QToolBox::itemIcon() 関数を使ったサンプルコード

2024-04-02

Qt Widgets: QToolBox::itemIcon() 関数について

QToolBox::itemIcon() 関数は、指定されたインデックスにある項目のアイコンを取得するために使用されます。この関数は、QIcon 型のオブジェクトを返します。

QToolBox::itemIcon() 関数の使い方

// QToolBox ウィジェットを作成
QToolBox toolbox;

// いくつかの項目を追加
toolbox.addItem(new QWidget(), QIcon(":/icons/home.png"), "Home");
toolbox.addItem(new QWidget(), QIcon(":/icons/settings.png"), "Settings");

// 2番目の項目のアイコンを取得
QIcon icon = toolbox.itemIcon(1);

// アイコンをラベルに設定
QLabel label;
label.setPixmap(icon.pixmap(16, 16));

QToolBox::itemIcon() 関数の詳細

  • 引数:
  • 戻り値:
    • 指定されたインデックスにある項目のアイコン

QToolBox::itemIcon() 関数を使う際の注意点

  • 項目にアイコンが設定されていない場合、この関数は空の QIcon オブジェクトを返します。
  • アイコンのサイズや状態を調整するには、QIcon クラスの他の関数を使用する必要があります。


Qt Widgets: QToolBox::itemIcon() 関数を使ったサンプルコード

項目のアイコンを設定する

// QToolBox ウィジェットを作成
QToolBox toolbox;

// アイコン付きの項目を追加
toolbox.addItem(new QWidget(), QIcon(":/icons/home.png"), "Home");
toolbox.addItem(new QWidget(), QIcon(":/icons/settings.png"), "Settings");

// 2番目の項目のアイコンを変更
toolbox.setItemIcon(1, QIcon(":/icons/new-icon.png"));

アイテムのアイコンサイズを取得する

// QToolBox ウィジェットを作成
QToolBox toolbox;

// アイコン付きの項目を追加
toolbox.addItem(new QWidget(), QIcon(":/icons/home.png"), "Home");

// 1番目の項目のアイコンサイズを取得
QSize size = toolbox.itemIcon(0).actualSize();

// アイコンをラベルに設定
QLabel label;
label.setPixmap(toolbox.itemIcon(0).pixmap(size));

アイテムのアイコン状態を取得する

// QToolBox ウィジェットを作成
QToolBox toolbox;

// アイコン付きの項目を追加
toolbox.addItem(new QWidget(), QIcon(":/icons/home.png"), "Home");

// 1番目の項目のアイコン状態を取得
QIcon::State state = toolbox.itemIcon(0).state();

// アイコンの状態を反転
if (state == QIcon::Active) {
  toolbox.setItemIcon(0, toolbox.itemIcon(0).state(QIcon::Disabled));
} else {
  toolbox.setItemIcon(0, toolbox.itemIcon(0).state(QIcon::Active));
}


QToolBox::itemIcon() 関数の代替方法

QToolBox::itemData() 関数

// QToolBox ウィジェットを作成
QToolBox toolbox;

// アイコン付きの項目を追加
toolbox.addItem(new QWidget(), QIcon(":/icons/home.png"), "Home");

// 1番目の項目のアイコンデータを取得
QVariant data = toolbox.itemData(0, Qt::DecorationRole);

// アイコンデータから QIcon オブジェクトを作成
QIcon icon = qvariant_cast<QIcon>(data);

直接 QToolButton から取得する

QToolBox は内部的に QToolButton のリストを使用しています。そのため、以下の方法で直接 QToolButton からアイコンを取得することもできます。

// QToolBox ウィジェットを作成
QToolBox toolbox;

// アイコン付きの項目を追加
toolbox.addItem(new QWidget(), QIcon(":/icons/home.png"), "Home");

// 1番目の項目の QToolButton を取得
QToolButton *button = toolbox.toolButton(0);

// QToolButton からアイコンを取得
QIcon icon = button->icon();

