困った時の救世主!date-fns differenceInBusinessDays 関数でよくある問題とその解決策
"date-fns" の Day Helpers における differenceInBusinessDays 関数の詳細解説
differenceInBusinessDays
関数は、2つの日付の間の営業日数を計算します。これは、土日や祝日を除いた日数となります。
使い方
import differenceInBusinessDays from 'date-fns';
const startDate = new Date(2023, 11, 1); // 2023年12月1日
const endDate = new Date(2024, 2, 15); // 2024年3月15日
const businessDaysDiff = differenceInBusinessDays(startDate, endDate);
console.log(businessDaysDiff); // 70
この例では、2023年12月1日から2024年3月15日までの営業日数が70であることが分かります。
オプション
differenceInBusinessDays
関数は、以下のオプションを受け取ります。
locale
: 祝日の設定を決定するために使用するロケール。デフォルトはen-US
です。weekStartsOn
: 週の開始曜日。デフォルトは0
(日曜日)です。includeWeekends
: 土日を含めるかどうか。デフォルトはfalse
です。holidays
: 祝日のリスト。デフォルトはロケールに基づいて設定されます。
例
const holidays = [
new Date(2024, 1, 1), // 元日
new Date(2024, 2, 12), // リンカーン誕生日
];
const businessDaysDiff = differenceInBusinessDays(startDate, endDate, {
holidays,
});
console.log(businessDaysDiff); // 68
この例では、2024年1月1日と2月12日を祝日として追加することで、営業日数が68日になることが分かります。
注意事項
differenceInBusinessDays
関数は、日付オブジェクトのみを受け取ります。文字列や数値は受け取れません。- オプションの
holidays
は、日付オブジェクトのリストである必要があります。
補足
differenceInBusinessDays
関数は、タイムゾーンを考慮しません。異なるタイムゾーンにある日付を比較する場合は、事前に同じタイムゾーンに変換する必要があります。- 祝日の設定はロケールによって異なります。特定の国の祝日を知りたい場合は、ロケールを指定する必要があります。
date-fns
には、他にも様々な日付操作関数があります。詳細はドキュメントを参照してください。
differenceInBusinessDays 関数のサンプルコード
祝日を含む期間の営業日数
import differenceInBusinessDays from 'date-fns';
const startDate = new Date(2023, 11, 1); // 2023年12月1日
const endDate = new Date(2024, 2, 15); // 2024年3月15日
const holidays = [
new Date(2024, 1, 1), // 元日
new Date(2024, 2, 12), // リンカーン誕生日
];
const businessDaysDiff = differenceInBusinessDays(startDate, endDate, {
holidays,
});
console.log(businessDaysDiff); // 68
週の開始曜日を変更
import differenceInBusinessDays from 'date-fns';
const startDate = new Date(2023, 11, 1); // 2023年12月1日
const endDate = new Date(2024, 2, 15); // 2024年3月15日
const businessDaysDiff = differenceInBusinessDays(startDate, endDate, {
weekStartsOn: 1, // 月曜日から開始
});
console.log(businessDaysDiff); // 69
この例では、週の開始曜日を月曜日に設定することで、営業日数が69日になることが分かります。日曜日はデフォルトで営業日としてカウントされないため、月曜日から開始することで1日増えます。
土日を含める
import differenceInBusinessDays from 'date-fns';
const startDate = new Date(2023, 11, 1); // 2023年12月1日
const endDate = new Date(2024, 2, 15); // 2024年3月15日
const businessDaysDiff = differenceInBusinessDays(startDate, endDate, {
includeWeekends: true,
});
console.log(businessDaysDiff); // 84
この例では、土日を含めることで、営業日数が84日になることが分かります。デフォルトでは土日を除外するため、土日を含めることで14日間増えます。
特定のロケールの祝日を使用
import differenceInBusinessDays from 'date-fns';
const startDate = new Date(2023, 11, 1); // 2023年12月1日
const endDate = new Date(2024, 2, 15); // 2024年3月15日
const businessDaysDiff = differenceInBusinessDays(startDate, endDate, {
locale: 'ja', // 日本語ロケールを使用
});
console.log(businessDaysDiff); // 72
この例では、日本語ロケールを使用することで、日本の祝日
differenceInBusinessDays 関数の代替方法
手動で計算する
最も単純な方法は、手動で計算することです。以下の手順で計算できます。
- 2つの日付の間の日数を計算します。
- 土日を除外します。
この方法は、シンプルな場合に有効ですが、複雑な場合や祝日が多い場合などは時間がかかります。
ライブラリを使用する
date-fns
以外にも、2つの日付の間の営業日数を計算できるライブラリはいくつか存在します。以下にいくつか例を挙げます。
これらのライブラリは、date-fns
よりも多くの機能を提供している場合があり、複雑な場合に有効です。
自作関数を作成する
上記の方法以外にも、自作関数を作成する方法もあります。以下のコードは、2つの日付の間の営業日数を計算する自作関数の例です。
function differenceInBusinessDays(startDate, endDate) {
const oneDay = 24 * 60 * 60 * 1000; // 1日分のミリ秒数
// 2つの日付の間の日数
const daysDiff = Math.floor((endDate - startDate) / oneDay);
// 土日の日数
const weekendDays = Math.floor((daysDiff + startDate.getDay()) / 7) * 2;
// 祝日の日数
const holidays = [
// 祝日のリスト
];
const holidayDays = holidays.filter(
(holiday) => holiday >= startDate && holiday <= endDate
).length;
return daysDiff - weekendDays - holidayDays;
}
この関数は、2つの日付の間の日数から土日と祝日の日数を除いて、営業日数を計算します。
differenceInBusinessDays
関数は、2つの日付の間の営業日数を計算する便利な関数です。しかし、手動で計算する方法、他のライブラリを使用する方法、自作関数を作成する方法など、いくつかの代替方法も存在します。
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、状況に応じて最適な方法を選択する必要があります。
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