属性セレクター、擬似クラスセレクター、擬似要素セレクター:表現力を広げる高度なセレクター
CSSセレクターの「その他」:奥深い表現力と多様な可能性
隣接兄弟セレクター(+)
概要: ある要素の直後に続く兄弟要素を選択
例:
h1 + p {
color: red;
}
上記の例では、h1要素の直後に続くp要素のみ赤色で表示されます。
一般兄弟セレクター(~)
概要: ある要素のすべての兄弟要素を選択
例:
h1 ~ p {
font-size: 16px;
}
上記の例では、h1要素の後に続くすべてのp要素のフォントサイズが16pxになります。
子孫セレクター(>)
概要: ある要素の直接の子要素を選択
例:
div > p {
text-align: center;
}
上記の例では、div要素の直接の子要素であるp要素のみ中央揃えになります。
属性セレクター
概要: 特定の属性を持つ要素を選択
例:
[href] {
color: blue;
}
img[alt] {
border: 1px solid black;
}
上記の例では、href属性を持つすべての要素が青色で表示され、alt属性を持つすべての画像に1pxの黒い枠線が適用されます。
擬似クラスセレクター
概要: 特定の状態にある要素を選択
例:
a:hover {
text-decoration: underline;
}
input:focus {
background-color: yellow;
}
上記の例では、マウスがホバーしたa要素に下線が引かれ、フォーカスされたinput要素の背景色が黄色になります。
擬似要素セレクター
概要: 要素の一部を選択
例:
h1::first-letter {
font-size: 24px;
}
p::before {
content: "**";
}
上記の例では、h1要素の最初の文字のみフォントサイズが24pxになり、p要素の先頭に二重アスタリスクが表示されます。
「その他」のCSSセレクターは、様々な条件に基づいて要素を選択できるため、表現力と可能性を大幅に広げてくれます。これらのセレクターを組み合わせることで、より複雑で精巧なスタイル設定が可能になります。
CSSセレクター「その他」のサンプルコード集
<h1>見出し</h1>
<p>これは見出しに続く段落です。</p>
<p>これは別の段落です。</p>
h1 + p {
color: red;
}
出力結果:
- 「見出し」に続く最初の段落のみ赤色で表示される。
- 2番目の段落は影響を受けない。
一般兄弟セレクター(~)
<h1>見出し</h1>
<p>これは見出しに続く段落です。</p>
<p>これも見出しに続く段落です。</p>
h1 ~ p {
font-size: 16px;
}
出力結果:
- 「見出し」の後に続くすべての段落のフォントサイズが16pxになる。
子孫セレクター(>)
<div>
<p>これはdiv内の段落です。</p>
<p>これもdiv内の段落です。</p>
</div>
div > p {
text-align: center;
}
出力結果:
- div要素内のすべてのp要素が中央揃えになる。
- div要素の外にあるp要素は影響を受けない。
属性セレクター
<a href="https://www.example.com/">リンク</a>
<img alt="説明文" src="image.jpg">
a[href] {
color: blue;
}
img[alt] {
border: 1px solid black;
}
出力結果:
- すべてのリンクが青色で表示される。
- すべての画像に1pxの黒い枠線が適用される。
擬似クラスセレクター
<a href="https://www.example.com/">リンク</a>
<input type="text">
a:hover {
text-decoration: underline;
}
input:focus {
background-color: yellow;
}
出力結果:
- マウスがリンクにホバーすると下線が引かれる。
- 入力欄にフォーカスが当たると背景色が黄色になる。
擬似要素セレクター
<h1>見出し</h1>
<p>段落</p>
h1::first-letter {
font-size: 24px;
}
p::before {
content: "**";
}
出力結果:
- h1要素の最初の文字のみフォントサイズが24pxになる。
- p要素の先頭に二重アスタリスクが表示される。
- 上記はほんの一例です。
- 組み合わせることで、より複雑なスタイル設定が可能になります。
- 詳細はCSSリファレンスなどを参照してください。
CSSセレクター「その他」の代替方法
子孫セレクター(>)
例:
div > p {
color: red;
}
代替方法:
.div-p {
color: red;
}
説明:
- 子孫セレクターは、要素の階層構造に依存するため、複雑な構造の場合に冗長になることがあります。
- 代替として、親要素にクラス名を与え、そのクラス名の子要素を選択することで、より簡潔な記述が可能になります。
隣接兄弟セレクター(+)
例:
h1 + p {
font-size: 16px;
}
代替方法:
h1 ~ p:first-of-type {
font-size: 16px;
}
説明:
- 隣接兄弟セレクターは、特定の要素の直後に続く要素のみを選択できます。
- 代替として、一般兄弟セレクターと
first-of-type
擬似クラスを組み合わせることで、より柔軟な選択が可能になります。
一般兄弟セレクター(~)
例:
h1 ~ p {
text-align: center;
}
代替方法:
.h1-p {
text-align: center;
}
説明:
- 一般兄弟セレクターは、すべての兄弟要素を選択するため、スタイルの適用範囲が広くなりすぎることがあります。
- 代替として、親要素と子要素に共通のクラス名を与え、そのクラス名を持つ要素を選択することで、より意図的にスタイルを適用できます。
属性セレクター
例:
a[href] {
color: blue;
}
代替方法:
a {
color: blue;
}
a:not([href]) {
color: black;
}
説明:
- 属性セレクターは、特定の属性を持つ要素のみを選択できます。
- 代替として、すべての要素にスタイルを適用し、
not()
擬似クラスを使って特定の属性を持たない要素のみスタイルを変更することで、より簡潔な記述が可能になります。
擬似クラスセレクター
例:
a:hover {
text-decoration: underline;
}
代替方法:
.hover {
text-decoration: underline;
}
a:hover {
&.hover {
text-decoration: none;
}
}
説明:
- 擬似クラスセレクターは、要素の状態に基づいてスタイルを変更できます。
- 代替として、JavaScriptを使って要素の状態を判定し、クラス名を切り替えることで、より柔軟なスタイル変更が可能になります。
擬似要素セレクター
例:
h1::first-letter {
font-size: 24px;
}
代替方法:
.h1-first-letter {
font-size: 24px;
}
h1:first-of-type::first-letter {
&.h1-first-letter {
font-size: 16px;
}
}
説明:
- 擬似要素セレクターは、要素の一部を選択できます。
- 代替として、要素内に別の要素を挿入し、その要素にスタイルを適用することで、より複雑な装飾が可能になります。
「その他」のCSSセレクターは、様々な方法で代替できます。それぞれの方法のメリットとデメリットを理解し、状況に応じて使い分けることが重要です。
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