これで完璧!CSS Grid レイアウトにおける grid-auto-rows プロパティの使いこなし術

2024-04-02

CSS Grid レイアウトにおける grid-auto-rows プロパティ

基本的な使い方

grid-auto-rows プロパティは、以下のいずれかの値を使用して設定できます。

  • 長さ: 行の高さをピクセル、em、remなどの長さの単位で指定します。
  • パーセンテージ: 行の高さをグリッドコンテナのブロックサイズに対する割合で指定します。
  • auto: 行の高さをコンテンツに合わせて自動的に調整します。
  • minmax(): 行の最小高と最大高を指定します。

例えば、以下のコードは、すべての行の高さを 100px に設定します。

.grid {
  display: grid;
  grid-auto-rows: 100px;
}

以下のコードは、すべての行の高さをグリッドコンテナのブロックサイズの 50% に設定します。

.grid {
  display: grid;
  grid-auto-rows: 50%;
}

以下のコードは、すべての行の高さをコンテンツに合わせて自動的に調整します。

.grid {
  display: grid;
  grid-auto-rows: auto;
}

以下のコードは、行の最小高を 50px、最大高を 200px に設定します。

.grid {
  display: grid;
  grid-auto-rows: minmax(50px, 200px);
}

応用例

grid-auto-rows プロパティは、以下の様な様々な場面で役立ちます。

  • レスポンシブレイアウト: グリッドレイアウトを画面サイズに合わせて自動的に調整したい場合、grid-auto-rows プロパティを使用して、各行の高さを相対的な単位で設定することができます。
  • コンテンツに合わせてレイアウトを調整: コンテンツの長さに合わせて行の高さを自動的に調整したい場合、grid-auto-rows: auto; を使用することができます。
  • 複雑なレイアウト: 複数の行の高さを異なる値に設定したい場合、grid-auto-rows プロパティを使用して、それぞれの行のサイズを個別に設定することができます。

grid-auto-rows プロパティは、grid-template-rows プロパティと組み合わせて使用することができます。grid-template-rows プロパティは、明示的に行の高さを設定するために使用されます。grid-auto-rows プロパティは、grid-template-rows プロパティで設定されていない行のサイズにのみ適用されます。

grid-auto-rows プロパティは、CSS Grid レイアウトにおいて、明示的にサイズが設定されていない行のサイズを指定するために使用されます。これは、レイアウトをより柔軟かつ動的に作成するために役立ちます。



CSS Grid レイアウトにおける grid-auto-rows プロパティのサンプルコード

等間隔レイアウト

<div class="grid">
  <div>Item 1</div>
  <div>Item 2</div>
  <div>Item 3</div>
  <div>Item 4</div>
</div>
.grid {
  display: grid;
  grid-auto-rows: 100px;
  gap: 10px;
}

コンテンツに合わせてレイアウトを調整

<div class="grid">
  <div>This is a long item.</div>
  <div>Item 2</div>
  <div>Item 3</div>
</div>
.grid {
  display: grid;
  grid-auto-rows: auto;
  gap: 10px;
}

このコードは、コンテンツの長さに合わせて行の高さを自動的に調整するグリッドレイアウトを作成します。grid-auto-rows プロパティによって、行の高さがコンテンツに合わせて自動的に調整されます。

複数の行の高さを設定

<div class="grid">
  <div>Header</div>
  <div>Item 1</div>
  <div>Item 2</div>
  <div>Item 3</div>
  <div>Footer</div>
</div>
.grid {
  display: grid;
  grid-template-rows: 50px auto 1fr auto 50px;
  gap: 10px;
}

このコードは、ヘッダーとフッターを固定サイズ、コンテンツ領域を自動調整するグリッドレイアウトを作成します。grid-template-rows プロパティによって、1行目と5行目は 50px、2行目と4行目はコンテンツに合わせて自動調整、3行目は残りのスペースをすべて占めるように設定されます。

レスポンシブレイアウト

<div class="grid">
  <div>Item 1</div>
  <div>Item 2</div>
  <div>Item 3</div>
  <div>Item 4</div>
</div>
.grid {
  display: grid;
  grid-auto-rows: 100px;
  gap: 10px;

  @media (max-width: 768px) {
    grid-auto-rows: auto;
  }
}

このコードは、画面サイズが 768px 以下になると、行の高さを自動的に調整するレスポンシブレイアウトを作成します。

複雑なレイアウト

<div class="grid">
  <div class="header">Header</div>
  <div class="sidebar">Sidebar</div>
  <div class="main">
    <div>Item 1</div>
    <div>Item 2</div>
    <div>Item 3</div>
  </div>
</div>
.grid {
  display: grid;
  grid-template-columns: 1fr 200px;
  grid-template-rows: 50px auto;
  gap: 10px;
}

.header {
  grid-column: 1 / span 2;
}

.sidebar {
  grid-row: 2 / span 2;
}

.main {
  grid-row: 2;
  grid-column: 2;
}

このコードは、ヘッダー、サイドバー、メインコンテンツ領域をそれぞれ異なるサイズで配置するグリッドレイアウトを作成します。grid-template-columns プロパティと grid-template-rows プロパティによって、各列と各行のサイズを個別に設定することができます。

grid-auto-rows プロパティは、様々なレイアウトを作成するために役立ちます。上記のサンプルコード



CSS Grid レイアウトにおける grid-auto-rows プロパティの代替方法

grid-template-rows プロパティを使用する

すべての行の高さを個別に設定したい場合は、grid-template-rows プロパティを使用することができます。

<div class="grid">
  <div>Item 1</div>
  <div>Item 2</div>
  <div>Item 3</div>
</div>
.grid {
  display: grid;
  grid-template-rows: 100px 200px auto;
  gap: 10px;
}

このコードは、1行目を 100px、2行目を 200px、3行目をコンテンツに合わせて自動調整するグリッドレイアウトを作成します。

fr ユニットを使用する

fr ユニットは、残りのスペースを均等に分割するために使用することができます。

<div class="grid">
  <div>Item 1</div>
  <div>Item 2</div>
  <div>Item 3</div>
</div>
.grid {
  display: grid;
  grid-template-rows: 1fr auto 1fr;
  gap: 10px;
}

このコードは、1行目と3行目を残りのスペースを均等に分割し、2行目をコンテンツに合わせて自動調整するグリッドレイアウトを作成します。

min-height プロパティを使用する

行の最小高さを設定したい場合は、min-height プロパティを使用することができます。

<div class="grid">
  <div>Item 1</div>
  <div>Item 2</div>
  <div>Item 3</div>
</div>
.grid {
  display: grid;
  grid-auto-rows: auto;
  gap: 10px;

  .grid-item {
    min-height: 100px;
  }
}

このコードは、すべての行の高さをコンテンツに合わせて自動調整しますが、各行の最小高さを 100px に設定します。

JavaScriptを使用して、各行の高さを個別に設定することもできます。

<div class="grid">
  <div>Item 1</div>
  <div>Item 2</div>
  <div>Item 3</div>
</div>
const grid = document.querySelector('.grid');
const items = grid.querySelectorAll('.grid-item');

for (const item of items) {
  item.style.height = '100px';
}

このコードは、すべての行の高さを 100px に設定します。

grid-auto-rows プロパティは便利なプロパティですが、必ずしも最適な方法とは限りません。状況に応じて、上記のような代替方法も検討してみてください。




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