WebVTT字幕をスタイリッシュに! ::cueでできる字幕装飾のすべて
CSS 疑似要素 ::cue の詳細解説
::cue
は、WebVTT 字幕で表示されるテキスト装飾を制御する CSS 疑似要素です。字幕のスタイルを個別に設定することで、読みやすさや視覚的な訴求力を向上させることができます。
主な用途
- 字幕のフォント、サイズ、色、位置などを設定
- 字幕の背景色や影を設定
- 字幕の表示タイミングやアニメーションを設定
適用対象
::cue
は <cue>
要素内に記述されたテキストに適用されます。<cue>
要素は、WebVTT 字幕ファイルで字幕の内容と表示タイミングを定義するために使用されます。
基本的な書式
::cue {
/* プロパティ名: 値; */
}
主なプロパティ
プロパティ名 | 説明 |
---|---|
font-family | 字幕のフォントファミリー |
font-size | 字幕のフォントサイズ |
color | 字幕の色 |
text-align | 字幕の水平方向の配置 |
text-shadow | 字幕の影 |
background-color | 字幕の背景色 |
position | 字幕の位置 |
display | 字幕の表示方法 |
visibility | 字幕の表示/非表示 |
animation | 字幕のアニメーション |
使用例
::cue {
font-family: Arial, sans-serif;
font-size: 16px;
color: white;
text-align: center;
background-color: rgba(0, 0, 0, 0.5);
position: absolute;
bottom: 10px;
left: 10px;
}
::cue(b) {
font-weight: bold;
}
::cue(i) {
font-style: italic;
}
上記の例では、以下のスタイルが設定されています。
- 字幕のフォントは Arial または sans-serif
- 字幕のサイズは 16px
- 字幕の色は白
- 字幕は中央揃え
- 字幕の背景色は半透明の黒
- 字幕は画面の左下10pxに配置
<b>
タグで囲まれた字幕は太字
補足
::cue
は、Web ブラウザのサポート状況によって動作が異なる場合があります。- 字幕のスタイル設定は、WebVTT ファイルだけでなく、HTML ファイル内でも記述できます。
字幕装飾のサンプルコード
::cue {
font-family: "游明朝", serif;
font-size: 18px;
}
色と位置
::cue {
color: #fffacd;
text-align: right;
bottom: 20px;
right: 20px;
}
背景と影
::cue {
background-color: #333;
background-color: rgba(0, 0, 0, 0.8);
text-shadow: 0 0 2px #fff;
}
アニメーション
::cue {
animation: fadein 2s ease-in-out forwards;
}
@keyframes fadein {
from {
opacity: 0;
}
to {
opacity: 1;
}
}
疑似クラス
::cue(b) {
font-weight: bold;
}
::cue(i) {
font-style: italic;
}
WebVTT ファイルでの使用例
WEBVTT
00:00.000 --> 00:05.000
これはサンプル字幕です。
00:05.000 --> 00:10.000
<b>太字</b>と<i>斜体</i>も使用できます。
上記コードは、以下の字幕を表示します。
- 字幕は游明朝フォント、18px、右揃え
- 字幕は画面右下に表示
- 字幕は半透明の黒背景、白色の影付き
- 字幕は2秒かけてフェードイン
補足
- 上記のコードはあくまでサンプルです。必要に応じて調整してください。
- 字幕装飾は、動画の内容や視聴者の環境に合わせて調整することが重要です。
::cue 以外の方法
- WebVTT ファイル内でスタイル設定
WebVTT ファイル内で直接スタイル設定を行うことができます。以下の例では、字幕の色とフォントサイズを設定しています。
WEBVTT
00:00.000 --> 00:05.000
<span style="color: #fffacd; font-size: 18px;">これはサンプル字幕です。</span>
- JavaScript でスタイル設定
JavaScript を使用して、字幕のスタイルを動的に設定することができます。以下の例では、字幕の表示位置をマウスの位置に合わせて変更しています。
<script>
function updateCueStyle() {
const cues = document.querySelectorAll('::cue');
for (const cue of cues) {
cue.style.left = `${event.clientX}px`;
cue.style.top = `${event.clientY}px`;
}
}
document.addEventListener('mousemove', updateCueStyle);
</script>
- サードパーティ製ライブラリ
字幕装飾を簡単に行うためのサードパーティ製ライブラリも存在します。以下は、代表的なライブラリの例です。
どの方法を選択するかは、以下の要素を考慮する必要があります。
- 字幕装飾の複雑さ
- 開発者のスキルレベル
- プロジェクトの要件
簡単な装飾であれば、::cue
を使用するのが最も簡単です。
複雑な装飾の場合は、WebVTT ファイル内でスタイル設定するか、JavaScript で動的に設定するのがおすすめです。
開発者のスキルレベルが低い場合は、サードパーティ製ライブラリを使用するのがおすすめです。
プロジェクトの要件によっては、特定の方法が最適となる場合があります。
::cue
は、WebVTT 字幕を簡単に装飾するための便利な CSS 疑似要素です。しかし、複雑な装飾や動的な装飾には不向きです。プロジェクトの要件に合わせて、適切な方法を選択することが重要です。
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