Django settings.TIME_FORMAT 詳細解説

2024-04-02

Django の settings.TIME_FORMAT は、テンプレート内で時間フォーマットを指定するために使用する設定です。デフォルトでは 'P', つまり 24時間表記の "%H:%M:%S" 形式になっています。

設定方法

settings.TIME_FORMAT は、settings.py ファイル内で設定できます。以下の例のように、文字列形式でフォーマットを指定します。

# settings.py
TIME_FORMAT = '%H:%M'

利用可能なフォーマット

settings.TIME_FORMAT で使用可能なフォーマットは以下の通りです。

文字説明
%a曜日名(短縮形)月、火、水、木、金、土、日
%A曜日名(フルネーム)月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日
%b月名(短縮形)1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月
%B月名(フルネーム)1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月
%d日付(1~31)1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31
%H時刻(24時間表記)00、01、02、03、04、05、06、07、08、09、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23
%I時刻(12時間表記)01、02、03、04、05、06、07、08、09、10、11、12
%m月番号(01~12)01、02、03、04、05、06、07、08、09、10、11、12
%M分数(00~59)00、01、02、03、04、05、06、07、08、09、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59
%p午前/午後(AM/PM)AM、PM
%S秒数(00~59)00、01、02、03、04、05、06、07、08、09、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、


Django settings.TIME_FORMAT サンプルコード

# settings.py
TIME_FORMAT = '%H:%M:%S'

# テンプレート
{% now "TIME_FORMAT" %}

出力例:

15:11:58

12時間表記の表示

# settings.py
TIME_FORMAT = '%I:%M %p'

# テンプレート
{% now "TIME_FORMAT" %}

出力例:

03:11 PM

曜日と時刻の表示

# settings.py
TIME_FORMAT = '%A %H:%M'

# テンプレート
{% now "TIME_FORMAT" %}

出力例:

木曜日 15:11

複雑なフォーマット

# settings.py
TIME_FORMAT = '%A, %d %B %Y, %H:%M:%S'

# テンプレート
{% now "TIME_FORMAT" %}

出力例:

木曜日, 14 3月 2024, 15:11:58

タイムゾーンの考慮

# settings.py
TIME_ZONE = 'Asia/Tokyo'

# テンプレート
{% now "TIME_FORMAT" %}

出力例:

2024年3月14日 22:11:58

テンプレートフィルターの利用

# テンプレート
{{ now|date:'H:i' }}

出力例:

15:11

国際化対応

# settings.py
USE_I18N = True

# テンプレート
{% get_current_language as lang %}
{% now|date:'SHORT_DATETIME'|localize lang %}

出力例:

2024年3月14日 午後3時11分 (JST)


Django で時間フォーマットを指定するその他の方法

テンプレートフィルター

テンプレート内で以下のフィルターを使用できます。

  • date: 時間オブジェクトを指定されたフォーマットに変換します。
  • strftime: strftime 関数と同様のフォーマットで時間オブジェクトを文字列に変換します。

例:

{{ now|date:'H:i' }}

{{ now|date:'h:i A' }}

{{ now|date:'l H:i' }}

{{ now|date:'Y-m-d H:i:s' }}

モデルフィールドで db_column オプションを使用すると、データベースに保存される時間フォーマットを指定できます。

例:

class MyModel(models.Model):
    created_at = models.DateTimeField(db_column='created_at', db_format='%Y-%m-%d %H:%M:%S')

カスタムフォーマット

django.utils.dateformat モジュールを使用して、カスタムフォーマットを作成できます。

例:

from django.utils.dateformat import get_format

def my_format(dt):
    return dt.strftime('%A %d %B %Y %H:%M:%S')

# テンプレート
{% now|my_format %}

ロケール

USE_I18N 設定を True に設定すると、ロケールに基づいて時間フォーマットを自動的に設定できます。

例:

# settings.py
USE_I18N = True

# テンプレート
{% now|date:'SHORT_DATETIME' %}



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