QGraphicsSimpleTextItem::font() 関数のサンプルコード

Qt WidgetsにおけるQGraphicsSimpleTextItem::font()解説

概要

• 戻り値型: QFont オブジェクト
• 引数: なし
• 使用例:

// アイテムのフォントを取得
QFont font = item->font();

// フォントファミリーを変更
font.setFamily("Arial");

// フォントサイズを変更
font.setPointSize(12);

// アイテムに新しいフォントを設定
item->setFont(font);

詳細

QGraphicsSimpleTextItem は、Qtのグラフィックスシーンにテキストを描画するためのシンプルなアイテムです。font() 関数は、このアイテムのテキストを描画するために使用されるフォントを取得します。この関数は、QFont オブジェクトを返します。QFont オブジェクトは、フォントファミリー、フォントサイズ、フォントスタイルなどのフォント属性を定義します。

関連関数

• setFont(const QFont &font): アイテムのテキストを描画するために使用されるフォントを設定します。
• text()： アイテムのテキストを取得します。
• setText(const QString &text)： アイテムのテキストを設定します。

補足

• QGraphicsSimpleTextItem は、リッチテキストをサポートしません。リッチテキストを描画するには、QGraphicsTextItem クラスを使用する必要があります。
• font() 関数は、アイテムの現在のフォントを取得します。アイテムのフォントが変更された場合、この関数は新しいフォントを返します。

Qt WidgetsにおけるQGraphicsSimpleTextItem::font()のサンプルコード

フォントファミリーを変更する

QGraphicsSimpleTextItem *item = new QGraphicsSimpleTextItem();
item->setPos(10, 10);
item->setText("Hello, World!");

// アイテムのフォントを取得
QFont font = item->font();

// フォントファミリーを変更
font.setFamily("Arial");

// アイテムに新しいフォントを設定
item->setFont(font);

// シーンにアイテムを追加
QGraphicsScene *scene = new QGraphicsScene();
scene->addItem(item);

// ビューにシーンを表示
QGraphicsView *view = new QGraphicsView(scene);
view->show();

フォントサイズを変更する

QGraphicsSimpleTextItem *item = new QGraphicsSimpleTextItem();
item->setPos(10, 10);
item->setText("Hello, World!");

// アイテムのフォントを取得
QFont font = item->font();

// フォントサイズを変更
font.setPointSize(12);

// アイテムに新しいフォントを設定
item->setFont(font);

// シーンにアイテムを追加
QGraphicsScene *scene = new QGraphicsScene();
scene->addItem(item);

// ビューにシーンを表示
QGraphicsView *view = new QGraphicsView(scene);
view->show();

太字と斜体を設定する

QGraphicsSimpleTextItem *item = new QGraphicsSimpleTextItem();
item->setPos(10, 10);
item->setText("Hello, World!");

// アイテムのフォントを取得
QFont font = item->font();

// 太字と斜体を設定
font.setBold(true);
font.setItalic(true);

// アイテムに新しいフォントを設定
item->setFont(font);

// シーンにアイテムを追加
QGraphicsScene *scene = new QGraphicsScene();
scene->addItem(item);

// ビューにシーンを表示
QGraphicsView *view = new QGraphicsView(scene);
view->show();

アンチエイリアシングを設定する

QGraphicsSimpleTextItem *item = new QGraphicsSimpleTextItem();
item->setPos(10, 10);
item->setText("Hello, World!");

// アイテムのフォントを取得
QFont font = item->font();

// アンチエイリアシングを設定
font.setAntialiasing(true);

// アイテムに新しいフォントを設定
item->setFont(font);

// シーンにアイテムを追加
QGraphicsScene *scene = new QGraphicsScene();
scene->addItem(item);

// ビューにシーンを表示
QGraphicsView *view = new QGraphicsView(scene);
view->show();

これらのサンプルコードは、QGraphicsSimpleTextItem クラスを使用して、さまざまなテキスト効果を

Qt WidgetsにおけるQGraphicsSimpleTextItem::font()の代替方法

QGraphicsTextItem クラスを使用する

• setTextFormat()： テキストフォーマットを設定します。
• setDefaultTextColor()： テキストのデフォルトの色を設定します。
• setDocument()： リッチテキストドキュメントを設定します。

QPainter クラスを使用する

QGraphicsSimpleTextItem クラスや QGraphicsTextItem クラスを使用せずに、QPainter クラスを使用してテキストを描画することができます。QPainter クラスには、drawText() 関数を使用してテキストを描画することができます。

カスタムアイテムを作成する

独自のニーズに合わせて、カスタムアイテムを作成することができます。カスタムアイテムを作成するには、QGraphicsItem クラスを継承する必要があります。

各方法の比較

QGraphicsSimpleTextItem::font() 関数は、Qt Widgetsにおけるテキスト描画の基本的な方法です。より多くの機能が必要な場合は、QGraphicsTextItem クラスや QPainter クラスを使用することができます。独自のニーズに合わせて、カスタムアイテムを作成することもできます。