XSLTを使ってXMLを自在に変換!PHPによるサンプルコード集
PHP で XSLTProcessor クラスを使って XML 変換を行う
XSLT 変換 とは、XSLT スタイルシート を用いて XML 文書を変換する処理のことを指します。XSLT スタイルシートは、XML 文書内の要素をどのように処理し、出力結果をどのように生成するかを記述した XML 文書です。
準備
以下のものを用意する必要があります。
- PHP 5.3 以上
- XML 文書
- XSLT スタイルシート
基本的な流れ
XSLTProcessor クラスを使った XSLT 変換は、以下の基本的な流れで実行されます。
- XSLTProcessor クラスのインスタンスを作成
- スタイルシートを読み込む
- XML 文書を読み込む
- 変換処理を実行
- 結果を出力
コード例
<?php
// XSLTProcessor クラスのインスタンスを作成
$xslt = new XSLTProcessor();
// スタイルシートを読み込む
$xslt->importStylesheet(new DOMDocument('stylesheet.xsl'));
// XML 文書を読み込む
$xml = new DOMDocument('data.xml');
// 変換処理を実行
$result = $xslt->transformToXML($xml);
// 結果を出力
echo $result;
?>
ポイント
importStylesheet()
メソッドは、スタイルシートを読み込むためのメソッドです。transformToXML()
メソッドは、XML 文書を変換し、結果を XML 形式で返すためのメソッドです。- その他にも、さまざまなメソッドが用意されていますので、詳細はマニュアルを参照してください。
その他
- XSLT 変換は、複雑な処理にも対応できます。
- PHP 以外でも、さまざまな言語で XSLT 変換を行うことができます。
まとめ
XSLTProcessor クラスは、PHP で XML 変換を行うための強力なツールです。このクラスを用いることで、さまざまな形式のデータを生成することができます。
XSLTProcessor クラスを使ったサンプルコード
XML 文書を HTML に変換する
<?php
$xslt = new XSLTProcessor();
$xslt->importStylesheet(new DOMDocument('stylesheet.xsl'));
$xml = new DOMDocument('data.xml');
$result = $xslt->transformToXML($xml);
echo $result;
?>
<xsl:stylesheet version="1.0" xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform">
<xsl:output method="html" />
<xsl:template match="/">
<html>
<head>
<title>サンプル</title>
</head>
<body>
<h1>タイトル</h1>
<p>本文</p>
</body>
</html>
</xsl:template>
</xsl:stylesheet>
data.xml
<data>
<title>サンプル</title>
<body>本文</body>
</data>
XPath を使って要素を抽出する
<?php
$xslt = new XSLTProcessor();
$xslt->importStylesheet(new DOMDocument('stylesheet.xsl'));
$xml = new DOMDocument('data.xml');
$result = $xslt->transformToXML($xml);
echo $result;
?>
stylesheet.xsl
<xsl:stylesheet version="1.0" xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform">
<xsl:output method="html" />
<xsl:template match="/">
<html>
<head>
<title>サンプル</title>
</head>
<body>
<h1><xsl:value-of select="//title" /></h1>
<p><xsl:value-of select="//body" /></p>
</body>
</html>
</xsl:template>
</xsl:stylesheet>
data.xml
<data>
<title>サンプル</title>
<body>本文</body>
</data>
パラメータを渡して処理を変える
<?php
$param = array('name' => 'John Doe');
$xslt = new XSLTProcessor();
$xslt->importStylesheet(new DOMDocument('stylesheet.xsl'));
$xslt->setParameter('', 'name', $param['name']);
$xml = new DOMDocument('data.xml');
$result = $xslt->transformToXML($xml);
