QTabWidget::setTabVisible() 関数のサンプルコード

2024-04-03

Qt Widgets の QTabWidget::setTabVisible() 関数の詳細解説

QTabWidget::setTabVisible() 関数は、Qt ウィジェットフレームワークの QTabWidget クラスにおいて、指定されたタブの可視性を設定するために使用されます。この関数は、タブバーに表示されるタブの表示・非表示を制御するのに役立ちます。

機能

QTabWidget::setTabVisible() 関数は、以下の引数を受け取ります。

  • index: 可視性を設定したいタブのインデックス。
  • visible: タブの可視性を設定する真偽値。true の場合、タブは表示されます。false の場合、タブは非表示になります。

コード例

// タブ "My Tab" を表示
qTabWidget->setTabVisible(1, true);

// タブ "My Tab" を非表示
qTabWidget->setTabVisible(1, false);

詳細

  • QTabWidget::setTabVisible() 関数は、タブバーにのみ影響を与えます。タブの内容ウィジェットは、この関数によって影響を受けません。
  • タブが非表示の場合でも、そのタブは依然として存在し、QTabWidget::currentIndex() などの関数を使用してアクセスできます。
  • タブの可視性を設定する別の方法は、QTabWidget::showTab()QTabWidget::hideTab() 関数を使用することです。

補足

  • 上記のコード例は C++ のコード例ですが、Qt は Python や Java など他のプログラミング言語でも使用できます。
  • Qt に関する質問や疑問は、Qt フォーラムやその他のオンラインコミュニティで尋ねることができます。

関連トピック

  • QTabWidget
  • タブバー
  • タブ
  • 可視性


QTabWidget::setTabVisible() 関数のサンプルコード

タブの可視性を切り替える

// タブ "My Tab" を表示/非表示する
void on_button_clicked() {
  bool visible = qTabWidget->isTabVisible(1);
  qTabWidget->setTabVisible(1, !visible);
}

すべてのタブを非表示にする

// すべてのタブを非表示にする
void on_button_clicked() {
  for (int i = 0; i < qTabWidget->count(); ++i) {
    qTabWidget->setTabVisible(i, false);
  }
}

特定の条件に基づいてタブの可視性を設定する

// ユーザー名が入力されている場合のみタブを表示する
void on_username_edited() {
  bool visible = !username.isEmpty();
  qTabWidget->setTabVisible(1, visible);
}

タブの可視性をアニメーション化する

// タブ "My Tab" をフェードイン/フェードアウトする
void on_button_clicked() {
  bool visible = qTabWidget->isTabVisible(1);

  // アニメーション設定
  QPropertyAnimation animation(qTabWidget, "tabVisible", this);
  animation.setDuration(500);
  animation.setStartValue(visible);
  animation.setEndValue(!visible);
  animation.setEasingCurve(QEasingCurve::InOutQuad);

  // アニメーション開始
  animation.start();
}

関連トピック

  • アニメーション


QTabWidget::setTabVisible() 関数の代替方法

QTabWidget::showTab() と QTabWidget::hideTab() 関数を使う

// タブ "My Tab" を表示
qTabWidget->showTab(1);

// タブ "My Tab" を非表示
qTabWidget->hideTab(1);

タブバーの setVisible() 関数を使う

// タブバーを非表示にする
qTabWidget->tabBar()->setVisible(false);

// タブバーを表示する
qTabWidget->tabBar()->setVisible(true);

タブバーを完全に削除する

// タブバーを削除する
qTabWidget->tabBar()->deleteLater();

カスタムウィジェットを使う

独自のウィジェットを作成して、タブの可視性を制御することもできます。

どの方法を選択するかは、アプリケーションのニーズによって異なります。

  • タブの可視性を動的に切り替える場合は、QTabWidget::setTabVisible() 関数を使用するのが最も効率的です。
  • タブバー全体を非表示または削除したい場合は、QTabWidget::tabBar() 関数を使用する方が簡単です。
  • より高度な制御が必要な場合は、カスタムウィジェットを使用することができます。



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