Qt GUI 開発:ファイルアイコンの表示を自在に操る、QAbstractFileIconProvider の秘訣
Qt GUI における QAbstractFileIconProvider::setOptions() の詳細解説
QAbstractFileIconProvider::setOptions()
メソッドは、ファイルアイコンプロバイダの設定を制御するために使用されます。ファイルアイコンプロバイダは、ファイルやディレクトリのアイコンを生成するクラスです。setOptions()
メソッドを使用すると、アイコンのサイズ、スタイル、その他の属性をカスタマイズできます。
構文
void QAbstractFileIconProvider::setOptions(QAbstractFileIconProvider::Options options);
パラメータ
options
: 設定オプションを指定するビットマスク。以下のオプションが利用可能です。- QAbstractFileIconProvider::NeverCacheIcons: アイコンをキャッシュしないように設定します。
- QAbstractFileIconProvider::DontOverrideExistingIcons: 既存のアイコンを上書きしないように設定します。
- QAbstractFileIconProvider::UseThemeIcons: テーマアイコンを使用するように設定します。
- QAbstractFileIconProvider::ReturnScaledIcons: スケーリングされたアイコンを返すように設定します。
- QAbstractFileIconProvider::ProvideSizes: アイコンのサイズ情報を提供するように設定します。
例
// アイコンをキャッシュしないように設定
provider.setOptions(QAbstractFileIconProvider::NeverCacheIcons);
// テーマアイコンを使用するように設定
provider.setOptions(QAbstractFileIconProvider::UseThemeIcons);
// スケーリングされたアイコンを返すように設定
provider.setOptions(QAbstractFileIconProvider::ReturnScaledIcons);
補足
setOptions()
メソッドは、ファイルアイコンプロバイダが作成された後にのみ呼び出すことができます。- 設定オプションは、ビットマスクを使用して組み合わせることができます。
- 設定オプションの詳細については、Qt ドキュメントを参照してください。
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