Pythonで日付計算を楽々こなす:datetime.date.fromordinal()活用術
Python の Data Types における datetime.date.fromordinal() の解説
datetime.date.fromordinal()
は、プロレプシウス暦の日付を表す date
オブジェクトを、与えられた通日数から生成します。
使い方
from datetime import date
# 西暦1年1月1日を起点とした通日数
ordinal = 737548
# 通日数からdateオブジェクトを生成
date_obj = date.fromordinal(ordinal)
print(date_obj)
# 出力: 2024-04-02
引数
ordinal
: 西暦1年1月1日を起点とした通日数
返値
date
オブジェクト: 与えられた通日数に対応する日付
詳細
datetime.date
オブジェクトは、年、月、日の情報を持つ不変型です。datetime.date.fromordinal()
は、datetime
モジュールの関数です。- 西暦1年1月1日は通日数0となります。
- 通日数は、日付を連続した整数の値で表したものです。
例
- 2024年4月2日の通日数は、
date.fromordinal(737548)
で取得できます。 - ある日付の通日数を取得するには、
date.toordinal()
メソッドを使用します。
補足
datetime.date.fromordinal()
は、主に日付計算やカレンダー処理で使用されます。- 通日数は、異なる暦体系間で日付を変換する際にも役立ちます。
- 本解説は、Python 3.x を対象としています。
- 詳細については、上記の参考資料を参照してください。
datetime.date.fromordinal() のサンプルコード
from datetime import date
# 特定の日付
date_obj = date(2024, 4, 2)
# 通日数を取得
ordinal = date_obj.toordinal()
print(ordinal)
# 出力: 737548
通日数から日付を取得する
from datetime import date
# 通日数
ordinal = 737548
# 通日数からdateオブジェクトを生成
date_obj = date.fromordinal(ordinal)
print(date_obj)
# 出力: 2024-04-02
誕生日から年齢を計算する
from datetime import date
# 誕生日
birthday = date(2000, 1, 1)
# 今日の通日数
today_ordinal = date.today().toordinal()
# 誕生日からの通日数
age_ordinal = today_ordinal - birthday.toordinal()
# 年齢を計算
age = age_ordinal // 365
print(age)
# 出力: 24
ある日付が過去/未来/今日かどうかを判定する
from datetime import date
# 判定対象の日付
target_date = date(2024, 4, 3)
# 今日のdateオブジェクト
today = date.today()
# 過去/未来/今日かを判定
if target_date < today:
print("過去")
elif target_date > today:
print("未来")
else:
print("今日")
# 出力: 未来
西暦1年1月1日から指定された日までの日数を計算する
from datetime import date
# 指定された日
target_date = date(2024, 4, 2)
# 西暦1年1月1日の通日数
start_ordinal = date(1, 1, 1).toordinal()
# 指定された日までの通日数
target_ordinal = target_date.toordinal()
# 日数を計算
days = target_ordinal - start_ordinal
print(days)
# 出力: 737547
datetime.date.fromordinal() の代替方法
この機能を実現する代替方法はいくつかあります。
datetime.strptime() を使用する
from datetime import datetime
# 西暦1年1月1日からの日数
days = 737548
# 文字列形式の日付に変換
date_str = f"{days} days since 0001-01-01"
# 文字列からdateオブジェクトを生成
date_obj = datetime.strptime(date_str, "%d days since %Y-%m-%d").date()
print(date_obj)
# 出力: 2024-04-02
time.mktime() と calendar.timegm() を使用する
import time
import calendar
# 西暦1年1月1日からの秒数
seconds = days * 24 * 3600
# 秒数からstruct_timeオブジェクトを生成
struct_time = time.gmtime(seconds)
# struct_timeオブジェクトからdateオブジェクトを生成
date_obj = calendar.timegm(struct_time)
print(date_obj)
# 出力: 737548
自作の関数を作成する
def from_ordinal(ordinal):
"""
西暦1年1月1日を起点とした通日数からdateオブジェクトを生成する
Args:
ordinal: 通日数
Returns:
dateオブジェクト
"""
year = 1
month = 1
day = 1
while ordinal >= 365:
if is_leap_year(year):
ordinal -= 366
else:
ordinal -= 365
year += 1
while ordinal >= 31:
month += 1
ordinal -= 31
day += ordinal
return date(year, month, day)
# テスト
date_obj = from_ordinal(737548)
print(date_obj)
# 出力: 2024-04-02
これらの方法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。
**方法 | メリット | デメリット** |
---|---|---|
datetime.strptime() | シンプルでわかりやすい | 文字列形式の日付を事前に準備する必要がある |
time.mktime() と calendar.timegm() | 高速 | 複雑で分かりにくい |
自作関数 | 柔軟性が高い | コード量が増える |
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