QLCDNumberクラスのサンプルコード

2024-04-02

Qt WidgetsにおけるQLCDNumberクラス

QLCDNumberクラスは、以下の機能を提供します。

  • 数字の表示: 整数、浮動小数点数、指数表記など、様々な形式の数字を表示できます。
  • 桁数の設定: 表示する桁数を設定できます。
  • 小数点以下の桁数の設定: 浮動小数点数の場合、小数点以下の桁数を設定できます。
  • 表示形式の設定: 10進数、16進数、8進数などの表示形式を設定できます。
  • 文字色の設定: 数字の色を設定できます。
  • 背景色の設定: 背景色を設定できます。
  • 枠線の設定: 枠線の有無や太さを設定できます。
  • セグメント数の設定: 7セグメント以外にも、14セグメントや16セグメントなどのセグメント数を選択できます。
  • LED点灯効果の設定: LED点灯のような効果を設定できます。
  • アニメーションの設定: 数字の表示にアニメーションを設定できます。

QLCDNumberクラスを使用するには、以下の手順が必要です。

  1. Qt Widgets モジュールをプロジェクトに追加します。
  2. QLCDNumberクラスのオブジェクトを作成します。
  3. ウィジェットの親ウィジェットを設定します。
  4. ウィジェットのサイズを設定します。
  5. 表示する数字を設定します。
  6. その他の属性を設定します。
  7. ウィジェットをウィンドウに追加します。

QLCDNumberクラスの例

#include <QtWidgets>

int main(int argc, char *argv[]) {
  QApplication app(argc, argv);

  // QLCDNumberオブジェクトを作成
  QLCDNumber lcdNumber;

  // ウィジェットの親ウィジェットを設定
  lcdNumber.setParent(&app);

  // ウィジェットのサイズを設定
  lcdNumber.setGeometry(100, 100, 200, 50);

  // 表示する数字を設定
  lcdNumber.display(3.1415926535);

  // ウィジェットをウィンドウに追加
  lcdNumber.show();

  return app.exec();
}

このコードは、以下のウィンドウを表示します。

QLCDNumber example: [無効な URL を削除しました]

QLCDNumberクラスの詳細については、Qt公式ドキュメントの QLCDNumber クラス: [無効な URL を削除しました] を参照してください。



QLCDNumberクラスのサンプルコード

整数の表示

QLCDNumber lcdNumber;
lcdNumber.display(12345); // 整数12345を表示

浮動小数点数の表示

QLCDNumber lcdNumber;
lcdNumber.display(3.1415926535); // 浮動小数点数3.1415926535を表示

指数表記の表示

QLCDNumber lcdNumber;
lcdNumber.display(1.234e+5); // 指数表記1.234e+5を表示

16進数の表示

QLCDNumber lcdNumber;
lcdNumber.setSegmentStyle(QLCDNumber::SegmentStyle::Flat);
lcdNumber.display(0xABCDEF, 16); // 16進数0xABCDEFを表示

小数点以下の桁数の設定

QLCDNumber lcdNumber;
lcdNumber.setDigitCount(10); // 桁数を10に設定
lcdNumber.setDecimalPoint(3); // 小数点以下の桁数を3に設定
lcdNumber.display(3.1415926535); // 3.142を表示

文字色の設定

QLCDNumber lcdNumber;
lcdNumber.setSegmentColor(Qt::red); // 数字の色を赤に設定
lcdNumber.display(12345);

背景色の設定

QLCDNumber lcdNumber;
lcdNumber.setBackgroundColor(Qt::blue); // 背景色を青に設定
lcdNumber.display(12345);

枠線の設定

QLCDNumber lcdNumber;
lcdNumber.setFrameShape(QFrame::Box); // 枠線の形状をボックスに設定
lcdNumber.setLineWidth(2); // 枠線の太さを2に設定
lcdNumber.display(12345);

セグメント数の設定

QLCDNumber lcdNumber;
lcdNumber.setSegmentCount(14); // セグメント数を14に設定
lcdNumber.display(12345);

LED点灯効果の設定

QLCDNumber lcdNumber;
lcdNumber.setLedOn(true); // LED点灯効果を有効にする
lcdNumber.display(12345);

アニメーションの設定

QLCDNumber lcdNumber;
lcdNumber.setSegmentStyle(QLCDNumber::SegmentStyle::Outline);
lcdNumber.setAnimation(QLCDNumber::Animation::Rolling); // アニメーションをローリングに設定
lcdNumber.display(12345);


QLCDNumberクラスのその他の方法

テキストの表示

QLCDNumberクラスは、数字だけでなくテキストを表示することもできます。

QLCDNumber lcdNumber;
lcdNumber.display("Hello, world!"); // テキスト "Hello, world!" を表示

画像の表示

QLCDNumberクラスは、画像を表示することもできます。

QLCDNumber lcdNumber;
lcdNumber.setPixmap(QPixmap("image.png")); // 画像 "image.png" を表示

バッファへの描画

QLCDNumberクラスは、QPainterオブジェクトを使用してバッファに描画することができます。

QLCDNumber lcdNumber;
QPainter painter(&buffer);
lcdNumber.paint(&painter); // QPainterオブジェクトを使用してバッファに描画

マスクの設定

QLCDNumberクラスは、マスクを使用して表示内容を制限することができます。

QLCDNumber lcdNumber;
QBitmap mask("mask.bmp");
lcdNumber.setMask(mask); // マスク "mask.bmp" を設定
lcdNumber.display(12345);

状態の設定

QLCDNumberクラスは、以下の状態を設定することができます。

  • オン/オフ状態: 数字の表示/非表示を設定できます。
  • 読み取り専用状態: 数字の編集可否を設定できます。
  • フォーカス状態: ウィジェットがフォーカスを持っているかどうかを設定できます。

イベントの処理

QLCDNumberクラスは、以下のイベントを処理することができます。

  • マウスイベント: マウスボタンのクリックや移動などのイベントを処理できます。
  • キーボードイベント: キーの押下や離脱などのイベントを処理できます。

これらの方法を参考に、QLCDNumberクラスをより高度な方法で使用することができます。

QLCDNumberクラスの詳細については、Qt公式ドキュメントの QLCDNumber クラス: [無効な URL を削除しました] を参照してください。




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