JavaScript のループ処理: continue ステートメントを使いこなす

2024-04-02

JavaScript エラー: Bad continue

Bad continue エラーは、JavaScript コード内で continue ステートメントが誤って使用された際に発生します。continue ステートメントは、ループ内の次のイテレーションに進むために使用されますが、特定の条件下では誤って使用される可能性があります。

原因

Bad continue エラーが発生する主な原因は以下の3つです。

  1. ループ内での continue ステートメントの誤使用:

    continue ステートメントは、ループ内の特定の条件に基づいて次のイテレーションに進むために使用されます。しかし、ループ条件と無関係な場所で continue ステートメントを使用すると、Bad continue エラーが発生します。

  2. ループ外の continue ステートメント:

    continue ステートメントは、ループ内でのみ使用できます。ループ外で continue ステートメントを使用すると、Bad continue エラーが発生します。

以下は、Bad continue エラーが発生するコード例です。

// 1. ループ条件と無関係な場所での continue ステートメントの使用
for (let i = 0; i < 10; i++) {
  if (i % 2 === 0) {
    continue; // エラーが発生
  }
  console.log(i);
}

// 2. ループ外の continue ステートメント
let i = 0;
while (i < 10) {
  i++;
  continue; // エラーが発生
}

// 3. ラベルのないループでの continue ステートメント
for (let i = 0; i < 10; i++) {
  if (i % 2 === 0) {
    continue myLoop; // エラーが発生
  }
  console.log(i);
}

// ラベル付きループでの continue ステートメントの使用
myLoop:
for (let i = 0; i < 10; i++) {
  if (i % 2 === 0) {
    continue myLoop;
  }
  console.log(i);
}

解決方法

Bad continue エラーを解決するには、以下の方法を試してください。

  • continue ステートメントがループ内でのみ使用されていることを確認してください。
  • ラベルのないループで continue ステートメントを使用していないことを確認してください。
  • ラベル付きループで continue ステートメントを使用する場合は、ラベル名が正しいことを確認してください。

補足

Bad continue エラーは、比較的分かりやすいエラーメッセージが表示されるため、原因を特定しやすいエラーの一つです。上記の解決方法を参考に、エラーの原因を特定し、コードを修正してください。



continue ステートメントのサンプルコード

ループ内の特定の条件に基づいて次のイテレーションに進む

// 奇数の値のみを出力する
for (let i = 0; i < 10; i++) {
  if (i % 2 === 0) {
    continue;
  }
  console.log(i);
}
1
3
5
7
9

ラベル付きループで特定の条件に基づいて次のイテレーションに進む

myLoop:
for (let i = 0; i < 10; i++) {
  if (i === 5) {
    continue myLoop;
  }
  console.log(i);
}

出力:

0
1
2
3
4
6
7
8
9

continue ステートメントを使用して、ループを途中で抜ける

let i = 0;
while (true) {
  if (i === 5) {
    break;
  }
  if (i % 2 === 0) {
    continue;
  }
  console.log(i);
  i++;
}

出力:

1
3

補足

continue ステートメントは、ループ処理を効率的に制御するために使用できる便利なステートメントです。上記のサンプルコードを参考に、continue ステートメントの使い方を理解し、コードに組み込んでみてください。



continue ステートメントの代替方法

if ステートメントによる条件分岐

// 奇数の値のみを出力する
for (let i = 0; i < 10; i++) {
  if (i % 2 === 0) {
    // continue の代わりにスキップ処理
  } else {
    console.log(i);
  }
}

filter メソッドの使用

// 奇数の値のみを含む新しい配列を作成
const oddNumbers = [1, 2, 3, 4, 5].filter(number => number % 2 !== 0);

// 新しい配列を出力
console.log(oddNumbers);

break ステートメントによるループの途中抜け

let i = 0;
while (true) {
  if (i === 5) {
    break;
  }
  console.log(i);
  i++;
}

補足

continue ステートメントは、ループ処理を効率的に制御するために使用できる便利なステートメントですが、上記の代替方法も状況に応じて有効活用できます。コードの可読性や保守性を考慮して、最適な方法を選択してください。




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