Django admin.ModelAdmin.get_paginator() とは?
Django admin.ModelAdmin.get_paginator() 解説
概要:
get_paginator()
は、Paginator
クラスのインスタンスを返します。Paginator
クラスは、ページネーションロジックを提供します。- デフォルトでは、
django.core.paginator.Paginator
クラスが使用されます。 - カスタムのページネーションロジックを実装するために、
get_paginator()
メソッドをオーバーライドできます。
詳細:
get_paginator()
メソッドは、以下の引数を受け取ります。request
: 現在のリクエストオブジェクトqueryset
: 変更リストページで表示されるクエリのセット- page: 現在のページ番号 (省略可能)
get_paginator()
メソッドは、以下の属性を設定できます。per_page
: ページあたりのオブジェクト数paginator_class
: 使用するPaginator
クラス
Paginator
クラスは、以下のメソッドを提供します。page()
: 指定されたページ番号のページを取得します。num_pages
: ページの総数を返します。has_previous_page()
: 前のページがあるかどうかを返します。has_next_page()
: 次のページがあるかどうかを返します。
例:
class MyModelAdmin(admin.ModelAdmin):
def get_paginator(self, request, queryset, page=None):
"""
カスタムのページネーションロジックを実装する例
"""
per_page = 10
paginator_class = MyPaginator
return paginator_class(queryset, per_page, page, request=request)
class MyPaginator(Paginator):
"""
カスタムの Paginator クラス
"""
# ... カスタムロジック ...
補足:
get_paginator()
メソッドは、変更リストページでのみ使用されます。- 管理サイトの他の部分でページネーションが必要な場合は、
django.core.paginator.Paginator
クラスを直接使用できます。
Django admin.ModelAdmin.get_paginator() サンプルコード
ページあたりのオブジェクト数を変更する
class MyModelAdmin(admin.ModelAdmin):
def get_paginator(self, request, queryset, page=None):
"""
ページあたりのオブジェクト数を変更する例
"""
per_page = 20
return Paginator(queryset, per_page, page, request=request)
カスタムの Paginator クラスを使用する
class MyPaginator(Paginator):
def page(self, page_number):
"""
カスタムのページ取得ロジック
"""
# ... カスタムロジック ...
return super().page(page_number)
class MyModelAdmin(admin.ModelAdmin):
def get_paginator(self, request, queryset, page=None):
"""
カスタムの Paginator クラスを使用する例
"""
paginator_class = MyPaginator
return paginator_class(queryset, per_page=20, page=page, request=request)
現在のページ番号を取得する
def changelist_view(self, request, extra_context=None):
"""
変更リストビュー
"""
paginator = self.get_paginator(request, self.queryset)
page_num = paginator.page_number
# ...
return super().changelist_view(request, extra_context=extra_context)
前のページと次のページへのリンクを取得する
def changelist_view(self, request, extra_context=None):
"""
変更リストビュー
"""
paginator = self.get_paginator(request, self.queryset)
page_obj = paginator.page(paginator.page_number)
context = {
# ...
"previous_page_url": page_obj.previous_page_url(),
"next_page_url": page_obj.next_page_url(),
}
return super().changelist_view(request, extra_context=context)
Django admin.ModelAdmin.get_paginator() の代替方法
ModelAdmin.list_per_page 属性を設定する
ModelAdmin
クラスの list_per_page
属性を設定することで、変更リストページで表示されるオブジェクト数を変更できます。
class MyModelAdmin(admin.ModelAdmin):
list_per_page = 20
Paginator クラスを直接使用する
get_paginator()
メソッドを使用せずに、django.core.paginator.Paginator
クラスを直接使用することができます。
def changelist_view(self, request, extra_context=None):
"""
変更リストビュー
"""
queryset = self.get_queryset(request)
paginator = Paginator(queryset, per_page=20)
page_obj = paginator.page(paginator.page_number)
context = {
# ...
"paginator": paginator,
"page_obj": page_obj,
}
return super().changelist_view(request, extra_context=context)
カスタムテンプレートを使用する
管理サイトのテンプレートをカスタマイズすることで、ページネーションロジックを変更することができます。
{% extends "admin/change_list.html" %}
{% block pagination %}
<ul class="pagination">
{% for page in paginator.page_range %}
<li{% if page == paginator.page_number %} class="active"{% endif %}>
<a href="?page={{ page }}">{{ page }}</a>
</li>
{% endfor %}
</ul>
{% endblock %}
これらの方法は、get_paginator()
メソッドをオーバーライドするよりも柔軟な方法でページネーションロジックを変更することができます。
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