The Client-side-templates Extension でテンプレート処理を JavaScript コードで制御する

2024-04-06

htmx Extensions:The Client-side-templates Extension 解説

この拡張機能を使用すると、以下のようなことができます。

  • HTMLテンプレートを動的に読み込み、DOMに挿入する
  • テンプレート内で変数や式を評価する
  • テンプレートに基づいて、複雑なUIを構築する

この拡張機能は、以下のような場合に役立ちます。

  • Ajaxリクエストの結果を動的に表示したい場合
  • ユーザー入力に基づいて、コンテンツを更新したい場合
  • SPA(シングルページアプリケーション)を構築したい場合

この拡張機能の使い方は、次のとおりです。

  1. htmx Extensionsをインストールする
  2. HTMLテンプレートを用意する
  3. テンプレート内で、htmxの属性を使用して変数や式を埋め込む
  4. JavaScriptコードで、テンプレートを読み込み、DOMに挿入する

以下は、The Client-side-templates Extensionの簡単な例です。

HTMLテンプレート:

<div id="template">
  <h1>{{title}}</h1>
  <p>{{content}}</p>
</div>

JavaScriptコード:

const template = document.getElementById('template');

// テンプレートを読み込み、DOMに挿入する
htmx.ajax('get_data.php', {
  success: (response) => {
    const data = JSON.parse(response);
    const html = htmx.render(template, data);
    document.getElementById('content').appendChild(html);
  }
});

この例では、get_data.phpからJSONデータを取得し、それをテンプレートに埋め込んでいます。テンプレートには、{{title}}{{content}}という2つの変数が埋め込まれています。これらの変数は、dataオブジェクトの値で置き換えられます。

The Client-side-templates Extensionは、非常に強力なツールです。この拡張機能を使用することで、複雑なUIを簡単に構築することができます。



The Client-side-templates Extension サンプルコード

<div id="template">
  <h1>{{title}}</h1>
  <p>{{content}}</p>
</div>
const template = document.getElementById('template');

htmx.ajax('get_data.php', {
  success: (response) => {
    const data = JSON.parse(response);
    const html = htmx.render(template, data);
    document.getElementById('content').appendChild(html);
  }
});

条件分岐

<div id="template">
  <h1>{{title}}</h1>
  {% if isLoggedIn %}
    <p>ログインしています</p>
  {% else %}
    <p>ログインしていません</p>
  {% endif %}
</div>
const template = document.getElementById('template');

const data = {
  title: 'サンプル',
  isLoggedIn: true,
};

const html = htmx.render(template, data);
document.getElementById('content').appendChild(html);

ループ処理

<div id="template">
  <h1>{{title}}</h1>
  <ul>
    {% for item in items %}
      <li>{{item}}</li>
    {% endfor %}
  </ul>
</div>
const template = document.getElementById('template');

const data = {
  title: 'サンプル',
  items: ['アイテム1', 'アイテム2', 'アイテム3'],
};

const html = htmx.render(template, data);
document.getElementById('content').appendChild(html);

イベント処理

<div id="template">
  <h1>{{title}}</h1>
  <button onclick="htmx.ajax('submit.php', this)">送信</button>
</div>
const template = document.getElementById('template');

const data = {
  title: 'サンプル',
};

const html = htmx.render(template, data);
document.getElementById('content').appendChild(html);

コンポーネント

<div id="template">
  <my-component title="{{title}}"></my-component>
</div>
class MyComponent extends HTMLElement {
  constructor() {
    super();
    this.attachShadow({ mode: 'open' });
  }

  connectedCallback() {
    const title = this.getAttribute('title');
    const shadowRoot = this.shadowRoot;
    shadowRoot.innerHTML = `<h1>${title}</h1>`;
  }
}

customElements.define('my-component', MyComponent);

const template = document.getElementById('template');

const data = {
  title: 'サンプル',
};

const html = htmx.render(template, data);
document.getElementById('content').appendChild(html);

これらのサンプルコードは、The Client-side-templates Extensionの基本的な使い方を示しています。



The Client-side-templates Extension 以外の方法

サーバーサイドテンプレート

従来の方法としては、サーバーサイドでテンプレート処理を行う方法があります。PHP、Ruby on Rails、Djangoなどのフレームワークには、テンプレートエンジンが組み込まれています。

メリット:

  • 処理速度が速い *複雑なテンプレート処理が可能

デメリット:

  • JavaScriptの知識が必要ない
  • サーバー側の負荷が高くなる

JavaScriptテンプレートエンジン

JavaScriptには、Mustache、Handlebars、EJSなどのテンプレートエンジンがあります。これらのエンジンは、JavaScriptコード内でテンプレート処理を行うことができます。