独自のウィジェットを使用する

上記の方法はいずれも Qt の提供する機能を使用していますが、独自のウィジェットを作成してアイコンを表示することもできます。

  • QToolBox::itemIcon() 関数は最もシンプルで使いやすい方法です。
  • QToolBox::itemData() 関数は、アイコンデータにアクセスする必要がある場合に便利です。
  • 直接 QToolButton から取得する方法は、より多くの制御が必要な場合に役立ちます。
  • 独自のウィジェットを使用する方法は、最も柔軟性のある方法ですが、最も複雑でもあります。



逆変換でQt GUIの2Dグラフィックスを自在に操る:QTransform::adjoint()徹底解説

概要:QTransformクラスは、2D座標系の変換を表すためのクラスです。adjoint()は、QTransformオブジェクトの逆行列の転置行列を計算します。逆行列の転置行列は、逆変換を行うために使用されます。逆変換は、元の座標系に戻すための操作です。



Qt GUIにおけるアイコンサイズ制御のベストプラクティス

概要ScaledPixmapArgument は、QIconEngine::pixmap() 関数で使用される構造体です。size プロパティは、要求されたピクセルマップのサイズを指定します。このプロパティは、QSizeF 型の値を持ちます。


Qt GUI アプリケーション開発:QWindow::flags で実現する多様なウィンドウ

QWindow::flags は、QWindow クラスのメンバー関数で、ウィンドウに適用するフラグのセットを取得または設定するために使用されます。これらのフラグは、ウィンドウの装飾、サイズ変更、スタック順序など、さまざまな属性を制御します。


QVulkanInstance::supportedExtensions()でVulkan拡張機能を取得する方法

QVulkanInstance::supportedExtensions()は、Qt GUIでVulkan APIを使用する際に、利用可能なVulkan拡張機能を取得するための重要な関数です。この関数は、Vulkanインスタンス生成後に呼び出すことで、使用可能な拡張機能の一覧を取得できます。


Qt GUIにおける数値範囲設定のベストプラクティス

Range::to は、Qt の QSlider や QSpinBox などのウィジェットで数値範囲を設定するために使用されます。この関数は、範囲の開始値と終了値を指定することで、ウィジェットの最小値と最大値を設定します。例:Range::to を使用することで、以下の利点があります。



QtによるOpenGLプログラミング: コンテキスト共有のベストプラクティス

QOpenGLContext::shareContext()は、Qt GUIフレームワークにおけるOpenGLコンテキスト共有機能を提供する関数です。複数のコンテキスト間でテクスチャやレンダリングバッファなどのOpenGLリソースを共有することで、メモリ使用量を削減し、パフォーマンスを向上させることができます。


QFileDialog::setDirectory()の基本

QFileDialog::setDirectory()は、Qt Widgetsでファイルダイアログボックスを表示するための関数です。この関数を使うと、ユーザーがファイルを選択できるように、ダイアログボックスの初期ディレクトリを設定できます。


Qt GUIと3D UIの統合:Qt 3D Studio、Qt Widgets、Qt Quick

Qt GUIは、C++向けのクロスプラットフォームなGUI開発フレームワークとして広く利用されています。近年、3D技術は様々な分野で活用されており、Qt GUIでも3Dレンダリング機能が強化されています。本ガイドでは、Qt GUIにおける3Dレンダリングの概要、主要なライブラリ、レンダリングエンジンの選択、3Dシーンの作成、アニメーション、ユーザーインターフェースとの統合など、3Dレンダリングに必要な知識を詳細に解説します。


Qt Widgets の QListWidget デストラクタのサンプルコード

QListWidget::~QListWidget() は、Qt Widgets モジュールの QListWidget クラスのデストラクタです。これは、QListWidget オブジェクトがスコープを外れたり、明示的に削除されたりするときに自動的に呼び出されます。デストラクタは、オブジェクトが占有していたメモリを解放し、関連するリソースをクリーンアップする責任を担います。


QFont::Weightとは何か?

QFont::Weightの詳細型: 列挙型役割: フォントの太さを設定する使用場所: Qt GUI関連クラス: QFontQFont::Weightの定数QFont::Weightの使用例補足上記の例では、QFont::Boldという定数を使用して、ラベルのテキストを太字に設定しています。