Django settings.THOUSAND_SEPARATOR で千の位区切り文字を設定

2024-04-02

Django settings.THOUSAND_SEPARATOR 解説

settings.THOUSAND_SEPARATOR は、Django テンプレートで数字を表示する際に、千の位を区切るための文字を設定します。デフォルトでは空欄ですが、設定することで、カンマやスペースなどの区切り文字を挿入できます。

設定方法

settings.py ファイルに以下のコードを追加します。

# settings.py
USE_L10N = True
USE_THOUSAND_SEPARATOR = True

# 千の位区切り文字
THOUSAND_SEPARATOR = ','

USE_L10N と USE_THOUSAND_SEPARATOR

  • USE_L10N: ロケール設定に基づいて、テンプレートで日付、時刻、数字をフォーマットするかどうかを制御します。True に設定すると、ロケール設定に基づいて千の位区切り文字が適用されます。
  • USE_THOUSAND_SEPARATOR: 千の位区切り文字を有効にするかどうかを制御します。True に設定すると、THOUSAND_SEPARATOR で設定された文字が千の位ごとに挿入されます。

THOUSAND_SEPARATOR の値

  • 空欄: 千の位区切り文字は挿入されません。
  • 文字列: 指定された文字が千の位ごとに挿入されます。

# settings.py
USE_L10N = True
USE_THOUSAND_SEPARATOR = True

# 千の位区切り文字をカンマに設定
THOUSAND_SEPARATOR = ','

この設定の場合、テンプレートで {{ number }} と出力すると、number が 1000 を超える場合、カンマで区切られた数字が表示されます。

テンプレートでの使用

  • {{ number }}: 数字をそのまま表示します。
  • {{ number|intcomma }}: 千の位をカンマで区切ります。
  • {{ number|localize }}: ロケール設定に基づいて数字をフォーマットします。

補足

  • THOUSAND_SEPARATOR は、ロケール設定によって自動的に設定される場合があります。
  • テンプレートで {% load i18n %} タグを使用すると、intcommalocalize フィルターなどの国際化機能を利用できます。


Django settings.THOUSAND_SEPARATOR サンプルコード

# settings.py
USE_L10N = True
USE_THOUSAND_SEPARATOR = True

# 千の位区切り文字をカンマに設定
THOUSAND_SEPARATOR = ','

テンプレート

{% load i18n %}

<h1>数字の表示</h1>

<p>{{ 123456789 }}</p>
<p>{{ 123456789|intcomma }}</p>
<p>{{ 123456789|localize }}</p>

ロケール設定による自動設定

Django はロケール設定に基づいて THOUSAND_SEPARATOR を自動的に設定できます。

settings.py

USE_L10N = True

テンプレート

{% load i18n %}

<h1>数字の表示</h1>

<p>{{ 123456789 }}</p>

その他の区切り文字

THOUSAND_SEPARATOR には、カンマ以外にもスペースやドットなどの文字を設定できます。

settings.py

USE_L10N = True
USE_THOUSAND_SEPARATOR = True

# 千の位区切り文字をスペースに設定
THOUSAND_SEPARATOR = ' '

テンプレート

{% load i18n %}

<h1>数字の表示</h1>

<p>{{ 123456789 }}</p>

テンプレートフィルターによるフォーマット

テンプレートフィルター intcommalocalize を使用して、数字をフォーマットできます。

テンプレート

{% load i18n %}

<h1>数字の表示</h1>

<p>{{ 123456789|intcomma }}</p>
<p>{{ 123456789|localize }}</p>

国際化機能の詳細

Django の国際化機能については、以下のドキュメントを参照してください。



Django settings.THOUSAND_SEPARATOR 以外の方法

テンプレートフィルター

テンプレート

{% load i18n %}

<h1>数字の表示</h1>

<p>{{ 123456789 }}</p>
<p>{{ 123456789|intcomma }}</p>
<p>{{ 123456789|localize }}</p>

**2. JavaScript ライブラリ

JavaScript ライブラリを使用して、数字をフォーマットできます。

テンプレート

<script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/numeral.js/2.0.6/numeral.min.js"></script>

<h1>数字の表示</h1>

<p id="number"></p>

<script>
  var number = 123456789;

