Excelファイルを読み込むためのPythonライブラリ
pandas.read_excel を使って Excel ファイルを読み込む
基本的な使い方
import pandas as pd
df = pd.read_excel('data.xlsx')
上記のように記述すると、data.xlsx
という名前の Excel ファイルを読み込み、DataFrame 型の変数 df
に格納します。
オプション
read_excel には、様々なオプションを指定することができます。
- sheet_name: 読み込むシートの名前を指定します。
- 複数シートを読み込む場合は、リストで指定できます。
- デフォルトは
None
で、すべてのシートを読み込みます。
df = pd.read_excel('data.xlsx', sheet_name='Sheet1')
- header: ヘッダー行の読み込み方法を指定します。
None
の場合は、ヘッダー行を読み込まず、インデックスとして使用します。- 数字の場合は、その行をヘッダー行として使用します。
- デフォルトは
0
で、1行目をヘッダー行として使用します。
df = pd.read_excel('data.xlsx', header=None)
- index_col: インデックス列を指定します。
- 列名を指定できます。
- 数字の場合は、その列をインデックス列として使用します。
- デフォルトは
None
で、インデックス列は自動的に生成されます。
df = pd.read_excel('data.xlsx', index_col='Name')
- skiprows: 読み込む最初の行を指定します。
- デフォルトは
0
で、1行目から読み込みます。
- デフォルトは
df = pd.read_excel('data.xlsx', skiprows=1)
- nrows: 読み込む行数を指定します。
df = pd.read_excel('data.xlsx', nrows=10)
例
以下の例では、data.xlsx
という名前の Excel ファイルを読み込み、DataFrame 型の変数 df
に格納します。
import pandas as pd
df = pd.read_excel('data.xlsx', sheet_name='Sheet1', header=1, index_col='Name')
print(df)
# Name Age City
# 0 Alice 20 Tokyo
# 1 Bob 25 Osaka
# 2 Carol 30 Kyoto
詳細
- read_csv: CSV ファイルを読み込む
- read_table: 区切り文字で区切られたファイルを読み込む
- to_excel: DataFrame を Excel ファイルに書き出す
pandas.read_excel は、Excel ファイルを読み込んで、DataFrame 形式に変換する便利な関数です。
オプションを指定することで、読み込むシート、ヘッダー行、インデックス列などを指定することができます。
詳しくは、上記のドキュメントを参照してください。
pandas.read_excel のサンプルコード
基本的な使い方
import pandas as pd
# ファイルパス
filepath = 'data.xlsx'
# すべてのシートを読み込み
df = pd.read_excel(filepath)
# 特定のシートのみ読み込み
df = pd.read_excel(filepath, sheet_name='Sheet1')
# ヘッダー行を指定
df = pd.read_excel(filepath, header=None)
# インデックス列を指定
df = pd.read_excel(filepath, index_col='Name')
# 最初の10行のみ読み込み
df = pd.read_excel(filepath, nrows=10)
# 特定の行範囲を読み込み
df = pd.read_excel(filepath, skiprows=1, nrows=10)
データ型
# データ型を保持
df = pd.read_excel(filepath, dtype={'Age': int})
# 空白セルをNaNに変換
df = pd.read_excel(filepath, na_values=[''])
# 日付型を保持
df = pd.read_excel(filepath, parse_dates=True)
複数ファイルの読み込み
# 複数のExcelファイルをリストで読み込み
files = ['data1.xlsx', 'data2.xlsx', 'data3.xlsx']
dfs = [pd.read_excel(file) for file in files]
# 辞書で読み込み
dfs = {file: pd.read_excel(file) for file in files}
詳細なオプション
# エンコーディングを指定
df = pd.read_excel(filepath, encoding='utf-8')
# 区切り文字を指定
df = pd.read_excel(filepath, sep=',')
# スキップ行数を指定
df = pd.read_excel(filepath, skiprows=10)
# 使用するエンジンを指定
df = pd.read_excel(filepath, engine='openpyxl')
書き込み
# DataFrameをExcelファイルに書き出し
df.to_excel('output.xlsx')
# 特定のシートに書き出し
df.to_excel('output.xlsx', sheet_name='Sheet1')
# インデックス列を書き出し
df.to_excel('output.xlsx', index=True)
# ヘッダー行を書き出し
df.to_excel('output.xlsx', header=True)
pandas.read_excel 以外の Excel ファイルの読み込み方法
openpyxl
import openpyxl
# ワークブックを開く
wb = openpyxl.load_workbook('data.xlsx')
# シートを取得
sheet = wb['Sheet1']
# セルの値を取得
value = sheet.cell(row=1, column=1).value
# すべてのセルをループ
for row in sheet.rows:
for cell in row:
print(cell.value)
xlrd
xlrd は、Excel ファイルを読み込むための Python ライブラリです。
import xlrd
# ワークブックを開く
wb = xlrd.open_workbook('data.xlsx')
# シートを取得
sheet = wb.sheet_by_name('Sheet1')
# セルの値を取得
value = sheet.cell(0, 0).value
# すべてのセルをループ
for row in range(sheet.nrows):
for col in range(sheet.ncols):
print(sheet.cell(row, col).value)
csv
Excel ファイルを CSV 形式で保存し、pandas.read_csv で読み込む方法もあります。
import pandas as pd
# ExcelファイルをCSV形式で保存
wb.save('data.csv')
# CSVファイルを読み込み
df = pd.read_csv('data.csv')
まとめ
pandas.read_excel 以外にも、Excel ファイルを読み込む方法はいくつかあります。
それぞれメリットとデメリットがあるので、状況に合わせて使い分けることが重要です。
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