MariaDB INTEGER データ型:プログラミング解説
MariaDB の INTEGER データ型:プログラミング解説
INTEGER データ型の概要
- 定義: 符号付き整数値を格納するためのデータ型
- 範囲: -2147483648 から 2147483647 まで (32ビット)
- デフォルト: 多くの場合、INT は INTEGER のエイリアスとして使用
- 用途: 主に、以下の用途で使用
- カウント、ID 番号、数量など、整数値を扱うカラム
- 外部キー
INTEGER 型の宣言と使用
C++ の例:
#include <iostream>
int main() {
int age = 25; // INTEGER 型の変数 'age' を宣言し、25 を代入
std::cout << "年齢は " << age << " 歳です。" << std::endl;
// 計算
int total = age + 10;
std::cout << "10 年後は " << total << " 歳です。" << std::endl;
return 0;
}
Python の例:
age = 25 # INTEGER 型の変数 'age' を宣言し、25 を代入
print(f"年齢は {age} 歳です。")
# 計算
total = age + 10
print(f"10 年後は {total} 歳です。")
Java の例:
public class Main {
public static void main(String[] args) {
int age = 25; // INTEGER 型の変数 'age' を宣言し、25 を代入
System.out.println("年齢は " + age + " 歳です。");
// 計算
int total = age + 10;
System.out.println("10 年後は " + total + " 歳です。");
}
}
INTEGER 型の注意点
- 許容範囲を超える値を代入すると、エラーが発生
- 小数点以下の桁数は扱えない
- 0 は符号なし整数型と区別できない
関連データ型
- TINYINT: -128 から 127 までの範囲の整数値
- SMALLINT: -32768 から 32767 までの範囲の整数値
- MEDIUMINT: -8388608 から 8388607 までの範囲の整数値
- BIGINT: -9223372036854775808 から 9223372036854775807 までの範囲の整数値
これらのデータ型は、必要なメモリ量と格納できる値の範囲が異なります。
実用的なコード例
- ユーザーの年齢を保存する
- 商品の個数を管理する
- 注文 ID を生成する
まとめ
INTEGER は、MariaDB で整数値を扱うための基本的なデータ型です。プログラミング言語によって宣言方法や使用方法は異なりますが、基本的な概念は共通しています。
適切なデータ型を選択することで、データの整合性と効率的な処理を実現できます。
MariaDB INTEGER データ型のサンプルコード
ユーザーの年齢を保存する
CREATE TABLE users (
id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
age INT NOT NULL
);
INSERT INTO users (name, age) VALUES ("山田太郎", 25);
SELECT * FROM users WHERE age > 20;
商品の個数を管理する
CREATE TABLE products (
id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
quantity INT NOT NULL
);
UPDATE products SET quantity = quantity - 1 WHERE id = 1;
SELECT quantity FROM products WHERE id = 1;
注文 ID を生成する
CREATE TABLE orders (
id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
customer_id INT NOT NULL,
order_date DATETIME NOT NULL
);
INSERT INTO orders (customer_id, order_date) VALUES (1, NOW());
SELECT LAST_INSERT_ID();
その他のサンプルコード
- 2 つの INTEGER 型の値を足して結果を表示する
x = 10
y = 20
sum = x + y
print(f"合計は {sum} です。")
- ユーザーが入力した年齢を判定する
import java.util.Scanner;
public class Main {
public static void main(String[] args) {
Scanner scanner = new Scanner(System.in);
System.out.print("年齢を入力してください: ");
int age = scanner.nextInt();
if (age >= 20) {
System.out.println("成人です。");
} else {
System.out.println("未成年です。");
}
}
}
INTEGER データ型を使用するその他の方法
主キーとして
CREATE TABLE users (
id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL,
age INT NOT NULL
);
この例では、id
カラムは INTEGER 型の主キーとして定義されています。主キーは、テーブル内の各行を一意に識別するために使用されます。
外部キーとして
例:
CREATE TABLE orders (
id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
customer_id INT NOT NULL,
order_date DATETIME NOT NULL,
FOREIGN KEY (customer_id) REFERENCES customers (id)
);
CREATE TABLE customers (
id INT PRIMARY KEY AUTO_INCREMENT,
name VARCHAR(255) NOT NULL
);
この例では、orders
テーブルの customer_id
カラムは INTEGER 型の外部キーとして定義されています。外部キーは、別のテーブルの主キーを参照するために使用されます。
計算に使用
例:
SELECT price * quantity AS total_price FROM products;
この例では、price
と quantity
カラムの値を掛けて、total_price
という新しい列を計算しています。
比較に使用
例:
SELECT * FROM users WHERE age > 20;
この例では、age
カラムの値が 20 より大きいユーザーのみを選択します。
その他
- ビット演算
- 文字列への変換
- 日付への変換
これらの方法は、MariaDB の INTEGER データ型をより柔軟に使用するために役立ちます。
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