Qt Widgets でリソースファイルから ToolBox アイテムにアイコンを読み込む

QToolBox::setItemIcon() 関数の詳細な説明

QToolBox::setItemIcon() 関数は、QToolBox ウィジェットのアイテムにアイコンを設定するために使用されます。この関数は、アイテムの視覚的な外観を強化し、ユーザーがアイテムをより簡単に識別できるようにするのに役立ちます。

構文

void QToolBox::setItemIcon(int index, const QIcon &icon);

引数

• index: アイコンを設定するアイテムのインデックス。
• icon: 設定するアイコン。

戻り値

なし。

詳細

• index 引数は、0 から count() - 1 までの範囲でなければなりません。
• icon 引数は、有効な QIcon オブジェクトである必要があります。
• アイコンが設定されると、アイテムのタブに表示されます。
• アイテムに既にアイコンが設定されている場合は、新しいアイコンで置き換えられます。

例

QToolBox *toolBox = new QToolBox;

QLabel *label1 = new QLabel("Item 1");
QIcon icon1(":/images/icon1.png");
toolBox->addItem(label1, icon1);

QLabel *label2 = new QLabel("Item 2");
QIcon icon2(":/images/icon2.png");
toolBox->addItem(label2, icon2);

この例では、QToolBox ウィジェットに 2 つのアイテムが追加されます。各アイテムには、icon1.png と icon2.png 画像ファイルから取得されたアイコンが設定されます。

ヒント

• アイテムにアイコンを設定するだけでなく、setItemText() 関数を使用してアイテムのテキストを設定することもできます。
• currentChanged() シグナルを接続して、現在のアイテムが変更されたときにアイコンを更新することができます。

補足

この説明は、Qt Widgets 5.15 を対象としています。他のバージョンでは、関数の引数や動作が異なる場合があります。

さまざまなプログラミングサンプルコード

# 文字列の長さを取得
text = "Hello, World!"
length = len(text)
print(f"文字列の長さ: {length}")

# 文字列を大文字に変換
upper_text = text.upper()
print(f"大文字に変換: {upper_text}")

# 文字列を小文字に変換
lower_text = text.lower()
print(f"小文字に変換: {lower_text}")

# 文字列の一部を抽出
substring = text[7:12]
print(f"部分文字列: {substring}")

# 文字列を置換
replaced_text = text.replace("World", "Earth")
print(f"置換後: {replaced_text}")

数値演算

# 2 つの数を足す
num1 = 10
num2 = 20
sum = num1 + num2
print(f"合計: {sum}")

# 2 つの数を引く
difference = num2 - num1
print(f"差: {difference}")

# 2 つの数を掛ける
product = num1 * num2
print(f"積: {product}")

# 2 つの数を割る
quotient = num2 / num1
print(f"商: {quotient}")

# 剰余を取得
remainder = num2 % num1
print(f"剰余: {remainder}")

条件分岐

# 年齢に基づいて成人を判定
age = 20
if age >= 18:
    print("あなたは成人です。")
else:
    print("あなたはまだ未成年です。")

# 成績に基づいて評価
score = 85
if score >= 90:
    print("優")
elif score >= 80:
    print("良")
elif score >= 70:
    print("可")
else:
    print("不可")

ループ処理

# 1 から 10 までループ
for i in range(1, 11):
    print(i)

# リストの要素をループ
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
for num in numbers:
    print(num)

# 辞書のキーと値をループ
dictionary = {"name": "Alice", "age": 30, "city": "Tokyo"}
for key, value in dictionary.items():
    print(f"{key}: {value}")

関数

# 名前と挨拶を返す関数
def greet(name):
    return f"こんにちは、{name} さん！"

# 関数を実行して結果を表示
person = "Bob"
greeting = greet(person)
print(greeting)

# 引数とデフォルト値を持つ関数
def calculate_area(width, height=10):
    return width * height

# デフォルト値を使用
area1 = calculate_area(5)
print(f"デフォルト値: {area1}")

# 引数を指定
area2 = calculate_area(5, 7)
print(f"引数を指定: {area2}")

ファイル入出力

# ファイルを読み込む
with open("data.txt", "r") as file:
    content = file.read()
    print(content)

# ファイルに書き込む
with open("output.txt", "w") as file:
    file.write("Hello, World!")

# バイナリファイルの読み書き
with open("image.jpg", "rb") as file:
    data = file.read()

with open("image_copy.jpg", "wb") as file:
    file.write(data)

