PandasのExcelWriter.datetime_formatオプション
PandasのExcelWriter.datetime_format解説
書式指定の詳細
datetime_format
オプションは、Pythonの strftime
関数で使用される書式文字列を受け取ります。書式文字列は、出力される日付型データの形式を制御します。
以下の表は、よく使用される書式文字列と、それらが生成する出力例を示しています。
書式文字列 | 出力例 |
---|---|
%Y-%m-%d | 2023-12-01 |
%Y/%m/%d | 2023/12/01 |
%d/%m/%Y | 01/12/2023 |
%H:%M:%S | 12:34:56 |
%Y-%m-%d %H:%M:%S | 2023-12-01 12:34:56 |
使用例
以下のコードは、datetime_format
オプションを使用して、DataFrameの日付型データを異なる書式で書き出す例です。
import pandas as pd
# データフレームの作成
df = pd.DataFrame({'Date': pd.to_datetime(['2023-12-01', '2023-12-02', '2023-12-03'])})
# 書式指定なしでExcelファイルに書き出す
df.to_excel('output1.xlsx')
# `datetime_format` オプションを使用してExcelファイルに書き出す
df.to_excel('output2.xlsx', datetime_format='%Y/%m/%d')
# `datetime_format` オプションを使用して、日付と時刻を別々の列に書き出す
df.to_excel('output3.xlsx',
date_format='%Y/%m/%d',
time_format='%H:%M:%S')
このコードを実行すると、output1.xlsx
、output2.xlsx
、output3.xlsx
という3つのExcelファイルが作成されます。
output1.xlsx
は、書式指定なしで日付型データが書き出されます。output2.xlsx
は、%Y/%m/%d
という書式を使用して日付型データが書き出されます。output3.xlsx
は、%Y/%m/%d
という書式を使用して日付型データが1列に、%H:%M:%S
という書式を使用して時刻データが別の列に書き出されます。
その他のヒント
datetime_format
オプションは、DataFrame全体または個々の列に適用できます。date_format
オプションとtime_format
オプションを使用して、日付と時刻を別々の書式で書き出すことができます。
pandas.ExcelWriter.datetime_format
オプションは、Excelファイルに書き出す日付型データの書式を制御するのに役立ちます。書式文字列を使用して、さまざまな形式の日付と時刻を出力することができます。
PandasのExcelWriter.datetime_formatサンプルコード
日付型データを異なる書式で書き出す
import pandas as pd
# データフレームの作成
df = pd.DataFrame({'Date': pd.to_datetime(['2023-12-01', '2023-12-02', '2023-12-03'])})
# 書式指定なしでExcelファイルに書き出す
df.to_excel('output1.xlsx')
# `datetime_format` オプションを使用してExcelファイルに書き出す
df.to_excel('output2.xlsx', datetime_format='%Y/%m/%d')
# `datetime_format` オプションを使用して、日付と時刻を別々の列に書き出す
df.to_excel('output3.xlsx',
date_format='%Y/%m/%d',
time_format='%H:%M:%S')
特定の列のみ書式を指定する
import pandas as pd
# データフレームの作成
df = pd.DataFrame({'Date': pd.to_datetime(['2023-12-01', '2023-12-02', '2023-12-03']),
'Value': [1, 2, 3]})
# 'Date' 列のみ書式を指定してExcelファイルに書き出す
df.to_excel('output.xlsx',
columns={'Date': {'datetime_format': '%Y/%m/%d'}})
Pandasのデフォルト書式を使用する
import pandas as pd
# データフレームの作成
df = pd.DataFrame({'Date': pd.to_datetime(['2023-12-01', '2023-12-02', '2023-12-03'])})
# Pandasのデフォルト書式を使用してExcelファイルに書き出す
df.to_excel('output.xlsx', datetime_format=pd.ExcelWriter.DEFAULT_DATETIME_FORMAT)
ユーザー定義の書式を使用する
import pandas as pd
# ユーザー定義の書式文字列
def my_format(dt):
return dt.strftime('%A %B %d, %Y')
# データフレームの作成
df = pd.DataFrame({'Date': pd.to_datetime(['2023-12-01', '2023-12-02', '2023-12-03'])})
# ユーザー定義の書式を使用してExcelファイルに書き出す
df.to_excel('output.xlsx', datetime_format=my_format)
Pandasで日付型データをExcelファイルに書き出す他の方法
to_datetime
メソッドを使用して、日付型データを文字列に変換してから、Excelファイルに書き出すことができます。
import pandas as pd
# データフレームの作成
df = pd.DataFrame({'Date': ['2023-12-01', '2023-12-02', '2023-12-03']})
# 'Date' 列を文字列に変換
df['Date'] = df['Date'].dt.strftime('%Y/%m/%d')
# Excelファイルに書き出す
df.to_excel('output.xlsx')
ExcelFormatter
クラスを使用して、日付型データの書式をカスタマイズしてから、Excelファイルに書き出すことができます。
import pandas as pd
from pandas.io.formats.excel import ExcelFormatter
# データフレームの作成
df = pd.DataFrame({'Date': pd.to_datetime(['2023-12-01', '2023-12-02', '2023-12-03'])})
# 書式設定オブジェクトの作成
formatter = ExcelFormatter()
# 日付型データの書式を設定
formatter.formatters['datetime'] = lambda x: x.strftime('%Y/%m/%d')
# Excelファイルに書き出す
df.to_excel('output.xlsx',
index=False,
header=False,
formatters=formatter)
openpyxl
ライブラリを使用して、Excelファイルを直接編集し、日付型データを必要な書式で書き込むことができます。
from openpyxl import Workbook
# データフレームの作成
df = pd.DataFrame({'Date': pd.to_datetime(['2023-12-01', '2023-12-02', '2023-12-03'])})
# ワークブックの作成
wb = Workbook()
# ワークシートの作成
ws = wb.active
# データを書き込む
for row in df.itertuples():
ws.append([row.Date.strftime('%Y/%m/%d')])
# Excelファイルを保存
wb.save('output.xlsx')
これらの方法は、pandas.ExcelWriter.datetime_format
オプションよりも柔軟性がありますが、より複雑です。ニーズに合った方法を選択してください。
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