メリット:

  • クライアントサイドで処理を行うため、サーバー側の負荷が軽減される
  • JavaScriptの知識があれば、自由にテンプレートをカスタマイズできる

デメリット:

  • The Client-side-templates Extension ほど機能が豊富ではない
  • 複雑なテンプレート処理には向かない

フレームワーク

Vue.js、React.js、Angularなどのフレームワークには、独自のテンプレート処理機能が備わっています。

メリット:

  • データバインディングなどの機能が豊富
  • 大規模なアプリケーション開発に向いている

デメリット:

  • 習得難易度が高い
  • htmxとの互換性が保証されない

以下は、それぞれの方法の選び方の目安です。

  • シンプルなテンプレート処理であれば、サーバーサイドテンプレートで十分
  • クライアントサイドで処理速度を重視する場合は、JavaScriptテンプレートエンジン
  • 複雑なテンプレート処理や大規模なアプリケーション開発の場合は、フレームワーク

The Client-side-templates Extensionは、以下の場合に特に適しています。

  • htmxと組み合わせて、SPA(シングルページアプリケーション)を構築したい場合
  • クライアントサイドで動的にテンプレートを生成したい場合
  • テンプレート処理をJavaScriptコードで制御したい場合



Htmx Path-deps Extension を使いこなしてワンランク上の Web アプリケーション開発を

Path-deps Extension は、Htmx イベントの処理対象となる要素を、要素の属性に基づいてフィルタリングします。これは、イベントを特定の要素グループに限定したり、特定の条件下でのみイベントを発生させる場合に役立ちます。この拡張機能は、hx-path-deps 属性を使用して設定されます。この属性には、イベントが伝播する要素のセレクターをカンマ区切りで指定します。



htmx ヘッド サポート拡張機能:複雑な JavaScript コードを記述することなく、ページをインタラクティブに

この拡張機能は、HTML ヘッダー要素内に htmx 属性を追加することで有効化されます。属性値には、カンマ区切りで指定されたオプションのリストが含まれます。上記の例では、htmx 属性が設定されており、config という変数を参照しています。この変数は、JavaScript で定義されたオブジェクトで、拡張機能の動作をカスタマイズするために使用されます。


htmx 拡張機能 "The restored Extension" のトラブルシューティング

"The restored Extension" は、拡張機能の状態を localStorage に保存することで実現します。localStorageはブラウザに永続的に保存されるデータ領域であり、ページ遷移や要素の再描画後もデータが保持されます。



htmx hx-select-oob 属性とは?

概要hx-select 属性と組み合わせて使用することで、レスポンスから特定の要素を選択できます。選択された要素は、ターゲット要素に直接挿入されます。ターゲット要素は、hx-target 属性で指定されます。hx-swap-oob-source 属性を使用して、挿入する要素のソースを指定できます。


htmx の hx-history-elt 属性でブラウザの戻るボタン・進むボタンを自然に動作させる

hx-history-elt 属性は、以下の 2 つの役割を担います。スナップショットの保存hx-history-elt 属性で指定された要素の HTML コードをスナップショットとして保存します。このスナップショットは、ブラウザの戻るボタンや進むボタンが押された時に、ページを更新するために使用されます。


ユーザーインターフェースをより応答性が高く、ユーザーフレンドリーにする

htmx:xhr:abort イベントは、Htmx で行われる Ajax リクエストを中止するために使用されます。これは、リクエストが完了する前に、ユーザーがキャンセルボタンをクリックしたり、その他の条件が満たされたりした場合に発生します。


HX-Push-Url と history.pushState() の違い

HX-Push-Url レスポンスヘッダーは、以下の2つの要素で構成されます。URL: ブラウザのアドレスバーに表示されるURLオプション: プッシュ方法を制御するオプションURL の設定URLは、以下のいずれかの方法で設定できます。相対URL: /home のように、現在のURLからの相対パスを指定します。


【初心者向け】HTMXで簡単操作を実現!インタラクティブWeb開発の教科書

hx-indicator 属性は、HTMXリクエストの実行中にロードインジケーターを表示するために使用するものです。これは、ユーザーにリクエストが進行中であることを示し、応答を待つように促すのに役立ちます。属性の動作hx-indicator 属性には、CSSセレクターを指定します。このセレクターは、リクエストの実行中に htmx-request クラスが追加される要素を識別します。htmx-request クラスは、ローディングインジケーターのスタイリングに使用できます。