settings.ROOT_URLCONF 設定のサンプルコード
Django の settings.ROOT_URLCONF 設定の解説
概要:
settings.ROOT_URLCONF
は、Django が URL とビュー関数をマッピングするために使用する Python モジュールのパスです。- 典型的には、
mysite/urls.py
のようなurls.py
ファイルを指します。 - 複数の URL パターンファイルを管理する場合は、
ROOT_URLCONF
を使ってそれらをインクルードできます。
設定方法:
settings.py
ファイルで、ROOT_URLCONF
変数を設定します。例:
ROOT_URLCONF = 'mysite.urls'
上記の場合、Django は mysite/urls.py
ファイルを読み込み、そこに定義された URL パターンに基づいてリクエストを処理します。
urls.py
ファイルは、URL パターンと対応するビュー関数を定義する Python モジュールです。例:
from django.conf.urls import url
urlpatterns = [
url(r'^$', views.index, name='index'),
url(r'^about/', views.about, name='about'),
]
上記例では、2つの URL パターンが定義されています。
/
はviews.index
ビュー関数にマッピングされます。/about/
はviews.about
ビュー関数にマッピングされます。
複数の URL パターンファイル:
プロジェクトが大きくなると、複数の urls.py
ファイルに分けて URL パターンを管理することが望ましい場合があります。その場合、ROOT_URLCONF
設定を使ってそれらをインクルードできます。例:
ROOT_URLCONF = 'mysite.urls'
urlpatterns = [
url(r'^admin/', include('django.contrib.admin.urls')),
url(r'^', include('myapp.urls')),
]
上記例では、以下のようになります。
/admin/
は Django 標準の管理画面用の URL パターンにマッピングされます。/
はmyapp/urls.py
ファイルに定義された URL パターンにマッピングされます。
設定の重要性:
settings.ROOT_URLCONF
設定は、Django プロジェクトの URL 構造を定義する上で重要な役割を果たします。設定を正しく行うことで、プロジェクトの各ページにアクセスするための URL パターンを定義することができます。
補足:
settings.ROOT_URLCONF
設定は、プロジェクト作成時に自動的に生成されます。- 設定を変更する場合は、プロジェクトの動作に影響を与える可能性があることに注意してください。
- 設定値に誤りがあると、Django はエラーメッセージを表示します。
Django の settings.ROOT_URLCONF 設定のサンプルコード
シンプルなプロジェクト
# settings.py
ROOT_URLCONF = 'mysite.urls'
# mysite/urls.py
from django.conf.urls import url
urlpatterns = [
url(r'^$', views.index, name='index'),
url(r'^about/', views.about, name='about'),
]
複数の URL パターンファイル
# settings.py
ROOT_URLCONF = 'mysite.urls'
# mysite/urls.py
from django.conf.urls import url, include
urlpatterns = [
url(r'^admin/', include('django.contrib.admin.urls')),
url(r'^', include('myapp.urls')),
]
# myapp/urls.py
from django.conf.urls import url
urlpatterns = [
url(r'^home/', views.home, name='home'),
url(r'^products/', views.products, name='products'),
]
ネームスペース
# settings.py
ROOT_URLCONF = 'mysite.urls'
# mysite/urls.py
from django.conf.urls import url, include
urlpatterns = [
url(r'^admin/', include('django.contrib.admin.urls')),
url(r'^app/', include('myapp.urls', namespace='myapp')),
]
# myapp/urls.py
from django.conf.urls import url
app_name = 'myapp'
urlpatterns = [
url(r'^home/', views.home, name='home'),
url(r'^products/', views.products, name='products'),
]
Django の settings.ROOT_URLCONF 設定の代替方法
django.core.urlresolvers.set_urlconf 関数を使う
from django.core.urlresolvers import set_urlconf
set_urlconf('myapp.urls')
この方法は、プロジェクト全体ではなく、特定のリクエストに対してのみ URLconf を変更する場合に便利です。
ミドルウェアを使う
class MyMiddleware(object):
def process_request(self, request):
request.urlconf = 'myapp.urls'
return None
この方法は、すべてのリクエストに対して URLconf を変更する場合に便利です。
urlpatterns 変数を直接変更する
from django.conf.urls import url
urlpatterns = [
url(r'^$', views.index, name='index'),
url(r'^about/', views.about, name='about'),
]
# 後から URL パターンを追加
urlpatterns += [
url(r'^products/', views.products, name='products'),
]
この方法は、コード内で動的に URL パターンを変更する場合に便利です。
注意事項
これらの方法は、settings.ROOT_URLCONF
設定よりも柔軟性がありますが、注意が必要な場合もあります。
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