echo $result;
?>
stylesheet.xsl
<xsl:stylesheet version="1.0" xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform">
<xsl:output method="html" />
<xsl:param name="name" />
<xsl:template match="/">
<html>
<head>
<title>サンプル</title>
</head>
<body>
<h1>ようこそ、<xsl:value-of select
XSLT 変換を行うためのその他の方法
DOMDocument クラスは、XML 文書を扱うためのクラスです。このクラスを用いて、XSLT スタイルシートを直接読み込み、処理を行うことができます。
<?php
$xml = new DOMDocument('data.xml');
$xsl = new DOMDocument('stylesheet.xsl');
$xslt = $xml->createXSLTProcessor();
$xslt->importStylesheet($xsl);
$result = $xslt->transformToXML($xml);
echo $result;
?>
SimpleXML は、XML 文書を簡易的に扱うための拡張ライブラリです。このライブラリを用いて、XSLT 変換を行うことができます。
<?php
$xml = simplexml_load_file('data.xml');
$xsl = simplexml_load_file('stylesheet.xsl');
$result = $xsl->apply($xml);
echo $result;
?>
第三者ライブラリ
PHP 用の XSLT 変換ライブラリがいくつか公開されています。これらのライブラリを用いることで、より簡単に XSLT 変換を行うことができます。
どの方法を使うべきか
- 処理速度を重視する場合は、XSLTProcessor クラスを使うのがおすすめです。
- 簡易的に処理を行いたい場合は、SimpleXML を使うのがおすすめです。
- より複雑な処理を行いたい場合は、第三者ライブラリを使うのがおすすめです。
まとめ
PHP で XSLT 変換を行う方法はいくつかあります。それぞれの方法の特徴を理解し、状況に合わせて使い分けることが重要です。
サンプルコード満載!PHPでXSLTProcessor::__constructを使いこなす
XSLT は、XML 文書を変換するためのスタイルシート言語です。XSLT スタイルシートは、XML 文書内の要素をどのように処理し、出力するかを定義します。XSLT を使用することで、XML 文書を HTML、テキスト、PDF などのさまざまな形式に変換することができます。
PHPでXMLをXSLTを使って変換する際に役立つ XSLTProcessor::setParameter 関数
XSLTProcessor::setParameter関数は、XSLTスタイルシート内で使用するパラメータの値を設定するために使用されます。このパラメータは、スタイルシート内のXSLT式で使用して、XML文書の処理方法を動的に制御することができます。
PHPのxml_set_notation_decl_handler関数の使い方
xml_set_notation_decl_handler は、以下の用途に使用できます。特定の表記法宣言に基づいて、独自処理を行う表記法宣言の内容を検証する表記法宣言に基づいて、データ構造を構築するxml_set_notation_decl_handler 関数は、以下の 2 つの引数を受け取ります。
PHP odbc_do関数マスターガイド:SELECT、INSERT、UPDATE、DELETE、トランザクション
odbc_do関数の概要機能: ODBCデータベースへの接続、SQLクエリの実行、データの取得・更新・削除、トランザクション管理利点: 使いやすいシンプルなインターフェース さまざまなODBCデータソースに対応 効率的なデータ処理使いやすいシンプルなインターフェース
XMLReader::getAttributeNs以外の属性を取得する方法
XMLReader::getAttributeNsは、PHPのXML処理ライブラリであるXMLReaderクラスのメソッドの一つです。このメソッドは、名前空間URIとローカル名で指定された属性の値を取得するために使用されます。詳細引数 $name: 取得したい属性のローカル名 $namespace: 取得したい属性の名前空間URI
PHPでXMLをXSLTを使って変換する際に役立つ XSLTProcessor::setParameter 関数
XSLTProcessor::setParameter関数は、XSLTスタイルシート内で使用するパラメータの値を設定するために使用されます。このパラメータは、スタイルシート内のXSLT式で使用して、XML文書の処理方法を動的に制御することができます。
PHPでXMLエラーをデバッグする:libxml_clear_errors関数とエラーハンドラ
使用方法この関数は引数を取らず、単にエラーバッファの内容を消去します。例この例では、無効なXML文字列を解析し、エラーが発生した場合にエラーメッセージを出力します。その後、libxml_clear_errors関数を使用してエラーバッファを消去します。