  // Numeral.js を使用して数字をフォーマット
  document.getElementById('number').innerHTML = numeral(number).format('0,000');
</script>

**3. カスタムフォーマット

独自のフォーマットロジックを実装するカスタムテンプレートタグやフィルターを作成できます。

テンプレート

{% load my_tags %}

<h1>数字の表示</h1>

<p>{{ 123456789|my_format }}</p>

my_tags.py

from django.template import Library

register = Library()

@register.filter
def my_format(value):
  # 独自のフォーマットロジック
  return f'{value:,}'

ロケール設定に基づいて数字をフォーマットできます。

settings.py

USE_L10N = True

テンプレート

{% load i18n %}

<h1>数字の表示</h1>

<p>{{ 123456789|localize }}</p>



Django フォーム レンダリング API を使わない方がいい場合

テンプレートベースのレンダリング: フォームは、Django テンプレートエンジンを使用して HTML にレンダリングされます。これにより、フォームの外観と動作を完全にカスタマイズできます。ウィジェット: フォームフィールドは、さまざまなウィジェットを使用してレンダリングされます。各ウィジェットは、特定の種類の入力フィールド (テキスト入力、選択リストなど) をレンダリングします。



FeedBurnerで簡単フィード配信!Djangoとの連携方法

Djangoでフィードを作成するには、以下の手順を行います。django. contrib. syndication モジュールをインポートする。フィードの内容となるモデルを定義する。フィードクラスを作成する。フィードのURLパターンを設定する。


Django で翻訳を使用する:概要と基本

Django の標準的な翻訳フレームワークを使用する: これが最も簡単で一般的な方法です。このフレームワークでは、メッセージを . po ファイルに保存し、Django がそれらを適切な言語に翻訳することを処理します。カスタムソリューションを構築する: 独自の翻訳ソリューションを構築することもできます。これは、より複雑な要件がある場合や、より多くの制御が必要な場合に役立ちます。


Django クラスベースビューでミックスイン: 効率的な開発のためのガイド

ミックスインは、コードの再利用を目的としたクラスです。共通の機能をまとめることで、コードを冗長化せず、さまざまなクラスに機能を追加することができます。Django では、クラスベースビューを使って、URL と処理を関連付けることができます。クラスベースビューでミックスインを使うには、mixins


Django システムチェックフレームワーク: あなたのプロジェクトを守るための必須ツール

仕組みシステムチェックフレームワークは、以下の3つのステップで動作します。チェックの収集: Djangoは、データベース接続、キャッシュバックエンド、テンプレートエンジンなど、さまざまなコンポーネントに関するチェックを自動的に収集します。チェックの実行: 収集されたチェックは、1つずつ実行されます。



test.Client.delete() メソッドを使用したサンプルコード集

django. test. test. Client. delete() メソッドは、Django テストスイート内で HTTP DELETE リクエスト を送信するために使用されます。これは、API エンドポイントやビューの削除機能をテストする際に役立ちます。


Djangoでエラーをメールで通知する方法 - utils.log.AdminEmailHandler.send_mail()

django. utils. log. AdminEmailHandler. send_mail() は、Django プロジェクトで発生したエラーを、サイト管理者にメールで通知するための関数です。仕組み:ログ記録にエラーが発生すると、AdminEmailHandler が呼び出されます。


Django テスト:StaticLiveServerTestCase で仮想ファイルシステムをクリーンアップしない方法

Django フレームワークには、静的ファイルを管理するための "django. contrib. staticfiles" アプリケーションが付属しています。このアプリケーションは、開発環境と本番環境で静的ファイルを効率的に提供するためのツールと設定を提供します。


Django forms.Form.errors.get_json_data() とは?

django. forms. forms. Form. errors. get_json_data() は、Django フォームのエラーデータを JSON 形式に変換して返します。これは、AJAX などの非同期通信でフォームのエラー情報をクライアント側に送信する際に役立ちます。


Django admin.AdminSite.get_log_entries() メソッドの代替方法

django. contrib. admin モジュールの admin. AdminSite. get_log_entries() メソッドは、管理サイトのログエントリを取得するために使用されます。このメソッドは、以下の情報を提供します。ログエントリのリスト