Pythonのフォーマット文字列を使いこなす! check_unused_args() のサンプルコード集
Pythonにおけるstring.Formatter.check_unused_args()の解説
使用例
from string import Formatter
# フォーマット文字列と引数を定義
format_str = "Hello, {name}! You are {age} years old."
args = {"name": "John", "age": 30}
# フォーマッターを作成
formatter = Formatter()
# `check_unused_args()`を実行
try:
formatter.check_unused_args(format_str, args)
except KeyError as e:
print(f"エラー: 未使用の引数 '{e.args[0]}' が存在します")
else:
print("フォーマット文字列に誤りはありません")
この例では、format_str
には{name}
と{age}
という2つのフォーマット指定子が含まれています。args
にはname
とage
という2つのキーが存在し、それぞれJohn
と30
という値が割り当てられています。
check_unused_args()
を実行すると、フォーマット文字列内で使用されていない引数を検出します。この例では、format_str
には{name}
と{age}
という2つのフォーマット指定子しか存在しないため、args
に存在するその他のキーは未使用とみなされます。
check_unused_args()
が未使用の引数を検出した場合、KeyError
例外が発生します。例外メッセージには、未使用の引数の名前が表示されます。
string.Formatter.check_unused_args()のサンプルコード
使用例
from string import Formatter
# 正常な例
format_str = "Hello, {name}! You are {age} years old."
args = {"name": "John", "age": 30}
formatter = Formatter()
try:
formatter.check_unused_args(format_str, args)
except KeyError:
print("エラー: 未使用の引数があります")
else:
print("フォーマット文字列に誤りはありません")
# エラー例
format_str = "Hello, {name}! You are {age} years old."
args = {"name": "John"}
formatter = Formatter()
try:
formatter.check_unused_args(format_str, args)
except KeyError as e:
print(f"エラー: 未使用の引数 '{e.args[0]}' が存在します")
else:
print("フォーマット文字列に誤りはありません")
その他の例
- フォーマット文字列に複数のフォーマット指定子があり、引数の一部しか使用されていない場合
format_str = "Hello, {name}! You are {age} years old and live in {city}."
args = {"name": "John", "age": 30}
formatter = Formatter()
try:
formatter.check_unused_args(format_str, args)
except KeyError as e:
print(f"エラー: 未使用の引数 '{e.args[0]}' が存在します")
else:
print("フォーマット文字列に誤りはありません")
- フォーマット文字列にキーワード引数を使用している場合
format_str = "Hello, {name}! You are {age} years old."
args = {"name": "John", "age": 30}
formatter = Formatter()
try:
formatter.check_unused_args(format_str, **args)
except KeyError as e:
print(f"エラー: 未使用の引数 '{e.args[0]}' が存在します")
else:
print("フォーマット文字列に誤りはありません")
- フォーマット文字列にf-stringを使用している場合
name = "John"
age = 30
format_str = f"Hello, {name}! You are {age} years old."
try:
check_unused_args(format_str)
except KeyError as e:
print(f"エラー: 未使用の引数 '{e.args[0]}' が存在します")
else:
print("フォーマット文字列に誤りはありません")
様々なサンプルコードを参考に、check_unused_args()
の使い方を理解し、実践的なコードで活用してください。
フォーマット文字列内で使用されていない引数を検出する他の方法
手動でチェックする
最も簡単な方法は、フォーマット文字列と引数を手動で比較することです。フォーマット文字列内に存在するすべてのフォーマット指定子に対して、引数にそのフォーマット指定子に対応するキーが存在することを確認します。
format_str = "Hello, {name}! You are {age} years old."
args = {"name": "John", "age": 30}
# フォーマット文字列内のフォーマット指定子を抽出
format_specifiers = set(re.findall(r"{([^{}]+)}", format_str))
# 引数内のキーとフォーマット指定子を比較
for key in args:
if key not in format_specifiers:
print(f"警告: 使用されていない引数 '{key}' が存在します")
この方法の欠点は、フォーマット文字列が複雑になると、手動でチェックするのが難しくなることです。
ライブラリを使用する
string.Formatter.check_unused_args()
以外にも、フォーマット文字列内で使用されていない引数を検出するライブラリがいくつか存在します。
これらのライブラリを使用すると、check_unused_args()
よりも簡単にフォーマット文字列の検証を行うことができます。
from fstrings_with_validation import validate
format_str = "Hello, {name}! You are {age} years old."
args = {"name": "John", "age": 30}
try:
validate(format_str, args)
except ValueError as e:
print(f"エラー: {e}")
静的型付けを使用する
Python 3.8以降では、f-stringとPEP 586を使用することで、フォーマット文字列内で使用されていない引数を静的に検出することができます。
from typing import NamedTuple
User = NamedTuple("User", name=str, age=int)
def greet(user: User) -> str:
return f"Hello, {user.name}! You are {user.age} years old."
# 型エラーが発生
greet(User(name="John"))
この方法の利点は、コードを実行する前に型エラーが発生するため、実行時エラーを防ぐことができることです。
フォーマット文字列内で使用されていない引数を検出するには、いくつかの方法があります。それぞれの特徴を理解し、用途に合わせて適切な方法を選択してください。
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