する必要がある場合に便利です。
POLYGON データ型を使用する SQL ステートメント
MariaDB は MySQL と互換性のあるオープンソースのデータベース管理システムです。 "POLYGON" データ型は、空間データ (ジオメトリ) を格納するために使用されます。このデータ型は、点、線、ポリゴンなどの形状を表現するために使用できます。
MariaDB の Information Schema FILES テーブル:データベースの奥深くに潜る
テーブル構成活用例特定のファイルサイズを確認特定テーブルスペースのファイル一覧インデックスサイズが大きいファイルの特定古いファイルの削除注意事項INFORMATION_SCHEMA は仮想テーブルであり、直接変更することはできません。削除や更新は、mysqldump などのツールを用いて行いましょう。
初心者でも安心!MariaDBのEXCEPTでデータ操作をマスターしよう!
EXCEPT は、次の基本構文に従って使用されます。この例では、テーブル名1 と テーブル名2 の共通列のみを含む結果セットが返されます。EXCEPT は、次の規則に基づいて行を比較します。比較は、SELECT 句で指定された列に基づいて行われます。
RADIANS プログラミング: MariaDB の SQL Statements & Structure で角度を扱う
RADIANS は MariaDB の SQL ステートメントと構造で使用される関数で、角度をラジアン単位に変換します。ラジアンは角度を測定する数学的な単位で、円周を半径で割った値に等しく、約 6.283185307179586 ラジアンになります。
MariaDB の DROP ROLE ステートメント:データベースからロールを削除する方法
MariaDB の DROP ROLE ステートメントは、データベースからロールを削除するために使用されます。ロールは、ユーザーに特定の権限を付与する便利な方法です。ロールを削除する前に、そのロールを使用しているユーザーがいないことを確認する必要があります。
FIELD 関数のサンプルコード
str: 検索対象となる文字列または数値str1, str2, ..., strN: 検索対象となる文字列または数値のリストFIELD 関数は、リスト内の各要素を str と比較し、最初に一致する要素の 位置 を返します。一致する要素が見つからない場合は、0 が返されます。