Pythonで日付計算を楽々こなす:datetime.date.fromordinal()活用術

2024-04-03

Python の Data Types における datetime.date.fromordinal() の解説

datetime.date.fromordinal() は、プロレプシウス暦の日付を表す date オブジェクトを、与えられた通日数から生成します。

使い方

from datetime import date

# 西暦1年1月1日を起点とした通日数
ordinal = 737548

# 通日数からdateオブジェクトを生成
date_obj = date.fromordinal(ordinal)

print(date_obj)
# 出力: 2024-04-02

引数

  • ordinal: 西暦1年1月1日を起点とした通日数

返値

  • date オブジェクト: 与えられた通日数に対応する日付

詳細

  • datetime.date オブジェクトは、年、月、日の情報を持つ不変型です。
  • datetime.date.fromordinal() は、datetime モジュールの関数です。
  • 西暦1年1月1日は通日数0となります。
  • 通日数は、日付を連続した整数の値で表したものです。

  • 2024年4月2日の通日数は、date.fromordinal(737548) で取得できます。
  • ある日付の通日数を取得するには、date.toordinal() メソッドを使用します。

補足

  • datetime.date.fromordinal() は、主に日付計算やカレンダー処理で使用されます。
  • 通日数は、異なる暦体系間で日付を変換する際にも役立ちます。
  • 本解説は、Python 3.x を対象としています。
  • 詳細については、上記の参考資料を参照してください。


datetime.date.fromordinal() のサンプルコード

from datetime import date

# 特定の日付
date_obj = date(2024, 4, 2)

# 通日数を取得
ordinal = date_obj.toordinal()

print(ordinal)
# 出力: 737548

通日数から日付を取得する

from datetime import date

# 通日数
ordinal = 737548

# 通日数からdateオブジェクトを生成
date_obj = date.fromordinal(ordinal)

print(date_obj)
# 出力: 2024-04-02

誕生日から年齢を計算する

from datetime import date

# 誕生日
birthday = date(2000, 1, 1)

# 今日の通日数
today_ordinal = date.today().toordinal()

# 誕生日からの通日数
age_ordinal = today_ordinal - birthday.toordinal()

# 年齢を計算
age = age_ordinal // 365

print(age)
# 出力: 24

ある日付が過去/未来/今日かどうかを判定する

from datetime import date

# 判定対象の日付
target_date = date(2024, 4, 3)

# 今日のdateオブジェクト
today = date.today()

# 過去/未来/今日かを判定
if target_date < today:
    print("過去")
elif target_date > today:
    print("未来")
else:
    print("今日")
# 出力: 未来

西暦1年1月1日から指定された日までの日数を計算する

from datetime import date

# 指定された日
target_date = date(2024, 4, 2)

# 西暦1年1月1日の通日数
start_ordinal = date(1, 1, 1).toordinal()

# 指定された日までの通日数
target_ordinal = target_date.toordinal()

# 日数を計算
days = target_ordinal - start_ordinal

print(days)
# 出力: 737547


datetime.date.fromordinal() の代替方法

この機能を実現する代替方法はいくつかあります。

datetime.strptime() を使用する

from datetime import datetime

# 西暦1年1月1日からの日数
days = 737548

# 文字列形式の日付に変換
date_str = f"{days} days since 0001-01-01"

# 文字列からdateオブジェクトを生成
date_obj = datetime.strptime(date_str, "%d days since %Y-%m-%d").date()

print(date_obj)
# 出力: 2024-04-02

time.mktime() と calendar.timegm() を使用する

import time
import calendar

# 西暦1年1月1日からの秒数
seconds = days * 24 * 3600

# 秒数からstruct_timeオブジェクトを生成
struct_time = time.gmtime(seconds)

# struct_timeオブジェクトからdateオブジェクトを生成
date_obj = calendar.timegm(struct_time)

print(date_obj)
# 出力: 737548

自作の関数を作成する

def from_ordinal(ordinal):
  """
  西暦1年1月1日を起点とした通日数からdateオブジェクトを生成する

  Args:
    ordinal: 通日数

  Returns:
    dateオブジェクト
  """

  year = 1
  month = 1
  day = 1

  while ordinal >= 365:
    if is_leap_year(year):
      ordinal -= 366
    else:
      ordinal -= 365
    year += 1

  while ordinal >= 31:
    month += 1
    ordinal -= 31

  day += ordinal

  return date(year, month, day)

# テスト
date_obj = from_ordinal(737548)
print(date_obj)
# 出力: 2024-04-02

これらの方法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。

**方法メリットデメリット**
datetime.strptime()シンプルでわかりやすい文字列形式の日付を事前に準備する必要がある
time.mktime()calendar.timegm()高速複雑で分かりにくい
自作関数柔軟性が高いコード量が増える



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