Django admin.models.LogEntry.user を徹底解説!変更ユーザーを追跡する方法

2024-04-02

Djangoにおける admin.models.LogEntry.user の役割

django.contrib.admin モジュール内の admin.models.LogEntry モデルは、Django管理サイトで実行されたアクションのログを記録します。LogEntry モデルには、変更されたモデル、変更内容、実行したユーザーなど、アクションに関するさまざまな情報が含まれます。

user フィールド

LogEntry モデルの user フィールドは、アクションを実行したユーザーを表す User モデルへの参照です。このフィールドは、誰がどの変更を行ったかを追跡するために使用されます。

user フィールドの使用方法

user フィールドは、以下のコードのように、LogEntry モデルのインスタンスを作成または取得するために使用できます。

# ログエントリを作成
from django.contrib.admin.models import LogEntry
from django.contrib.auth.models import User

user = User.objects.get(username='johndoe')
log_entry = LogEntry.objects.create(
    content_type_id=content_type.pk,
    object_id=object.pk,
    action_flag=LogEntry.ACTION_FLAG_CHANGE,
    user=user,
)

# 特定のユーザーによるログエントリを取得
log_entries = LogEntry.objects.filter(user=user)

user フィールドを使用すると、以下の利点があります。

  • 誰がどの変更を行ったかを簡単に追跡できます。
  • 特定のユーザーによる変更をフィルタリングできます。
  • 監査ログやセキュリティレポートを作成するために使用できます。

user フィールドに関する注意事項

  • user フィールドは、django.contrib.auth アプリケーションがインストールされている場合にのみ使用できます。
  • user フィールドは、null=True に設定できます。これは、アクションを実行したユーザーが不明な場合に役立ちます。

django.contrib.admin モジュール内の admin.models.LogEntry.user フィールドは、Django管理サイトで実行されたアクションのログに、誰が変更を行ったかを記録するために使用されます。このフィールドは、監査ログやセキュリティレポートを作成するために役立ちます。



Django admin.models.LogEntry.user サンプルコード

from django.contrib.admin.models import LogEntry
from django.contrib.auth.models import User

# ユーザー取得
user = User.objects.get(username='johndoe')

# コンテンツタイプ取得
content_type = ContentType.objects.get_for_model(MyModel)

# ログエントリ作成
log_entry = LogEntry.objects.create(
    content_type_id=content_type.pk,
    object_id=my_model.pk,
    action_flag=LogEntry.ACTION_FLAG_CHANGE,
    user=user,
    change_message="変更内容",
)

特定ユーザーによるログエントリ取得

from django.contrib.admin.models import LogEntry
from django.contrib.auth.models import User

# ユーザー取得
user = User.objects.get(username='johndoe')

# 特定ユーザーによるログエントリ取得
log_entries = LogEntry.objects.filter(user=user)

# ログエントリ処理
for log_entry in log_entries:
    print(f"変更日時: {log_entry.action_time}")
    print(f"変更内容: {log_entry.change_message}")

ログエントリ詳細取得

from django.contrib.admin.models import LogEntry

# ログエントリID
log_entry_id = 1

# ログエントリ取得
log_entry = LogEntry.objects.get(pk=log_entry_id)

# ログエントリ詳細情報出力
print(f"変更日時: {log_entry.action_time}")
print(f"ユーザー: {log_entry.user}")
print(f"コンテンツタイプ: {log_entry.content_type}")
print(f"オブジェクトID: {log_entry.object_id}")
print(f"変更フラグ: {log_entry.action_flag}")
print(f"変更内容: {log_entry.change_message}")

ログエントリフィルタリング

from django.contrib.admin.models import LogEntry

# 特定モデルに対するログエントリ取得
log_entries = LogEntry.objects.filter(content_type__model='my_model')

# 特定アクションフラグを持つログエントリ取得
log_entries = LogEntry.objects.filter(action_flag=LogEntry.ACTION_FLAG_DELETE)

# 特定期間のログエントリ取得
from datetime import datetime

start_date = datetime(2023, 1, 1)
end_date = datetime(2023, 12, 31)
log_entries = LogEntry.objects.filter(action_time__range=(start_date, end_date))

ログエントリのカスタマイズ

from django.contrib.admin.models import LogEntry

# ログエントリにカスタムフィールド追加
class MyLogEntry(LogEntry):
    extra_data = models.JSONField(null=True, blank=True)

# ログエントリ作成
log_entry = MyLogEntry.objects.create(
    content_type_id=content_type.pk,
    object_id=my_model.pk,
    action_flag=LogEntry.ACTION_FLAG_CHANGE,
    user=user,
    change_message="変更内容",
    extra_data={"custom_field": "custom_value"},
)

# カスタムフィールド取得
log_entry = MyLogEntry.objects.get(pk=log_entry_id)
custom_value = log_entry.extra_data["custom_field"]


Django admin.models.LogEntry.user 以外のアプローチ

カスタムモデルフィールド

models.py ファイルで、変更を行ったユーザーを保存するためのカスタムフィールドをモデルに追加できます。

from django.contrib.auth.models import User

class MyModel(models.Model):
    # 他のフィールド
    modified_by = models.ForeignKey(User, on_delete=models.CASCADE, null=True, blank=True)

モデルを保存する前に、modified_by フィールドを現在のユーザーに設定します。

def save(self, *args, **kwargs):
    self.modified_by = request.user
    super().save(*args, **kwargs)

シグナル

django.contrib.contenttypes.models.ContentType モデルの pre_save シグナルを使用して、変更を行ったユーザーを保存できます。

from django.contrib.contenttypes.models import ContentType
from django.contrib.auth.models import User

def pre_save_handler(sender, instance, **kwargs):
    if instance._state.adding:
        instance.modified_by = request.user

ContentType.objects.register_pre_save(pre_save_handler)

リビジョンコントロールシステム

Git などのリビジョンコントロールシステムを使用して、コードの変更を追跡できます。誰がどの変更を行ったかを簡単に確認できます。

監査ログツール

Sentry などの監査ログツールを使用して、アプリケーションのすべての変更を追跡できます。誰がどの変更を行ったかだけでなく、変更が行われた日時や理由なども確認できます。

どの方法を選択するべきかは、要件とプロジェクトの規模によって異なります。

  • 小規模なプロジェクトでは、カスタムモデルフィールドやシグナルを使用するのが簡単です。
  • 大規模なプロジェクトでは、監査ログツールを使用するのがより効率的です。



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