SQLite MATCH プログラミングとは?
SQLite MATCH プログラミング解説
目次
- MATCH プログラミングとは?
- MATCH プログラミングの制限事項
- まとめ
MATCH プログラミングとは?
SQLite MATCH プログラミングは、SQL SELECT 文で使用される機能です。WHERE 句に MATCH プログラミングを記述することで、検索条件に合致するレコードを抽出できます。
MATCH プログラミングの種類
SQLite MATCH プログラミングには、以下の2種類があります。
- LIKE 演算子: ワイルドカード文字を使用して、部分一致や前方一致などの検索を行うことができます。
- REGEXP 演算子: 正規表現を使用して、より複雑なパターンマッチングを行うことができます。
MATCH プログラミングの使用例
1 LIKE 演算子
以下の例では、LIKE 演算子を使用して、名前が "A%" で始まるレコードを抽出しています。
SELECT * FROM users WHERE name LIKE 'A%';
以下の例では、ESCAPE 句を使用して、ワイルドカード文字 '%' の特殊な意味を無効化しています。
SELECT * FROM users WHERE name LIKE '%a%b%' ESCAPE '\';
2 REGEXP 演算子
以下の例では、REGEXP 演算子を使用して、数字のみを含むレコードを抽出しています。
SELECT * FROM users WHERE name REGEXP '^[0-9]+$';
MATCH プログラミングの制限事項
- MATCH プログラミングは、CASE SENSITIVEです。大文字と小文字は区別されます。
- MATCH プログラミングは、インデックスを使用できません。そのため、大量のデータに対して使用すると、処理速度が遅くなる可能性があります。
まとめ
SQLite MATCH プログラミングは、データベース内の文字列を検索する際に、より高度な条件を設定できる便利な機能です。LIKE 演算子と REGEXP 演算子を理解することで、様々なパターンマッチングを行うことができます。
SQLite MATCH プログラミング サンプルコード
LIKE 演算子
SELECT * FROM users WHERE name LIKE 'A%';
説明: 名前が "A" で始まるレコードを抽出します。
部分一致
SELECT * FROM users WHERE name LIKE '%a%b%';
説明: 名前の中に "a" と "b" が含まれるレコードを抽出します。
ワイルドカード文字の無効化
SELECT * FROM users WHERE name LIKE '%a%b%' ESCAPE '\';
説明: ワイルドカード文字 '%' は特殊な意味を持つため、通常はそのまま使用できません。ESCAPE 句を使用して、ワイルドカード文字として解釈させることができます。
大文字と小文字の区別
SELECT * FROM users WHERE name LIKE 'Alice%';
説明: 名前が "Alice" で始まるレコードを抽出します。SQLite は CASE SENSITIVE なので、大文字と小文字は区別されます。
REGEXP 演算子
数字のみを含む
SELECT * FROM users WHERE name REGEXP '^[0-9]+$';
説明: 名前が数字のみで構成されているレコードを抽出します。
メールアドレス
SELECT * FROM users WHERE email REGEXP '^[a-zA-Z0-9_.+-]+@[a-zA-Z0-9-]+\.[a-zA-Z0-9-.]+$';
説明: メールアドレスが正しい形式であるレコードを抽出します。
電話番号
SELECT * FROM users WHERE phone_number REGEXP '^[0-9]{10}$';
説明: 電話番号が10桁の数字のみで構成されているレコードを抽出します。
URL
SELECT * FROM users WHERE website REGEXP '^http(s)?://[a-zA-Z0-9-.]+(:[0-9]+)?/?.*$';
説明: URL が正しい形式であるレコードを抽出します。
複数の条件を組み合わせる
SELECT * FROM users WHERE name LIKE '%a%' AND age > 18;
説明: 名前の中に "a" が含まれるかつ年齢が18歳以上のレコードを抽出します。
インデックスの使用
CREATE INDEX name_index ON users (name);
SQLite MATCH プログラミングの代替方法
LIKE 演算子は、部分一致や前方一致などの単純なパターンマッチングに使用できます。
SELECT * FROM users WHERE name LIKE '%a%b%';
REGEXP 演算子は、正規表現を使用して、より複雑なパターンマッチングを行うことができます。
SELECT * FROM users WHERE name REGEXP '^[0-9]+$';
INSTR 関数は、文字列の中に別の文字列が含まれているかどうかを調べます。
SELECT * FROM users WHERE INSTR(name, 'a') > 0;
SUBSTR 関数は、文字列の一部を抽出します。
SELECT * FROM users WHERE SUBSTR(name, 1, 1) = 'A';
CASE 式は、条件に応じて異なる値を返すことができます。
SELECT * FROM users
CASE
WHEN name LIKE '%a%b%' THEN 'Match'
ELSE 'No match'
END;
外部ライブラリ
SQLite には標準で搭載されていない、より高度なパターンマッチング機能を提供する外部ライブラリもあります。
どの方法を選択するかは、検索条件の複雑さやパフォーマンス要件によって異なります。
以下は、各方法の利点と欠点です。
方法 | 利点 | 欠点 | 使用例 |
---|---|---|---|
LIKE 演算子 | シンプル | 複雑なパターンマッチングには不向き | 部分一致、前方一致 |
REGEXP 演算子 | 複雑なパターンマッチングに対応 | 処理速度が遅い場合がある | 正規表現による検索 |
INSTR 関数 | 処理速度が速い | 部分一致のみ | 文字列の存在確認 |
SUBSTR 関数 | 処理速度が速い | 部分一致のみ | 文字列の一部抽出 |
CASE 式 | 柔軟性が高い | 複雑な場合 |
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