pk 以外にも知っておきたい Django モデルの主キーの操作方法
Django の django.db.models.Model.pk プロパティについて
django.db.models.Model.pk
は、Django モデルの 主キー へのアクセスを提供するプロパティです。主キーは、データベース内の各レコードを一意に識別するフィールドです。
詳細
pk
は、モデルインスタンスの属性としてアクセスできます。- 型は、モデルの主キーフィールドの型と同じです。
- 主キーフィールドが自動生成される場合は、
pk
は自動的に設定されます。 - 主キーフィールドが手動で設定される場合は、
pk
を明示的に設定する必要があります。
例
class Person(models.Model):
name = models.CharField(max_length=255)
person = Person.objects.create(name="John Doe")
# 主キーを取得
pk = person.pk
# 主キーを使用して、データベースからオブジェクトを取得
person = Person.objects.get(pk=pk)
補足
pk
は、モデルの id 属性と同義です。pk
は、モデルインスタンスがデータベースに保存されているかどうかを確認するために使用できます。pk
は、モデルインスタンスを比較するために使用できます。
pk
は、Django の内部で使用されるため、変更しないことをお勧めします。pk
は、モデルインスタンスのシリアル化に使用されます。
django.db.models.Model.pk のサンプルコード
主キーの取得
class Person(models.Model):
name = models.CharField(max_length=255)
person = Person.objects.create(name="John Doe")
# 主キーを取得
pk = person.pk
print(pk) # 出力: 1
主キーを使用してオブジェクトを取得
class Person(models.Model):
name = models.CharField(max_length=255)
# 主キーでオブジェクトを取得
person = Person.objects.get(pk=1)
print(person.name) # 出力: John Doe
主キーを使用してオブジェクトをフィルタリング
class Person(models.Model):
name = models.CharField(max_length=255)
# 主キーでオブジェクトをフィルタリング
people = Person.objects.filter(pk__in=[1, 2, 3])
for person in people:
print(person.name)
主キーを使用してオブジェクトを更新
class Person(models.Model):
name = models.CharField(max_length=255)
# 主キーでオブジェクトを取得
person = Person.objects.get(pk=1)
# 名前を更新
person.name = "Jane Doe"
person.save()
# 更新されたオブジェクトを取得
person = Person.objects.get(pk=1)
print(person.name) # 出力: Jane Doe
主キーを使用してオブジェクトを削除
class Person(models.Model):
name = models.CharField(max_length=255)
# 主キーでオブジェクトを取得
person = Person.objects.get(pk=1)
# オブジェクトを削除
person.delete()
# オブジェクトが存在しないことを確認
try:
person = Person.objects.get(pk=1)
except Person.DoesNotExist:
print("オブジェクトは存在しません")
pk
は、モデルインスタンスの比較にも使用できます。
person1 = Person.objects.get(pk=1)
person2 = Person.objects.get(pk=2)
if person1 == person2:
print("オブジェクトは同じです")
else:
print("オブジェクトは異なります")
import pickle
person = Person.objects.get(pk=1)
# オブジェクトをシリアル化
serialized_person = pickle.dumps(person)
# オブジェクトをデシリアライズ
deserialized_person = pickle.loads(serialized_person)
print(deserialized_person.name) # 出力: John Doe
django.db.models.Model.pk 以外の主キーの取得方法
Model._meta.pk
は、モデルの主キーフィールドに関するメタ情報へのアクセスを提供します。
class Person(models.Model):
name = models.CharField(max_length=255)
# 主キーフィールドの名前を取得
pk_name = Person._meta.pk.name
# 主キーフィールドの型を取得
pk_type = Person._meta.pk.field_type
# 主キーフィールドの値を取得
pk_value = Person.objects.get(pk=1).pk
print(pk_name) # 出力: id
print(pk_type) # 出力: <class 'django.db.models.AutoField'>
print(pk_value) # 出力: 1
Model._meta.get_field('pk')
は、モデルの主キーフィールドを取得します。
class Person(models.Model):
name = models.CharField(max_length=255)
# 主キーフィールドを取得
pk_field = Person._meta.get_field('pk')
# 主キーフィールドの名前を取得
pk_name = pk_field.name
# 主キーフィールドの型を取得
pk_type = pk_field.field_type
# 主キーフィールドの値を取得
pk_value = Person.objects.get(pk=1).pk
print(pk_name) # 出力: id
print(pk_type) # 出力: <class 'django.db.models.AutoField'>
print(pk_value) # 出力: 1
getattr(model_instance, 'pk')
は、モデルインスタンスの pk
属性を取得します。
class Person(models.Model):
name = models.CharField(max_length=255)
# 主キーを取得
pk = getattr(Person.objects.get(pk=1), 'pk')
print(pk) # 出力: 1
これらの方法はすべて、同じ結果を返します。どの方法を使用するかは、開発者の好みによって異なります。
django.db.models.Model.pk
は、Django モデルの主キーを取得するための最も簡単な方法です。ただし、他の方法も存在します。これらの方法は、より多くの柔軟性と制御を提供する場合があります。
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