Django forms.ErrorList と JavaScript を使ってダイナミックなエラーメッセージ表示

Django forms.ErrorList.get_context() 解説

django.forms.forms.ErrorList.get_context() は、Django フォームでエラーが発生した場合に、テンプレートにエラーメッセージを表示するために使用されるヘルパー関数です。

引数

• self: ErrorList オブジェクト
• errors: エラーメッセージのリスト

戻り値

テンプレートに渡されるコンテキストの辞書

テンプレートでは、{{ form.errors }} という変数を使用して、エラーメッセージを表示することができます。

{% for error in form.errors %}
  <p>{{ error }}</p>
{% endfor %}

詳細

get_context() 関数は、以下の情報をテンプレートに渡します。

• form: フォームオブジェクト
• non_field_errors: フォーム全体に関連するエラーメッセージのリスト
• fields: フォームのすべてのフィールド
• hidden_fields: フォームのすべての隠しフィールド

例

以下のコードは、get_context() 関数の使用方法を示しています。

from django.forms import forms

class MyForm(forms.Form):
  name = forms.CharField(max_length=255)

def my_view(request):
  form = MyForm(request.POST)

  if not form.is_valid():
    context = {
      'form': form,
    }
    return render(request, 'my_template.html', context)

my_template.html テンプレートには、以下のコードが含まれている可能性があります。

{% for error in form.errors %}
  <p>{{ error }}</p>
{% endfor %}

このコードは、フォームにエラーがある場合、各エラーメッセージを個別に表示します。

Django forms.ErrorList.get_context() サンプルコード

基本的な例

from django.forms import forms

class MyForm(forms.Form):
  name = forms.CharField(max_length=255)

def my_view(request):
  form = MyForm(request.POST)

  if not form.is_valid():
    context = {
      'form': form,
    }
    return render(request, 'my_template.html', context)

{% for error in form.errors %}
  <p>{{ error }}</p>
{% endfor %}

このコードは、フォームにエラーがある場合、各エラーメッセージを個別に表示します。

エラーメッセージをカスタマイズ

from django.forms import forms

class MyForm(forms.Form):
  name = forms.CharField(max_length=255, error_messages={'required': '名前を入力してください'})

def my_view(request):
  form = MyForm(request.POST)

  if not form.is_valid():
    context = {
      'form': form,
    }
    return render(request, 'my_template.html', context)

my_template.html テンプレート:

{% for error in form.errors %}
  <p>{{ error }}</p>
{% endfor %}

このコードは、name フィールドが必須であることを示すエラーメッセージをカスタマイズします。

エラーメッセージを非表示にする

from django.forms import forms

class MyForm(forms.Form):
  name = forms.CharField(max_length=255, error_messages={'required': ''})

def my_view(request):
  form = MyForm(request.POST)

  if not form.is_valid():
    context = {
      'form': form,
    }
    return render(request, 'my_template.html', context)

my_template.html テンプレート:

{% if form.errors %}
  <p>エラーが発生しました</p>
{% else %}
  <p>フォームが送信されました</p>
{% endif %}

このコードは、name フィールドが必須であることを示すエラーメッセージを非表示にします。

エラーメッセージのスタイルを設定

from django.forms import forms

class MyForm(forms.Form):
  name = forms.CharField(max_length=255)

def my_view(request):
  form = MyForm(request.POST)

  if not form.is_valid():
    context = {
      'form': form,
    }
    return render(request, 'my_template.html', context)

my_template.html テンプレート:

{% for error in form.errors %}
  <p style="color: red;">{{ error }}</p>
{% endfor %}

このコードは、エラーメッセージを赤色で表示します。

• get_context() 関数は、テンプレートに渡すコンテキストをカスタマイズするために使用することができます。
• 詳細については、Django ドキュメントを参照してください。

Django forms.ErrorList.get_context() の代替方法

form.errors を直接テンプレートで使用

{% for error in form.errors %}
  <p>{{ error }}</p>
{% endfor %}

この方法は、最もシンプルで簡単な方法ですが、エラーメッセージのスタイルを設定したり、カスタマイズしたりすることができません。

カスタムヘルパー関数を作成

from django.template import Library

register = Library()

@register.filter
def errors(form):
  return form.errors

my_template.html テンプレート:

{% for error in form|errors %}
  <p>{{ error }}</p>
{% endfor %}

この方法は、エラーメッセージのスタイルを設定したり、カスタマイズしたりすることができます。

テンプレートタグを使用

from django.contrib.admin.templatetags.admin_list import _boolean_icon

register = Library()

@register.simple_tag
def errors(form):
  return ''.join(_boolean_icon(error) for error in form.errors)

my_template.html テンプレート:

{% errors form %}

この方法は、エラーメッセージをアイコンで表示することができます。

JavaScript を使用

<script>
  function showErrors(form) {
    var errors = form.errors;
    for (var i = 0; i < errors.length; i++) {
      var error = errors[i];
      // エラーメッセージを表示する処理
    }
  }
</script>

<form onsubmit="showErrors(this);">
  ...
</form>

この方法は、エラーメッセージをダイナミックに表示することができます。

• シンプルで簡単な方法が良い場合は、form.errors を直接テンプレートで使用します。
• エラーメッセージのスタイルを設定したり、カスタマイズしたい場合は、カスタムヘルパー関数を作成します。
• エラーメッセージをアイコンで表示したい場合は、テンプレートタグを使用します。
• エラーメッセージをダイナミックに表示したい場合は、JavaScript を使用します。