Django モデル: チュートリアル、ヒント、ベストプラクティス
Django チュートリアル: モデル
このチュートリアルでは、モデルの基本的な概念と、Django でモデルを作成、使用、管理する方法について説明します。
モデルを作成するには、models.py
ファイルに Python クラスを作成します。クラス名は、モデルを表す単数名詞にするのが一般的です。
class Book(models.Model):
title = models.CharField(max_length=255)
author = models.CharField(max_length=255)
pub_date = models.DateField()
この例では、Book
というモデルを作成しました。このモデルには、title
、author
、pub_date
という 3 つのフィールドがあります。
title
は、最大 255 文字の文字列フィールドです。pub_date
は、日付フィールドです。
モデルの使用
モデルを作成したら、Django の ORM (Object-Relational Mapping) を使用してデータベースとやり取りできます。
- オブジェクトを作成するには、
Model.objects.create()
メソッドを使用します。
book = Book.objects.create(title="The Hitchhiker's Guide to the Galaxy", author="Douglas Adams", pub_date="1979-10-12")
book = Book.objects.get(pk=1)
- オブジェクトを更新するには、
Model.save()
メソッドを使用します。
book.title = "The Hitchhiker's Guide to the Galaxy: 42nd Anniversary Edition"
book.save()
book.delete()
モデルの管理
Django は、モデルを管理するための便利なツールを提供しています。
makemigrations
コマンドを使用して、モデルの変更をデータベーススキーマに反映します。
python manage.py makemigrations
migrate
コマンドを使用して、データベーススキーマを更新します。
python manage.py migrate
shell
コマンドを使用して、Django シェルでモデルを操作できます。
python manage.py shell
モデルの詳細
Django モデルには、他にも多くの機能があります。詳細については、次のリソースを参照してください。
Django モデルは、データベースとのやり取りを抽象化し、データへのアクセスを容易にする強力なツールです。このチュートリアルでは、モデルの基本的な概念と、Django でモデルを作成、使用、管理する方法について説明しました。
Django モデルのサンプルコード
モデルの作成
class Book(models.Model):
title = models.CharField(max_length=255)
author = models.CharField(max_length=255)
pub_date = models.DateField()
class Author(models.Model):
name = models.CharField(max_length=255)
birth_date = models.DateField()
class Publisher(models.Model):
name = models.CharField(max_length=255)
address = models.CharField(max_length=255)
モデルの使用
# オブジェクトを作成
book = Book.objects.create(title="The Hitchhiker's Guide to the Galaxy", author="Douglas Adams", pub_date="1979-10-12")
# オブジェクトを取得
book = Book.objects.get(pk=1)
# オブジェクトを更新
book.title = "The Hitchhiker's Guide to the Galaxy: 42nd Anniversary Edition"
book.save()
# オブジェクトを削除
book.delete()
# 関連するオブジェクトを取得
author = book.author
# フィルターを使用してオブジェクトを取得
books = Book.objects.filter(author__name="Douglas Adams")
# 並べ替え
books = Book.objects.order_by("-pub_date")
モデルの管理
# モデルの変更をデータベーススキーマに反映
python manage.py makemigrations
# データベーススキーマを更新
python manage.py migrate
# Django シェルでモデルを操作
python manage.py shell
その他のサンプルコード
- OneToOneField 関係
class Book(models.Model):
title = models.CharField(max_length=255)
author = models.OneToOneField(Author, on_delete=models.CASCADE)
class Author(models.Model):
name = models.CharField(max_length=255)
- ManyToManyField 関係
class Book(models.Model):
title = models.CharField(max_length=255)
authors = models.ManyToManyField(Author)
class Author(models.Model):
name = models.CharField(max_length=255)
- モデルメタデータ
class Book(models.Model):
title = models.CharField(max_length=255)
author = models.CharField(max_length=255)
pub_date = models.DateField()
class Meta:
ordering = ["-pub_date"]
Django モデルを扱うその他の方法
モデルアドミンを作成するには、admin.py
ファイルに ModelAdmin
クラスを作成します。
from django.contrib import admin
from .models import Book
class BookAdmin(admin.ModelAdmin):
list_display = ('title', 'author', 'pub_date')
admin.site.register(Book, BookAdmin)
シリアルライザー
Django REST Framework は、Django モデルを JSON などの API エンドポイントに変換するためのシリアルライザーを提供しています。
シリアルライザーを作成するには、serializers.py
ファイルに Serializer
クラスを作成します。
from django.contrib.auth.models import User
from rest_framework import serializers
class UserSerializer(serializers.ModelSerializer):
class Meta:
model = User
fields = ('username', 'email', 'is_staff')
カスタムクエリ
Django ORM は、データベースからデータを取得するための強力なツールですが、複雑なクエリの場合には不十分な場合があります。
このような場合は、生の SQL クエリを使用することができます。
from django.db import connection
cursor = connection.cursor()
cursor.execute("SELECT * FROM books WHERE author = 'Douglas Adams'")
その他のライブラリ
Django モデルを扱うための便利なライブラリが多数あります。
- django-filter: フィルター機能を追加
- django-guardian: 権限管理機能を追加
- django-taggit: タグ機能を追加
Django モデルは、データベースとのやり取りを抽象化し、データへのアクセスを容易にする強力なツールです。
このチュートリアルでは、モデルの基本的な概念と、Django でモデルを作成、使用、管理する方法について説明しました。
上記以外にも、モデルを扱う方法は多数あります。詳細については、次のリソースを参照してください。
上記のサンプルコードはあくまでも参考であり、実際のユースケースに合わせて変更する必要があります。
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