The Client-side-templates Extension でテンプレート処理を JavaScript コードで制御する
htmx Extensions:The Client-side-templates Extension 解説
この拡張機能を使用すると、以下のようなことができます。
- HTMLテンプレートを動的に読み込み、DOMに挿入する
- テンプレート内で変数や式を評価する
- テンプレートに基づいて、複雑なUIを構築する
この拡張機能は、以下のような場合に役立ちます。
- Ajaxリクエストの結果を動的に表示したい場合
- ユーザー入力に基づいて、コンテンツを更新したい場合
- SPA(シングルページアプリケーション)を構築したい場合
この拡張機能の使い方は、次のとおりです。
- htmx Extensionsをインストールする
- HTMLテンプレートを用意する
- テンプレート内で、htmxの属性を使用して変数や式を埋め込む
- JavaScriptコードで、テンプレートを読み込み、DOMに挿入する
以下は、The Client-side-templates Extensionの簡単な例です。
HTMLテンプレート:
<div id="template">
<h1>{{title}}</h1>
<p>{{content}}</p>
</div>
JavaScriptコード:
const template = document.getElementById('template');
// テンプレートを読み込み、DOMに挿入する
htmx.ajax('get_data.php', {
success: (response) => {
const data = JSON.parse(response);
const html = htmx.render(template, data);
document.getElementById('content').appendChild(html);
}
});
この例では、get_data.php
からJSONデータを取得し、それをテンプレートに埋め込んでいます。テンプレートには、{{title}}
と{{content}}
という2つの変数が埋め込まれています。これらの変数は、data
オブジェクトの値で置き換えられます。
The Client-side-templates Extensionは、非常に強力なツールです。この拡張機能を使用することで、複雑なUIを簡単に構築することができます。
The Client-side-templates Extension サンプルコード
<div id="template">
<h1>{{title}}</h1>
<p>{{content}}</p>
</div>
const template = document.getElementById('template');
htmx.ajax('get_data.php', {
success: (response) => {
const data = JSON.parse(response);
const html = htmx.render(template, data);
document.getElementById('content').appendChild(html);
}
});
条件分岐
<div id="template">
<h1>{{title}}</h1>
{% if isLoggedIn %}
<p>ログインしています</p>
{% else %}
<p>ログインしていません</p>
{% endif %}
</div>
const template = document.getElementById('template');
const data = {
title: 'サンプル',
isLoggedIn: true,
};
const html = htmx.render(template, data);
document.getElementById('content').appendChild(html);
ループ処理
<div id="template">
<h1>{{title}}</h1>
<ul>
{% for item in items %}
<li>{{item}}</li>
{% endfor %}
</ul>
</div>
const template = document.getElementById('template');
const data = {
title: 'サンプル',
items: ['アイテム1', 'アイテム2', 'アイテム3'],
};
const html = htmx.render(template, data);
document.getElementById('content').appendChild(html);
イベント処理
<div id="template">
<h1>{{title}}</h1>
<button onclick="htmx.ajax('submit.php', this)">送信</button>
</div>
const template = document.getElementById('template');
const data = {
title: 'サンプル',
};
const html = htmx.render(template, data);
document.getElementById('content').appendChild(html);
コンポーネント
<div id="template">
<my-component title="{{title}}"></my-component>
</div>
class MyComponent extends HTMLElement {
constructor() {
super();
this.attachShadow({ mode: 'open' });
}
connectedCallback() {
const title = this.getAttribute('title');
const shadowRoot = this.shadowRoot;
shadowRoot.innerHTML = `<h1>${title}</h1>`;
}
}
customElements.define('my-component', MyComponent);
const template = document.getElementById('template');
