JavaScript エラー: 不正な正規表現フラグ - サンプルコード

2024-04-02

JavaScript エラー: 不正な正規表現フラグ

JavaScript で正規表現を使用する際、RegExp コンストラクタや String.prototype.match() などのメソッドで不正なフラグが指定された場合、TypeError: Bad regexp flag エラーが発生します。

原因

正規表現フラグは、正規表現のパターンマッチング動作を制御するためのオプションです。有効なフラグは 6 つのみ存在し、それ以外の文字が指定されるとエラーが発生します。

有効なフラグ

  • g (グローバル): すべてのマッチを検索する
  • i (無視): 大文字と小文字を区別しない
  • m (マルチライン): 各行の始めに ^ と終わりに $ をマッチさせる
  • s (ドットオール): . が改行文字を含むすべての文字にマッチする
  • u (Unicode): Unicode 文字を考慮する
  • y (粘着): 最長一致ではなく、最初に見つかったマッチのみを返す

エラーの解決

以下の方法でエラーを解決できます。

  1. 使用しているフラグが有効なものであることを確認する。
  2. 不正なフラグを削除する。
  3. フラグを正しい形式で指定する。

// 不正なフラグ
const regex = new RegExp(/abc/x); // エラー: Bad regexp flag

// 修正
const regex = new RegExp(/abc/g); // 正常

補足

  • エラーメッセージには、不正なフラグが示されます。
  • 複数のフラグを指定する場合は、半角スペースで区切ります。


JavaScript エラー: 不正な正規表現フラグ - サンプルコード

不正なフラグ

// 不正なフラグ
const regex1 = new RegExp(/abc/x); // エラー: Bad regexp flag
const regex2 = /abc/z; // エラー: Bad regexp flag

// 修正
const regex1 = new RegExp(/abc/g); // 正常
const regex2 = /abc/gi; // 正常

複数のフラグ

// 複数のフラグを指定する
const regex = new RegExp(/abc/gim); // 正常

// それぞれのフラグの効果
// g: すべてのマッチを検索する
// i: 大文字と小文字を区別しない
// m: 各行の始めに ^ と終わりに $ をマッチさせる

フラグの省略

// フラグを省略することも可能
const regex = new RegExp(/abc/); // 正常

// これは g フラグと同義
// つまり、すべてのマッチを検索する

エラーメッセージ

// エラーメッセージを確認
try {
  const regex = new RegExp(/abc/x);
} catch (error) {
  console.log(error.message); // "TypeError: Bad regexp flag"
}

その他

  • 使用している JavaScript エンジンによっては、異なるエラーメッセージが表示される場合があります。
  • 詳細については、JavaScript のドキュメントを参照してください。


JavaScript エラー: 不正な正規表現フラグ - 他の方法

正規表現リテラルを使用する

const regex = /abc/g; // 正常

// フラグはスラッシュの後に指定する

RegExp コンストラクタの 2 番目の引数を使用する

const regex = new RegExp(/abc/, "g"); // 正常

// 2 番目の引数にフラグを文字列で指定する

String.prototype.match() メソッドの 2 番目の引数を使用する

const str = "abc123abc456";
const matches = str.match(/abc/g); // ["abc123", "abc456"]

// 2 番目の引数にフラグをオブジェクトで指定する
  • 使用している JavaScript エンジンによっては、異なる方法が有効な場合があります。



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