JavaScript Date.setUTCSeconds() の詳細解説

2024-04-02

JavaScript Date.setUTCSeconds() の詳細解説

Date.setUTCSeconds() は、JavaScript の Date オブジェクトのメソッドであり、UTC 時間に基づいて秒を設定するために使用されます。オプションでミリ秒も設定できます。

構文

dateObject.setUTCSeconds(secondsValue[, msValue]);

パラメータ

  • secondsValue: 設定する秒の値。0 から 59 までの整数です。
  • msValue: 設定するミリ秒の値 (オプション)。0 から 999 までの数値です。省略すると、getUTCMilliseconds() メソッドによって返される値が使用されます。

動作

  • secondsValue または msValue が有効範囲外の場合、Date オブジェクトの日付情報はそれに応じて更新されます。
  • 例えば、secondsValue に 100 を指定すると、Date オブジェクトに保存されている分は 1 増加し、秒は 40 になります。

返値

更新された Date オブジェクトを返します。

// 現在の日付を取得
const date = new Date();

// UTC 時間に基づいて秒を 15 に設定
date.setUTCSeconds(15);

// 更新された日付を出力
console.log(date.toString()); // "Thu Mar 16 2023 23:15:00 GMT+0900 (JST)"

補足

  • Date.setUTCSeconds() は、UTC 時間に基づいて秒を設定するため、ローカル時間とは異なる場合があります。
  • Date オブジェクトの日付を操作する他のメソッドとしては、setUTCMinutes()、setUTCHours() などがあります。

この解説が分かりやすく、参考になりましたでしょうか?



Date.setUTCSeconds() のサンプルコード

const date = new Date();
date.setUTCSeconds(15);

console.log(date.toString()); // "Thu Mar 16 2023 23:15:00 GMT+0900 (JST)"

特定の日付の秒を 30 に設定

const date = new Date(2023, 2, 16, 12, 0, 0); // 2023年3月16日 12:00:00
date.setUTCSeconds(30);

console.log(date.toString()); // "Thu Mar 16 2023 12:00:30 GMT+0900 (JST)"

秒とミリ秒を設定

const date = new Date();
date.setUTCSeconds(15, 500);

console.log(date.toString()); // "Thu Mar 16 2023 23:15:00.500 GMT+0900 (JST)"

無効な値を設定

const date = new Date();
date.setUTCSeconds(100); // 秒が60を超えているため、分が1増加

console.log(date.toString()); // "Thu Mar 16 2023 23:01:40 GMT+0900 (JST)"

UTC 時間とローカル時間の比較

const date = new Date();
const utcSeconds = date.getUTCSeconds();
const localSeconds = date.getSeconds();

console.log(`UTC 時間の秒: ${utcSeconds}`);
console.log(`ローカル時間の秒: ${localSeconds}`);

このコードは、現在の UTC 時間とローカル時間の秒を表示します。タイムゾーンによっては、両者の間に差があることが確認できます。

Date オブジェクトの他のメソッドと組み合わせる

const date = new Date();
date.setUTCSeconds(15);
date.setUTCMinutes(30);

console.log(date.toString()); // "Thu Mar 16 2023 23:30:15 GMT+0900 (JST)"

このコードは、Date.setUTCSeconds() メソッドと Date.setUTCMinutes() メソッドを組み合わせて、日付と時間を設定しています。



JavaScript で UTC 時間の秒を設定する他の方法

Date オブジェクトのコンストラクタを使用する

const date = new Date(2023, 2, 16, 12, 0, 15); // 2023年3月16日 12:00:15

console.log(date.toString()); // "Thu Mar 16 2023 12:00:15 GMT+0900 (JST)"

このコードは、Date オブジェクトのコンストラクタを使用して、UTC 時間の秒を 15 に設定しています。

Date.prototype.setUTCMilliseconds() メソッドを使用する

const date = new Date();
date.setUTCMilliseconds(15000); // ミリ秒を 15000 に設定

console.log(date.getUTCSeconds()); // 15

このコードは、Date.prototype.setUTCMilliseconds() メソッドを使用して、UTC 時間のミリ秒を 15000 に設定しています。ミリ秒は自動的に秒に換算されます。

moment.js ライブラリを使用する

const moment = require('moment');

const date = moment.utc().set('seconds', 15);

console.log(date.toString()); // "2023-03-16T12:00:15.000Z"

このコードは、moment.js ライブラリを使用して、UTC 時間の秒を 15 に設定しています。moment.js ライブラリは、日付と時間の操作をより簡単に実行できます。

  • シンプルな方法で UTC 時間の秒を設定したい場合は、Date.setUTCSeconds() メソッドを使用するのが最適です。
  • より複雑な操作を行う場合は、Date オブジェクトのコンストラクタや Date.prototype.setUTCMilliseconds() メソッドを使用する方が柔軟性があります。
  • moment.js ライブラリを使用すると、日付と時間の操作をより簡単に実行できます。



JavaScriptでその他の便利なメソッドを活用する

時間: 24時間表記で、先頭にゼロパディングされた 2 桁の数字で表現されます。分: 先頭にゼロパディングされた 2 桁の数字で表現されます。秒: 先頭にゼロパディングされた 2 桁の数字で表現されます。時間帯: GMT (グリニッジ標準時) とのオフセットを、符号 (+/-)と 4 桁の数字で表現されます。



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