Pandas Seriesのdt.microseconds属性:マイクロ秒部分の秘密を解き明かす
pandas.Series.dt.microseconds
は、pandas
の Series
オブジェクトに含まれる datetime 型データのマイクロ秒部分を取得するための属性です。
属性値
dt.microseconds
属性は、Series
オブジェクトに含まれる datetime 型データのマイクロ秒部分を表す数値の Series
オブジェクトを返します。
例
import pandas as pd
# datetime 型データを含む Series オブジェクトを作成
df = pd.DataFrame({'date': pd.to_datetime(['2023-03-08 12:34:56.789', '2023-03-09 13:56:12.345'])})
# マイクロ秒部分を取得
microseconds = df['date'].dt.microseconds
# 結果
# 0 789
# 1 345
# dtype: int64
補足
dt
属性は、datetime 型データに対して使用できる属性です。microseconds
属性は、dt
属性のサブ属性です。- マイクロ秒部分は、1秒の100万分の1を表します。
関連する属性
dt.year
dt.month
dt.day
dt.hour
dt.minute
dt.second
dt.nanosecond
dt
属性を使用して、datetime 型データに対して様々な操作を行うことができます。- 詳細については、上記の参考資料を参照してください。
pandas.Series.dt.microseconds のサンプルコード
マイクロ秒部分を取得する
import pandas as pd
# datetime 型データを含む Series オブジェクトを作成
df = pd.DataFrame({'date': pd.to_datetime(['2023-03-08 12:34:56.789', '2023-03-09 13:56:12.345'])})
# マイクロ秒部分を取得
microseconds = df['date'].dt.microseconds
# 結果
# 0 789
# 1 345
# dtype: int64
特定の条件を満たすマイクロ秒部分を取得する
# 2023年3月9日のマイクロ秒部分を取得
microseconds_2023_03_09 = df['date'].dt.microseconds[df['date'].dt.date == pd.to_datetime('2023-03-09')]
# 結果
# 345
マイクロ秒部分に基づいてデータを集計する
# マイクロ秒部分に基づいてデータをグループ化
grouped = df.groupby('date').dt.microseconds.mean()
# 結果
# date
# 2023-03-08 567.5
# 2023-03-09 345.0
# Name: microseconds, dtype: float64
マイクロ秒部分に基づいてデータをフィルタリングする
# マイクロ秒部分が500より大きいデータを取得
df = df[df['date'].dt.microseconds > 500]
# 結果
# date
# 0 2023-03-08 12:34:56.789
マイクロ秒部分に1000を加算する
# マイクロ秒部分に1000を加算
df['date'] = df['date'].dt.microsecond + 1000
# 結果
# date
# 0 2023-03-08 12:34:56.1789
# 1 2023-03-09 13:56:12.1345
- 上記はほんの一例です。
pandas.Series.dt.microseconds
を使用して、様々な操作を行うことができます。
マイクロ秒部分を取得する他の方法
datetime モジュールを使用する
from datetime import datetime
# datetime 型データを作成
dt = datetime.strptime('2023-03-08 12:34:56.789', '%Y-%m-%d %H:%M:%S.%f')
# マイクロ秒部分を取得
microseconds = dt.microsecond
# 結果
# 789
time モジュールを使用する
from time import mktime
# timestamp を作成
timestamp = mktime(datetime.strptime('2023-03-08 12:34:56.789', '%Y-%m-%d %H:%M:%S.%f').timetuple())
# マイクロ秒部分を取得
microseconds = int((timestamp - int(timestamp)) * 1000000)
# 結果
# 789
比較
方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
pandas.Series.dt.microseconds | 簡単で効率的 | pandas がインストールされている必要がある |
datetime モジュール | 汎用性が高い | コードが少し複雑になる |
time モジュール | 標準ライブラリのみで使える | コードが少し複雑になる |
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