Qt WidgetsにおけるQWizard::restart()の使い方

Qt WidgetsにおけるQWizard::restart()解説

使い方

QWizard::restart()を使用するには、以下のコードを使用します。

wizard->restart();

例

以下の例は、QWizard::restart()を使用して、ウィザードを最初のページに戻す方法を示しています。

QWizard wizard;

// ウィザードページを追加
wizard.addPage(new QWizardPage);
wizard.addPage(new QWizardPage);

// ウィザードを開始
wizard.show();

// ボタンクリック時にウィザードを最初からやり直す
connect(wizard, &QWizard::buttonClicked, [=](int id) {
  if (id == QWizard::CancelButton) {
    wizard.restart();
  }
});

注意事項

• QWizard::restart()は、ウィザードの現在のページを最初のページに戻します。
• QWizard::restart()は、ウィザードのデータ入力状態をリセットしません。
• QWizard::restart()は、ウィザードの完了信号を再送信しません。

補足

• QWizard::restart()は、ウィザードを最初からやり直したい場合に使用します。
• ウィザードのデータ入力状態をリセットしたい場合は、QWizard::reset()を使用します。
• ウィザードの完了信号を再送信したい場合は、QWizard::next()またはQWizard::back()を使用します。

• ご不明な点があれば、お気軽にご質問ください。

Qt WidgetsにおけるQWizard::restart()を使ったサンプルコード

サンプルコード 1: ウィザードのキャンセルボタンをクリックした時にウィザードを最初からやり直す

QWizard wizard;

// ウィザードページを追加
wizard.addPage(new QWizardPage);
wizard.addPage(new QWizardPage);

// ウィザードを開始
wizard.show();

// キャンセルボタンクリック時にウィザードを最初からやり直す
connect(wizard, &QWizard::buttonClicked, [=](int id) {
  if (id == QWizard::CancelButton) {
    wizard.restart();
  }
});

サンプルコード 2: ウィザードの完了後にウィザードを最初からやり直す

QWizard wizard;

// ウィザードページを追加
wizard.addPage(new QWizardPage);
wizard.addPage(new QWizardPage);

// ウィザードを開始
wizard.show();

// ウィザード完了時にウィザードを最初からやり直す
connect(wizard, &QWizard::finished, [=](int result) {
  if (result == QWizard::Accepted) {
    wizard.restart();
  }
});

サンプルコード 3: タイマーを使って定期的にウィザードを最初からやり直す

QWizard wizard;

// ウィザードページを追加
wizard.addPage(new QWizardPage);
wizard.addPage(new QWizardPage);

// ウィザードを開始
wizard.show();

// タイマーを使って定期的にウィザードを最初からやり直す
QTimer timer;
timer.setInterval(10000); // 10秒間隔
timer.start();

connect(&timer, &QTimer::timeout, [=]() {
  wizard.restart();
});

サンプルコード 4: QPushButtonを使ってウィザードを最初からやり直す

QWizard wizard;

// ウィザードページを追加
wizard.addPage(new QWizardPage);
wizard.addPage(new QWizardPage);

// ウィザードを開始
wizard.show();

// QPushButtonを使ってウィザードを最初からやり直す
QPushButton restartButton;
restartButton.setText("最初からやり直す");

connect(&restartButton, &QPushButton::clicked, [=]() {
  wizard.restart();
});

// レイアウトに追加
QVBoxLayout layout;
layout.addWidget(&wizard);
layout.addWidget(&restartButton);

QWidget window;
window.setLayout(&layout);
window.show();

これらのサンプルコードは、QWizard::restart()を使用して、さまざまなシナリオでウィザードを最初からやり直す方法を示しています。これらのサンプルコードを参考に、ご自身のアプリケーションに合ったコードを作成してください。

QWizard::restart() 以外の方法

QWizard::backToFirstPage()は、ウィザードを最初のページに戻すメソッドです。QWizard::restart()と異なり、ウィザードのデータ入力状態はリセットされません。

例

wizard->backToFirstPage();

QWizard::setCurrentPage()は、ウィザードの現在のページを設定するメソッドです。最初のページを設定することで、ウィザードを最初からやり直すことができます。

例

wizard->setCurrentPage(wizard->firstPage());

QWizard::reset()は、ウィザードを初期状態に戻すメソッドです。ウィザードのページ、データ入力状態、完了信号などがリセットされます。

例

wizard->reset();

新しいウィザードインスタンスを作成する

最も単純な方法は、新しいウィザードインスタンスを作成することです。

例

QWizard wizard;

// ウィザードページを追加
wizard.addPage(new QWizardPage);
wizard.addPage(new QWizardPage);

// ウィザードを開始
wizard.show();

// ...

// ウィザードを最初からやり直す
wizard = QWizard();

// ウィザードページを追加
wizard.addPage(new QWizardPage);
wizard.addPage(new QWizardPage);

// ウィザードを開始
wizard.show();

• ウィザードのデータ入力状態をリセットしたくない場合は、QWizard::backToFirstPage()またはQWizard::setCurrentPage()を使用します。
• 新しいウィザードインスタンスを作成する方が簡単の場合は、新しいウィザードインスタンスを作成します。

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