505エラーの原因は？サーバーとブラウザのバージョン違いを徹底解説

HTTPステータスコード 505 HTTP Version Not Supported は、クライアントがリクエストで使用したHTTPプロトコルのバージョンが、サーバーがサポートしていないことを示すエラーコードです。これは、サーバーが古いバージョンのHTTPをサポートしていないか、または新しいバージョンのHTTPにまだ対応していない場合に発生します。

詳細

505エラーは、RFC 9110で定義されています。このRFCでは、HTTPプロトコルのバージョン5.0以降に関する仕様が定められています。

原因

505エラーが発生する主な原因は以下の2つです。

1. クライアントが古いバージョンのHTTPを使用している
2. サーバーが新しいバージョンのHTTPに対応していない

解決策

505エラーを解決するには、以下の方法を試すことができます。

1. ブラウザを更新する
2. 別のブラウザを使用する
3. サーバーの管理者に問い合わせる

プログラミングにおける対応

505エラーをプログラムで処理する場合は、以下のコードを使用できます。

try:
    # リクエストを送信
    response = requests.get(url)
except requests.exceptions.HTTPError as e:
    if e.response.status_code == 505:
        # 505エラー処理
        ...

505エラーと400エラーの違い

400エラーは、クライアントのリクエストに構文エラーがある場合に発生します。一方、505エラーは、クライアントが使用したHTTPプロトコルのバージョンがサーバーによってサポートされていない場合に発生します。

• 505エラーは、比較的まれなエラーコードです。
• 505エラーが発生した場合は、上記の解決策を試して問題を解決してください。
• 問題が解決しない場合は、サーバーの管理者に問い合わせてください。

HTTPステータスコード 505 HTTP Version Not Supported のサンプルコード

def handle_505_error(response):
    if response.status_code == 505:
        # 505エラー処理
        ...

try:
    # リクエストを送信
    response = requests.get(url)
except requests.exceptions.HTTPError as e:
    handle_505_error(e.response)

JavaScript

function handle505Error(response) {
    if (response.status === 505) {
        // 505エラー処理
        ...
    }
}

try {
    // リクエストを送信
    const response = await fetch(url);
    handle505Error(response);
} catch (error) {
    // エラー処理
    ...
}

Go

func handle505Error(response *http.Response) {
    if response.StatusCode == 505 {
        // 505エラー処理
        ...
    }
}

func main() {
    // リクエストを送信
    response, err := http.Get(url)
    if err != nil {
        // エラー処理
        ...
    }

    handle505Error(response)
}

Java

public class HttpDemo {

    public static void main(String[] args) throws Exception {
        // リクエストを送信
        URL url = new URL("https://www.example.com/");
        HttpURLConnection connection = (HttpURLConnection) url.openConnection();
        connection.setRequestMethod("GET");

        int responseCode = connection.getResponseCode();
        if (responseCode == 505) {
            // 505エラー処理
            ...
        }
    }
}

C#

using System;
using System.Net;

public class HttpDemo
{
    public static void Main(string[] args)
    {
        // リクエストを送信
        string url = "https://www.example.com/";
        HttpWebRequest request = (HttpWebRequest)WebRequest.Create(url);
        request.Method = "GET";

        try
        {
            HttpWebResponse response = (HttpWebResponse)request.GetResponse();
            if (response.StatusCode == HttpStatusCode.VersionNotSupported)
            {
                // 505エラー処理
                ...
            }
        }
        catch (WebException ex)
        {
            // エラー処理
            ...
        }
    }
}

上記は、さまざまな言語で505エラーを処理するサンプルコードです。これらのコードを参考に、ご自身のプログラムで505エラーを処理してください。

注意

上記のコードはあくまでもサンプルです。実際のコードは、ご自身の環境に合わせて変更する必要があります。

HTTPステータスコード 505 HTTP Version Not Supported のその他の方法

リクエストヘッダーに "Upgrade" ヘッダーを追加する

クライアントが古いバージョンのHTTPを使用している場合、リクエストヘッダーに "Upgrade" ヘッダーを追加することで、サーバーに新しいバージョンのHTTPへのアップグレードを要求することができます。

Upgrade: HTTP/2

リクエストヘッダーに "Connection" ヘッダーを追加する

クライアントが古いバージョンのHTTPを使用している場合、リクエストヘッダーに "Connection" ヘッダーを追加することで、サーバーに接続を閉じることを要求することができます。

Connection: close

別のポートを使用する

一部のサーバーは、異なるポートで異なるバージョンのHTTPを提供しています。505エラーが発生した場合は、別のポートを使用してリクエストを送信することで問題を解決できる場合があります。

プロキシを使用する

プロキシサーバーは、クライアントとサーバーの間の仲介役として動作します。プロキシサーバーが新しいバージョンのHTTPに対応している場合は、プロキシサーバーを使用してリクエストを送信することで問題を解決できる場合があります。

サーバーの管理者に問い合わせる

上記の方法を試しても問題が解決しない場合は、サーバーの管理者に問い合わせてください。