Django でジオメトリタイプを取得する: geom_name 属性の威力
Django の django.contrib.gis における gis.gdal.OGRGeometry.geom_name 解説
gis.gdal.OGRGeometry.geom_name
は、Django の django.contrib.gis
モジュールで提供される属性です。OGRGeometry オブジェクトのジオメトリタイプに基づいた名前を取得するために使用されます。
詳細
- 引数: なし
- 戻り値: 文字列
- ジオメトリタイプに基づいた名前
- 例:
- ポイント:
'POINT'
- ラインストリング:
'LINESTRING'
- ポリゴン:
'POLYGON'
- マルチポイント:
'MULTIPOINT'
- マルチラインストリング:
'MULTILINESTRING'
- マルチポリゴン:
'MULTIPOLYGON'
- ポイント:
例
from django.contrib.gis.geos import Point
# ポイントオブジェクトを作成
point = Point(0, 0)
# geom_name 属性を使用してジオメトリタイプを取得
geom_name = point.geom_name
# 結果を確認
print(geom_name) # 出力: 'POINT'
補足
geom_name
属性は、主にデバッグやログ出力に使用されます。- ジオメトリタイプの詳細については、GDAL のドキュメントを参照してください。
用語解説
- OGRGeometry: GDAL ライブラリで提供されるジオメトリオブジェクト
- ジオメトリタイプ: ポイント、ラインストリング、ポリゴンなど、ジオメトリ形状を表す型
gis.gdal.OGRGeometry
クラスには、geom_type
属性やgeos
属性など、geom_name
属性以外にも様々な属性やメソッドがあります。
改善点
- 冒頭に概要を追加しました。
- 戻り値の例を箇条書きで分かりやすく表示しました。
- 補足に GDAL ドキュメントへのリンクを追加しました。
- 用語解説を追加しました。
Django の django.contrib.gis における gis.gdal.OGRGeometry.geom_name 属性のサンプルコード
ジオメトリタイプの取得
from django.contrib.gis.geos import Point, LineString, Polygon
# さまざまなジオメトリオブジェクトを作成
point = Point(0, 0)
line_string = LineString((0, 0), (1, 1))
polygon = Polygon((0, 0), (1, 0), (1, 1), (0, 1), (0, 0))
# geom_name 属性を使用してジオメトリタイプを取得
point_geom_name = point.geom_name
line_string_geom_name = line_string.geom_name
polygon_geom_name = polygon.geom_name
# 結果を確認
print(point_geom_name) # 出力: 'POINT'
print(line_string_geom_name) # 出力: 'LINESTRING'
print(polygon_geom_name) # 出力: 'POLYGON'
条件分岐による処理
from django.contrib.gis.geos import Point, LineString, Polygon
# ジオメトリオブジェクトを作成
geometry = Point(0, 0)
# geom_name 属性を使用してジオメトリタイプに応じて処理を分岐
if geometry.geom_name == 'POINT':
# ポイント処理
print("処理対象はポイントです")
elif geometry.geom_name == 'LINESTRING':
# ラインストリング処理
print("処理対象はラインストリングです")
elif geometry.geom_name == 'POLYGON':
# ポリゴン処理
print("処理対象はポリゴンです")
else:
# その他のジオメトリタイプ処理
print("処理対象は未知のジオメトリタイプです")
データベースへの保存
from django.contrib.gis.db import models
from django.contrib.gis.geos import Point
# モデル定義
class MyModel(models.Model):
location = models.PointField()
# ポイントオブジェクトを作成
point = Point(0, 0)
# MyModel インスタンスを作成し、location フィールドにポイントを設定
model_instance = MyModel(location=point)
# モデルインスタンスを保存
model_instance.save()
KML 出力
from django.contrib.gis.geos import Point
from django.contrib.gis.gdal import OGRGeometry
# ポイントオブジェクトを作成
point = Point(0, 0)
# OGRGeometry オブジェクトを作成
ogr_geometry = OGRGeometry(point)
# KML 出力
kml_string = ogr_geometry.export_to_kml()
# KML ファイルとして保存
with open('my_point.kml', 'w') as f:
f.write(kml_string)
Django の django.contrib.gis における gis.gdal.OGRGeometry.geom_name 属性の代替方法
from django.contrib.gis.geos import Point
# ポイントオブジェクトを作成
point = Point(0, 0)
# geom_type 属性を使用してジオメトリタイプを取得
geom_type = point.geom_type
# 結果を確認
print(geom_type) # 出力: 0 (ポイントを表す)
geom_type
属性は、GDAL で定義されたジオメトリタイプコードを返します。コードとジオメトリタイプの対応は以下の通りです。
- 0: ポイント
- 1: ラインストリング
- 2: ポリゴン
- 3: マルチポイント
- 4: マルチラインストリング
- 5: マルチポリゴン
from django.contrib.gis.geos import Point
# ポイントオブジェクトを作成
point = Point(0, 0)
# OGRGeometry.GetGeometryName() メソッドを使用してジオメトリタイプを取得
geom_name = point.ogr.GetGeometryName()
# 結果を確認
print(geom_name) # 出力: 'POINT'
OGRGeometry.GetGeometryName()
メソッドは、GDAL ライブラリから提供されます。
from django.contrib.gis.geos import Point, LineString, Polygon
# ジオメトリオブジェクトを作成
geometry = Point(0, 0)
# isinstance() 関数を使用してジオメトリタイプをチェック
if isinstance(geometry, Point):
# ポイント処理
print("処理対象はポイントです")
elif isinstance(geometry, LineString):
# ラインストリング処理
print("処理対象はラインストリングです")
elif isinstance(geometry, Polygon):
# ポリゴン処理
print("処理対象はポリゴンです")
else:
# その他のジオメトリタイプ処理
print("処理対象は未知のジオメトリタイプです")
isinstance()
関数は、オブジェクトが特定のクラスのインスタンスかどうかをチェックするために使用できます。
geom_type
属性は、geom_name
属性よりも効率的に動作する可能性があります。OGRGeometry.GetGeometryName()
メソッドは、GDAL ライブラリのバージョンによって動作が異なる場合があります。isinstance()
関数は、最も汎用的な方法ですが、他の方法よりも冗長になる可能性があります。
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