Qt Widgets の QInputDialog::getDouble() 関数の使い方
Qt Widgets の QInputDialog::getDouble() 関数について
QInputDialog::getDouble()
関数は、Qt Widgets ライブラリでユーザーから浮動小数点数の入力を取得するための便利な関数です。この関数は、ダイアログウィンドウを表示し、ユーザーにラベルと初期値付きの入力フィールドを提供します。ユーザーが有効な数値を入力して OK ボタンをクリックすると、関数はその数値を返します。キャンセルボタンをクリックしたり、無効な入力をしたりすると、関数は false
を返します。
構文
bool QInputDialog::getDouble(
QWidget *parent,
const QString &title,
const QString &label,
double *value,
double defaultValue=0.0,
const QString &format="g",
Qt::WindowFlags flags=Qt::WindowFlags()
);
パラメータ
parent
: ダイアログウィンドウの親ウィジェットを指定します。title
: ダイアログウィンドウのタイトルバーに表示される文字列を指定します。label
: 入力フィールドの横に表示されるラベルテキストを指定します。value
: 入力された浮動小数点数のポインタを指定します。defaultValue
: 入力フィールドの初期値を指定します。format
: 入力フィールドに表示される数値のフォーマットを指定します。flags
: ダイアログウィンドウのウィンドウフラグを指定します。
戻り値
- ユーザーが OK ボタンをクリックして有効な数値を入力した場合、関数は
true
を返します。 - ユーザーがキャンセルボタンをクリックしたり、無効な入力をしたりした場合、関数は
false
を返します。
例
double temperatureCelsius;
bool ok = QInputDialog::getDouble(this, tr("Temperature Converter"),
tr("Enter temperature in Celsius:"),
&temperatureCelsius, 20.0);
if (ok) {
double temperatureFahrenheit = (temperatureCelsius * 9.0 / 5.0) + 32.0;
QMessageBox::information(this, tr("Temperature Converter"),
tr("Temperature in Fahrenheit: ") + QString::number(temperatureFahrenheit));
}
この例では、ユーザーから摂氏温度を入力させ、華氏温度に変換して表示しています。
補足
QInputDialog::getDouble()
関数は、ユーザーインターフェースのスレッドで実行する必要があります。別のスレッドから呼び出す場合は、QMetaObject::invokeMethod()
関数を使用する必要があります。
注意事項
- この説明は、Qt Widgets ライブラリのバージョン 5.15.2 を基にしています。他のバージョンでは、関数の動作やパラメータが異なる場合があります。
- この説明は、プログラミングの初心者向けに書かれています。より高度な使用方法については、Qt ドキュメントを参照してください。
いろいろなサンプルコード
C++
#include <iostream>
using namespace std;
int main() {
int x = 10;
int y = 20;
cout << "x + y = " << x + y << endl;
cout << "x - y = " << x - y << endl;
cout << "x * y = " << x * y << endl;
cout << "x / y = " << x / y << endl;
cout << "x % y = " << x % y << endl;
return 0;
}
このコードは、2つの整数を足したり引いたり、掛けたり割ったり、剰余を求めたりするものです。
Python
x = 10
y = 20
print(x + y)
print(x - y)
print(x * y)
print(x / y)
print(x % y)
このコードは、C++ のサンプルコードと同様の処理を行っています。
JavaScript
const x = 10;
const y = 20;
console.log(x + y);
console.log(x - y);
console.log(x * y);
console.log(x / y);
console.log(x % y);
このコードは、C++ と Python のサンプルコードと同様の処理を行っています。
Java
public class Sample {
public static void main(String[] args) {
int x = 10;
int y = 20;
System.out.println(x + y);
System.out.println(x - y);
System.out.println(x * y);
System.out.println(x / y);
System.out.println(x % y);
}
}
このコードは、C++ と Python のサンプルコードと同様の処理を行っています。
C#
using System;
class Sample {
static void Main(string[] args) {
int x = 10;
int y = 20;
Console.WriteLine(x + y);
Console.WriteLine(x - y);
Console.WriteLine(x * y);
Console.WriteLine(x / y);
Console.WriteLine(x % y);
}
}
このコードは、C++ と Python のサンプルコードと同様の処理を行っています。
Go
package main
import "fmt"
func main() {
x := 10
y := 20
fmt.Println(x + y)
fmt.Println(x - y)
fmt.Println(x * y)
fmt.Println(x / y)
fmt.Println(x % y)
}
このコードは、C++ と Python のサンプルコードと同様の処理を行っています。
Ruby
x = 10
y = 20
puts x + y
puts x - y
puts x * y
puts x / y
puts x % y
このコードは、C++ と Python のサンプルコードと同様の処理を行っています。
PHP
<?php
$x = 10;
$y = 20;
echo $x + $y . "\n";
echo $x - $y . "\n";
echo $x * $y . "\n";
echo $x / $y . "\n";
echo $x % $y . "\n";
?>
このコードは、C++ と Python のサンプルコードと同様の処理を行っています。
これらのサンプルコードはほんの一例です。プログラミング言語にはそれぞれの特徴があり、さまざまな方法でコードを書くことができます。
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