postgres.operations.CITextExtension を徹底解説
Django の postgres.operations.CITextExtension の解説
django.contrib.postgres.operations.CITextExtension
は、Django で PostgreSQL データベースを使用する際に、CIText
型を扱うためのクラスです。
CIText
型は、PostgreSQL 固有のデータ型で、大文字と小文字を区別しないテキストデータを格納するために使用されます。これは、データベース内で文字列比較を行う際に、大文字と小文字の違いを無視したい場合に役立ちます。
CITextExtension
クラスは、PostgreSQL データベースに CIText
型を拡張するための操作を提供します。具体的には、以下の操作を行います。
CIText
型をデータベースに登録します。- 既存のテキスト型カラムを
CIText
型に変換します。
CITextExtension
クラスを使用するには、以下の手順が必要です。
- プロジェクトの設定ファイル (
settings.py
) にdjango.contrib.postgres
を追加します。
INSTALLED_APPS = [
...
'django.contrib.postgres',
]
- モデルファイルで、
CITextExtension
クラスを使用して、CIText
型のカラムを定義します。
from django.contrib.postgres.fields import CITextField
class MyModel(models.Model):
name = CITextField()
- マイグレーションファイルを作成し、
CITextExtension
クラスを使用して、CIText
型をデータベースに拡張します。
from django.db import migrations, models
def forwards(state_operation, schema_editor):
# CIText 型を拡張します
CITextExtension().apply(state_operation, schema_editor)
def backwards(state_operation, schema_editor):
# CIText 型を削除します
CITextExtension().unapply(state_operation, schema_editor)
class Migration(migrations.Migration):
initial = True
operations = [
migrations.RunPython(forwards, backwards),
]
- マイグレーションを実行します。
python manage.py makemigrations
python manage.py migrate
CITextExtension の利点:
- 大文字と小文字を区別しない文字列比較を簡単に行うことができます。
- データベース内の文字列データをより効率的に格納することができます。
CITextExtension の注意点:
CIText
型は、PostgreSQL 固有のデータ型であるため、他のデータベースでは使用できません。CIText
型は、TextField
型よりも多くのストレージ容量を使用します。
Django の postgres.operations.CITextExtension のサンプルコード
モデルファイル
from django.contrib.postgres.fields import CITextField
class MyModel(models.Model):
# 大文字と小文字を区別しない名前
name = CITextField(max_length=255)
# 大文字と小文字を区別しない説明
description = CITextField()
# 大文字と小文字を区別しないメールアドレス
email = CITextField(unique=True)
マイグレーションファイル
from django.db import migrations, models
def forwards(state_operation, schema_editor):
# CIText 型を拡張します
CITextExtension().apply(state_operation, schema_editor)
def backwards(state_operation, schema_editor):
# CIText 型を削除します
CITextExtension().unapply(state_operation, schema_editor)
class Migration(migrations.Migration):
initial = True
operations = [
migrations.RunPython(forwards, backwards),
]
クエリ例
# 大文字と小文字を区別せずに名前で検索
MyModel.objects.filter(name__icontains='John Doe')
# 大文字と小文字を区別せずに説明で検索
MyModel.objects.filter(description__startswith='This is a test')
# 大文字と小文字を区別せずにメールアドレスで検索
MyModel.objects.get(email__iexact='[email protected]')
その他
CIText
型は、TextField
型と同じように使用できます。
Django で PostgreSQL の CIText 型を使用する他の方法
citext フィールド
django.contrib.postgres.fields.citext
モジュールから citext
フィールドを使用できます。
from django.contrib.postgres.fields import CITextField
class MyModel(models.Model):
name = CITextField(max_length=255)
カスタムデータベース型
独自のデータベース型を作成して、CIText
型をサポートすることができます。
from django.db import models
class CITextField(models.TextField):
def db_type(self, connection):
return 'citext'
class MyModel(models.Model):
name = CITextField(max_length=255)
SQL クエリ
生の SQL クエリを使用して、CIText
型を直接操作することもできます。
SELECT name FROM my_model WHERE name ILIKE '%John Doe%';
CITextExtension
クラスは、最も簡単で便利な方法です。citext
フィールドは、より柔軟な方法です。- カスタムデータベース型は、より高度な制御が必要な場合に役立ちます。
- SQL クエリは、パフォーマンスが重要な場合に役立ちます。
Django で PostgreSQL の CIText
型を使用するには、いくつかの方法があります。どの方法を選択するべきかは、プロジェクトの要件によって異なります。
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