PHP エンコーディング:mb_strripos 関数でマルチバイト文字列を操る
PHP エンコーディングと mb_strripos 関数
mb_strripos 関数は以下の引数を受け取ります。
- haystack: 検索対象の文字列
- needle: 検索する文字列
- encoding: 使用するエンコーディング (省略可能)
mb_strripos 関数は、以下の値を返します。
- 一致が見つかった場合: 一致する文字列の最初のバイト位置
- 一致が見つからなかった場合: FALSE
例:
<?php
$haystack = "こんにちは、世界!";
$needle = "世界";
// UTF-8 エンコーディングを使用
$pos = mb_strripos($haystack, $needle, "UTF-8");
if ($pos !== FALSE) {
echo "最後の出現位置は " . $pos . " です。";
} else {
echo "一致する文字列が見つかりませんでした。";
}
?>
この例では、$haystack
文字列の中で最後の $needle
文字列の出現位置を検索します。mb_strripos
関数は UTF-8 エンコーディングを使用するように指定されています。
mb_strripos 関数は、以下の点に注意する必要があります。
- エンコーディングを指定しないと、デフォルトのエンコーディングが使用されます。
- 大文字と小文字は区別されます。
- 検索対象の文字列が空の場合、
FALSE
を返します。
エンコーディング関連のその他の mb 関数:
- mb_strlen: マルチバイト文字列の長さを取得
- mb_substr: マルチバイト文字列の一部を取得
- mb_convert_encoding: マルチバイト文字列のエンコーディングを変換
これらの関数は、マルチバイト文字エンコーディングされた文字列を扱う際に、非常に便利です。
mb_strripos 関数のサンプルコード
<?php
$haystack = "こんにちは、世界!";
$needle = "せかい";
// 大文字と小文字を区別せずに検索
$pos = mb_strripos($haystack, $needle, "UTF-8", MB_CASE_INSENSITIVE);
if ($pos !== FALSE) {
echo "最後の出現位置は " . $pos . " です。";
} else {
echo "一致する文字列が見つかりませんでした。";
}
?>
部分一致の検索
<?php
$haystack = "こんにちは、世界!";
$needle = "界";
// 部分一致を検索
$pos = mb_strripos($haystack, $needle, "UTF-8", MB_PARTIAL);
if ($pos !== FALSE) {
echo "最後の出現位置は " . $pos . " です。";
} else {
echo "一致する文字列が見つかりませんでした。";
}
?>
正規表現を使用した検索
<?php
$haystack = "こんにちは、世界!";
$needle = "/[世]+/";
// 正規表現を使用して検索
$pos = mb_strripos($haystack, $needle, "UTF-8");
if ($pos !== FALSE) {
echo "最後の出現位置は " . $pos . " です。";
} else {
echo "一致する文字列が見つかりませんでした。";
}
?>
バイナリセーフな検索
<?php
$haystack = "こんにちは、世界!";
$needle = "\x7e";
// バイナリセーフな検索
$pos = mb_strripos($haystack, $needle, "UTF-8", MB_BINARY);
if ($pos !== FALSE) {
echo "最後の出現位置は " . $pos . " です。";
} else {
echo "一致する文字列が見つかりませんでした。";
}
?>
これらのコードは、mb_strripos
関数のさまざまな使用方法を示しています。これらのコードを参考に、ご自身のニーズに合わせて使用してください。
mb_strripos 関数の代替方法
strrpos 関数と mb_strlen 関数
<?php
$haystack = "こんにちは、世界!";
$needle = "世界";
// strrpos 関数と mb_strlen 関数を使用して最後の出現位置を取得
$pos = strrpos($haystack, $needle);
$pos = mb_strlen($haystack) - $pos - mb_strlen($needle);
if ($pos !== FALSE) {
echo "最後の出現位置は " . $pos . " です。";
} else {
echo "一致する文字列が見つかりませんでした。";
}
?>
preg_match_all 関数
<?php
$haystack = "こんにちは、世界!";
$needle = "/世界/";
// preg_match_all 関数を使用して最後の出現位置を取得
$matches = preg_match_all($needle, $haystack, PREG_OFFSET_CAPTURE);
if (count($matches[0]) > 0) {
$pos = $matches[0][count($matches[0]) - 1][1];
echo "最後の出現位置は " . $pos . " です。";
} else {
echo "一致する文字列が見つかりませんでした。";
}
?>
自作関数
<?php
function mb_strripos($haystack, $needle, $encoding) {
$pos = FALSE;
$start = mb_strlen($haystack) - mb_strlen($needle);
while ($start >= 0) {
if (mb_substr($haystack, $start, mb_strlen($needle)) === $needle) {
$pos = $start;
break;
}
$start--;
}
return $pos;
}
// 自作関数を使用して最後の出現位置を取得
$haystack = "こんにちは、世界!";
$needle = "世界";
$pos = mb_strripos($haystack, $needle, "UTF-8");
if ($pos !== FALSE) {
echo "最後の出現位置は " . $pos . " です。";
} else {
echo "一致する文字列が見つかりませんでした。";
}
?>
これらの方法は、mb_strripos
関数の代替として使用できます。それぞれの方法にはメリットとデメリットがありますので、ご自身のニーズに合わせて最適な方法を選択してください。
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