postgres.operations.CITextExtension を徹底解説

2024-04-02

Django の postgres.operations.CITextExtension の解説

django.contrib.postgres.operations.CITextExtension は、Django で PostgreSQL データベースを使用する際に、CIText 型を扱うためのクラスです。

CIText 型は、PostgreSQL 固有のデータ型で、大文字と小文字を区別しないテキストデータを格納するために使用されます。これは、データベース内で文字列比較を行う際に、大文字と小文字の違いを無視したい場合に役立ちます。

CITextExtension クラスは、PostgreSQL データベースに CIText 型を拡張するための操作を提供します。具体的には、以下の操作を行います。

  • CIText 型をデータベースに登録します。
  • 既存のテキスト型カラムを CIText 型に変換します。

CITextExtension クラスを使用するには、以下の手順が必要です。

  1. プロジェクトの設定ファイル (settings.py) に django.contrib.postgres を追加します。
INSTALLED_APPS = [
    ...
    'django.contrib.postgres',
]
  1. モデルファイルで、CITextExtension クラスを使用して、CIText 型のカラムを定義します。
from django.contrib.postgres.fields import CITextField

class MyModel(models.Model):
    name = CITextField()
  1. マイグレーションファイルを作成し、CITextExtension クラスを使用して、CIText 型をデータベースに拡張します。
from django.db import migrations, models

def forwards(state_operation, schema_editor):
    # CIText 型を拡張します
    CITextExtension().apply(state_operation, schema_editor)

def backwards(state_operation, schema_editor):
    # CIText 型を削除します
    CITextExtension().unapply(state_operation, schema_editor)

class Migration(migrations.Migration):

    initial = True

    operations = [
        migrations.RunPython(forwards, backwards),
    ]
  1. マイグレーションを実行します。
python manage.py makemigrations
python manage.py migrate

CITextExtension の利点:

  • 大文字と小文字を区別しない文字列比較を簡単に行うことができます。
  • データベース内の文字列データをより効率的に格納することができます。

CITextExtension の注意点:

  • CIText 型は、PostgreSQL 固有のデータ型であるため、他のデータベースでは使用できません。
  • CIText 型は、TextField 型よりも多くのストレージ容量を使用します。


Django の postgres.operations.CITextExtension のサンプルコード

モデルファイル

from django.contrib.postgres.fields import CITextField

class MyModel(models.Model):
    # 大文字と小文字を区別しない名前
    name = CITextField(max_length=255)

    # 大文字と小文字を区別しない説明
    description = CITextField()

    # 大文字と小文字を区別しないメールアドレス
    email = CITextField(unique=True)

マイグレーションファイル

from django.db import migrations, models

def forwards(state_operation, schema_editor):
    # CIText 型を拡張します
    CITextExtension().apply(state_operation, schema_editor)

def backwards(state_operation, schema_editor):
    # CIText 型を削除します
    CITextExtension().unapply(state_operation, schema_editor)

class Migration(migrations.Migration):

    initial = True

    operations = [
        migrations.RunPython(forwards, backwards),
    ]

クエリ例

# 大文字と小文字を区別せずに名前で検索
MyModel.objects.filter(name__icontains='John Doe')

# 大文字と小文字を区別せずに説明で検索
MyModel.objects.filter(description__startswith='This is a test')

# 大文字と小文字を区別せずにメールアドレスで検索
MyModel.objects.get(email__iexact='[email protected]')

その他

  • CIText 型は、TextField 型と同じように使用できます。


Django で PostgreSQL の CIText 型を使用する他の方法

citext フィールド

django.contrib.postgres.fields.citext モジュールから citext フィールドを使用できます。

from django.contrib.postgres.fields import CITextField

class MyModel(models.Model):
    name = CITextField(max_length=255)

カスタムデータベース型

独自のデータベース型を作成して、CIText 型をサポートすることができます。

from django.db import models

class CITextField(models.TextField):
    def db_type(self, connection):
        return 'citext'

class MyModel(models.Model):
    name = CITextField(max_length=255)

SQL クエリ

生の SQL クエリを使用して、CIText 型を直接操作することもできます。

SELECT name FROM my_model WHERE name ILIKE '%John Doe%';
  • CITextExtension クラスは、最も簡単で便利な方法です。
  • citext フィールドは、より柔軟な方法です。
  • カスタムデータベース型は、より高度な制御が必要な場合に役立ちます。
  • SQL クエリは、パフォーマンスが重要な場合に役立ちます。

Django で PostgreSQL の CIText 型を使用するには、いくつかの方法があります。どの方法を選択するべきかは、プロジェクトの要件によって異なります。




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