モジュールとパッケージ

# math モジュールのインポート
import math

# 円周率を取得
pi = math.pi
print(f"円周率: {pi}")

# pow 関数を使用
result = math.pow(2, 3)
print(f"2 の 3 乗: {result}")

# 自作モジュールのインポート
import my_module

# モジュール内の関数を実行
greeting = my_module.greet("John")
print(greeting)

クラスとオブジェクト

# Person クラスを定義
class Person:

QToolBox::setItemIcon() 関数のその他の使用方法

currentChanged() シグナルを setItemIcon() 関数と接続することで、現在のアイテムが変更されたときにアイコンを動的に更新することができます。

void MyWidget::updateIcons() {
  int currentIndex = toolBox->currentIndex();
  for (int i = 0; i < toolBox->count(); ++i) {
    QIcon icon = (i == currentIndex) ? selectedIcon : defaultIcon;
    toolBox->setItemIcon(i, icon);
  }
}

void MyWidget::init() {
  toolBox->currentChanged.connect(this, &MyWidget::updateIcons);
}

この例では、MyWidget クラスには、toolBox という QToolBox ウィジェットと、selectedIcon と defaultIcon という 2 つの QIcon オブジェクトがあります。updateIcons() 関数は、現在のアイテムのインデックスに基づいて、各アイテムのアイコンを設定します。init() 関数は、currentChanged() シグナルを updateIcons() 関数に接続します。

アイテムの状態に基づいてアイコンを切り替える

アイテムの状態 (有効/無効、選択済み/未選択など) に基づいてアイコンを切り替えることもできます。

void MyWidget::setItemIconBasedOnState(int index) {
  QToolBoxItem *item = toolBox->itemAt(index);
  if (item->isEnabled()) {
    if (toolBox->currentIndex() == index) {
      toolBox->setItemIcon(index, selectedIcon);
    } else {
      toolBox->setItemIcon(index, defaultIcon);
    }
  } else {
    toolBox->setItemIcon(index, disabledIcon);
  }
}

この例では、MyWidget クラスには、toolBox という QToolBox ウィジェットと、selectedIcon、defaultIcon、disabledIcon という 3 つの QIcon オブジェクトがあります。setItemIconBasedOnState() 関数は、アイテムのインデックスに基づいて、そのアイテムのアイコンを設定します。

カスタムアイコンを作成する

QPixmap クラスを使用して、カスタムアイコンを作成することもできます。

QPixmap pixmap(50, 50);
QPainter painter(&pixmap);
painter.setPen(Qt::red);
painter.setBrush(Qt::yellow);
painter.drawRect(0, 0, 48, 48);
QIcon icon(pixmap);
toolBox->setItemIcon(index, icon);

この例では、QPixmap オブジェクトを使用して 50x50 ピクセルの四角形を作成し、それを QIcon オブジェクトに変換してアイテムに設定します。

リソースファイルからアイコンを読み込むこともできます。

QIcon icon(":/images/myicon.png");
toolBox->setItemIcon(index, icon);

この例では、:/images/myicon.png というリソースファイルからアイコンを読み込んでアイテムに設定します。

テーマ付きアイコンを使用することで、アプリケーションの外観を統一することができます。

QIcon icon = QApplication::style()->standardIcon(QStyle::SP_ToolBarIcon);
toolBox->setItemIcon(index, icon);

この例では、アプリケーションのスタイルから標準的なツールバーアイコンを取得してアイテムに設定します。

これらの方法は、QToolBox::setItemIcon() 関数を使用してアイテムのアイコンをさまざまな方法で設定するためのほんの一例です。