const data = {
title: 'サンプル',
};
const html = htmx.render(template, data);
document.getElementById('content').appendChild(html);
これらのサンプルコードは、The Client-side-templates Extensionの基本的な使い方を示しています。
The Client-side-templates Extension 以外の方法
サーバーサイドテンプレート
従来の方法としては、サーバーサイドでテンプレート処理を行う方法があります。PHP、Ruby on Rails、Djangoなどのフレームワークには、テンプレートエンジンが組み込まれています。
メリット:
- 処理速度が速い *複雑なテンプレート処理が可能
デメリット:
- JavaScriptの知識が必要ない
- サーバー側の負荷が高くなる
JavaScriptテンプレートエンジン
JavaScriptには、Mustache、Handlebars、EJSなどのテンプレートエンジンがあります。これらのエンジンは、JavaScriptコード内でテンプレート処理を行うことができます。
メリット:
- クライアントサイドで処理を行うため、サーバー側の負荷が軽減される
- JavaScriptの知識があれば、自由にテンプレートをカスタマイズできる
デメリット:
- The Client-side-templates Extension ほど機能が豊富ではない
- 複雑なテンプレート処理には向かない
フレームワーク
Vue.js、React.js、Angularなどのフレームワークには、独自のテンプレート処理機能が備わっています。
メリット:
- データバインディングなどの機能が豊富
- 大規模なアプリケーション開発に向いている
デメリット:
- 習得難易度が高い
- htmxとの互換性が保証されない
以下は、それぞれの方法の選び方の目安です。
- シンプルなテンプレート処理であれば、サーバーサイドテンプレートで十分
- クライアントサイドで処理速度を重視する場合は、JavaScriptテンプレートエンジン
- 複雑なテンプレート処理や大規模なアプリケーション開発の場合は、フレームワーク
The Client-side-templates Extensionは、以下の場合に特に適しています。
- htmxと組み合わせて、SPA(シングルページアプリケーション)を構築したい場合
- クライアントサイドで動的にテンプレートを生成したい場合
- テンプレート処理をJavaScriptコードで制御したい場合
Htmx Path-deps Extension を使いこなしてワンランク上の Web アプリケーション開発を
Path-deps Extension は、Htmx イベントの処理対象となる要素を、要素の属性に基づいてフィルタリングします。これは、イベントを特定の要素グループに限定したり、特定の条件下でのみイベントを発生させる場合に役立ちます。この拡張機能は、hx-path-deps 属性を使用して設定されます。この属性には、イベントが伝播する要素のセレクターをカンマ区切りで指定します。
htmx ヘッド サポート拡張機能:複雑な JavaScript コードを記述することなく、ページをインタラクティブに
この拡張機能は、HTML ヘッダー要素内に htmx 属性を追加することで有効化されます。属性値には、カンマ区切りで指定されたオプションのリストが含まれます。上記の例では、htmx 属性が設定されており、config という変数を参照しています。この変数は、JavaScript で定義されたオブジェクトで、拡張機能の動作をカスタマイズするために使用されます。
htmx 拡張機能 "The restored Extension" のトラブルシューティング
"The restored Extension" は、拡張機能の状態を localStorage に保存することで実現します。localStorageはブラウザに永続的に保存されるデータ領域であり、ページ遷移や要素の再描画後もデータが保持されます。
htmx hx-select-oob 属性とは?
概要hx-select 属性と組み合わせて使用することで、レスポンスから特定の要素を選択できます。選択された要素は、ターゲット要素に直接挿入されます。ターゲット要素は、hx-target 属性で指定されます。hx-swap-oob-source 属性を使用して、挿入する要素のソースを指定できます。
htmx の hx-history-elt 属性でブラウザの戻るボタン・進むボタンを自然に動作させる
hx-history-elt 属性は、以下の 2 つの役割を担います。スナップショットの保存hx-history-elt 属性で指定された要素の HTML コードをスナップショットとして保存します。このスナップショットは、ブラウザの戻るボタンや進むボタンが押された時に、ページを更新するために使用されます。
ユーザーインターフェースをより応答性が高く、ユーザーフレンドリーにする
htmx:xhr:abort イベントは、Htmx で行われる Ajax リクエストを中止するために使用されます。これは、リクエストが完了する前に、ユーザーがキャンセルボタンをクリックしたり、その他の条件が満たされたりした場合に発生します。
HX-Push-Url と history.pushState() の違い
HX-Push-Url レスポンスヘッダーは、以下の2つの要素で構成されます。URL: ブラウザのアドレスバーに表示されるURLオプション: プッシュ方法を制御するオプションURL の設定URLは、以下のいずれかの方法で設定できます。相対URL: /home のように、現在のURLからの相対パスを指定します。
【初心者向け】HTMXで簡単操作を実現!インタラクティブWeb開発の教科書
hx-indicator 属性は、HTMXリクエストの実行中にロードインジケーターを表示するために使用するものです。これは、ユーザーにリクエストが進行中であることを示し、応答を待つように促すのに役立ちます。属性の動作hx-indicator 属性には、CSSセレクターを指定します。このセレクターは、リクエストの実行中に htmx-request クラスが追加される要素を識別します。htmx-request クラスは、ローディングインジケーターのスタイリングに使用できます。